「もし私が顧客に何がほしいかを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬がほしい』と答えただろう」という自動車王フォードの名言があります。またユーザー中心のはずのUXデザインで「顧客の声を聞かない」「ユーザーは本当に欲しいものを言葉にできない」という言葉を聞くことがあります。どうすればよいのでしょうか。欲しいものを訊くのではなく、行動の目的を訊くことで、ユーザーの本当のニーズにたどりつくことができます。Read less
![「顧客の声を聞かない」とはどういうことか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6476622a32b628a49da4fee0b5be47a8cf491a54/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.slidesharecdn.com%2Fss_thumbnails%2F20210816-ux-innovation-faster-horses-210815142841-thumbnail.jpg%3Fwidth%3D640%26height%3D640%26fit%3Dbounds)
「同情(Sympathy)」と「共感(Empathy)」はよく混同して使われます。 どちらも他者の苦しみに対する反応を表す言葉ですが、同じ意味ではありません。また、する側・される側の双方が経験することも異なります。 まずは「同情(Sympathy)」と「共感(Empathy)」の歴史と両者の関係について、Grammarlyの説明を見てみることにしましょう。 この2つの単語のうち、Empathyが英語に入ってきたのは最近のことです。Sympathyは約300年前にすでに使われていましたが、Empathyという単語が初めて書物に登場するのは19世紀になってからのことです。 どちらの単語にも「pathy」が含まれているので似通った印象を与えます。 これはギリシャ語の古語「pathos」を語源としており、「感情」「情動」のほかに「苦しみ」「災難」の意味を持っています。 どちらの単語も感情に関するも
私が知る限り、もっとも人心掌握に秀でたマネジャーの一人は、あるSIerのMさんだ。 といっても、Mさんは特に人望があるわけでも、人徳が高いわけでもない。 そういった定性的な話ではない。もっと実務的なのだ。 実は、彼が人心掌握に優れていると判断する理由は、「人を動かすこと」の巧みさゆえである。 私が言わない方がいい、彼に言ってもらおう 私がMさんの人心掌握術の巧みさを知ったのは、「情報セキュリティ対策プロジェクト」の時だった。 ご存じの方も多いと思うが、セキュリティ対策はさまざまな日常の手続きを煩雑化することがある。 例えばお客さんとの情報のやり取りに関する制限がかかったり、記録をつけなければならなかったりなどだ。 Mさんの部下も例外ではなかった。 現在進行中のプロジェクトの情報のやり取りに問題がある、とセキュリティ監査で指摘され、その改善策として上から提示されたルールが、かなり煩雑なものだ
いろいろと大変なご時世。 家でリモートワークをしていても、つい気持ちが沈んでネガティブになってしまうことが増えました…。 そこで今回は、ロート製薬の「Vロートプレミアム」とのタイアップ企画として、“ネガティブな気持ちの切り替え方”をテーマに、この方にお話を聞きます…! 【西川貴教(にしかわ・たかのり)】1970年生まれ、滋賀県出身。1996年、ソロプロジェクト「T.M.Revolution」としてシングル「独裁 -monopolize-」でデビュー。「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」「WHITE BREATH」「INVOKE」などヒット曲を連発する。故郷・滋賀県から初代「滋賀ふるさと観光大使」に任命され、県初の大型野外ロックフェス「イナズマロック フェス」を毎年主催している
12月であるし、アドベントカレンダーが回っていたりして、よくできた興味深いブログの記事を目にすることが多い。 よくできた記事ばかり見ていると、自分もちゃんとしたものを出さなければ、となってしまうことがありそう。しかしちょっと待ってほしい。 ブログ記事、といっても、プロの編集の手が入ったお金のかかった記事、一人で頑張って書いた大作、チョロっと書いて出てきた日記まで様々なものがある。 100文字くらいで終わっているものもあれば10万文字くらい書かれているものもあるので、文量に1000倍の差がある。 映像の世界で1000倍の差を出そうとすると、2時間すなわち7000秒の映画と、スマホで撮った7秒の動画、くらいの差がある。 2時間で観れるすばらしい映画がなにかあるとして、 Amazon.co.jp: フォレスト・ガンプ/一期一会 (字幕版)を観る | Prime Video これの1000分の1の
インタビュー・テキスト by 黒田隆憲 撮影:前田立 編集:青柳麗野(CINRA)、川浦慧(CINRA.NET編集部) オードリーの若林正恭による、2016年の旅行記『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』が文庫化され、書き下ろしの新章として「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」の三編と、彼とプライベートでも親交の深いDJ松永(Creepy Nuts)による「解説」が追加された。 かつて「人見知り芸人」と呼ばれた若林は、2016年に逝去した父が家族に遺したメッセージを読んだことがきっかけで、「外の世界」へと目を向けるようになっていく。自分が抱える「生きづらさ」の要因が、「スペック」や「勝ち負け」を重視する新自由主義的な価値観にあり、そこでサバイブするための隠しコマンドは「没頭できる趣味」「血の通った関係」であると気づいていく。そんな過程を綴った本書は、単なる旅行記エッセイとは一
日本が歌下手アイドルの国になったのではなくて洋楽にはもはや音痴という概念がないという話日本が歌下手アイドルの国になった戦犯は誰なの?https://anond.hatelabo.jp/20200924204657 あたかも洋楽エンタメの世界は歌が上手い人がもてはやされているような論調だが10年代以降のポップスの状況を顧みると、元増田は今の海外シーンを旧来の日本のエンタメ観で捉えてしまっているような気がする。 じゃあ今の海外シーンは昔とどう変わったのかって話をすると、それは大きくいってヒップホップがメインストリーム化したことじゃないか。 ヒップホップがメインストリームになったというのはEminemや50 Centみたいな音楽ばっかりになったってことではなくて、ポップスがヒップホップの感覚で作られるようになったということね。 旧来のポップスもとい今の日本の一般的な制作体制ってのは、基本的に作家
「なんか今日は、やる気が出ないな…」 そう思って「やる気を出す方法」をネットで検索してみると、目標を立てる、ご褒美を設定する、テンションが上がる音楽を聴く…とか、うーん、当たり前なことしか出てこない。 もっと目からウロコの簡単ライフハックはないのだろうか? …というわけで、東京大学教授で脳研究者の池谷裕二先生にお話をうかがってきました。
最近読み直していて、結構なインパクトがあった本がある。 元GoogleのCEO、エリック・シュミットが書いた、「1兆ドルコーチ」だ。 「1兆ドルコーチ」とは、シリコンバレーで活躍したビル・キャンベルというコーチのこと。 何を大げさな、と思う方もいるだろうが、「1兆ドル」は決して大げさな表現ではない。 ビル・キャンベルは1兆ドルにも値するコーチだった。いや、1兆ドルは彼が生み出した価値に遠くおよばない。 彼はスティーブ・ジョブズがつぶれかけのアップルを立て直し、時価総額数千億ドルの会社にするのを助けた。ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、エリックがスタートアップだったグーグル(現アルファベット)を時価総額数千億ドルの企業にするのを助けた。これだけでも1兆ドルを大きく超えているが、ビルがアドバイスした企業はほかにも数知れない。 彼がコーチした人たちの名には、元アメリカ副大統領や、スタンフォード大
社会人になって数年たったR25世代のビジネスマン。後輩ができたり、ちょっとしたチームのリーダーを任せられたりする機会も増えてきます。 でも、いわゆる「マネジメント」なんてしたことないから、どうしたらいいのかわからない! 今回は、そんな悩みを、この超大物に相談する機会に恵まれました。 【つんく♂】1968年生まれ。大阪府出身。1992年、「シャ乱Q」でデビュー。「シングルベッド」「ズルい女」「いいわけ」などのヒット曲を発表する。1997年より「モーニング娘。」のプロデューサーとして活動。その後、「ハロー!プロジェクト」にて多くのグループのプロデュースを務める。2020年には絵本『ねぇ、ママ?僕のお願い!』(双葉社)をプロデュース。また、オンラインサロン「つんく♂エンタメ♪サロン」を主宰するなど、さまざまな活動を続ける プロデューサーとして、モーニング娘。をはじめとする、数多くの才能を見出して
東野幸治が自身のYouTubeチャンネルで配信している「東野幸治の幻ラジオ」にて、これからの時代のお笑い芸人の在り方について語った。 東野幸治はまず、大炎上した岡村隆史の女性蔑視発言について、自身の過去の発言を振り返る。 <今回の岡村君の発言に比べたら、僕の(昔の)発言なんてもっとひどいですから。炎上だけじゃ済まないですし、芸能界8回ぐらい辞めていなければいけないぐらいの問題発言があります> しかし、いま東野はそのような問題発言をしない。「アップデート」したからだ。東野の言う「アップデート」とは、どういうことなのか。 「オネエキャラ」タレントをめぐる変化 東野幸治が「時代の変化」の具体的な例としてまず挙げたのは、いわゆる「オネエキャラ」タレントに対するコメントだ。 まず、そういったタイプのタレントの呼び方自体が変わった。 かつてテレビでは「オカマ(キャラ)」という呼称を使っていたが、「オカ
物事の悲観的な面に着目する悲観主義はよくないものだと考えられがちであり、世の中には「楽観的に生きる方法」などを教えるセミナーや書籍も存在するほか、楽観主義者は寿命が平均して11~15%長いといった研究結果も発表されています。ところが、シェフィールド大学の心理学者であるFuschia Sirois氏は、「特定のタイプの悲観主義者にはさまざまなメリットがある」と主張しています。 The surprising benefits of being a pessimist https://theconversation.com/the-surprising-benefits-of-being-a-pessimist-91851 Sirois氏によると、悲観主義者は単にネガティブな考え方をするだけでなく、特定のイベントについて楽観主義者が「望ましい結果になる可能性が高い」と考えるのに対し、悲観主義者は
成功目指すためのわかりやすいツール 「弱肉強食」の社会がもたらす需要 「ノウハウ平等主義」という甘い夢 書店に並ぶビジネス本に、「能力開発」をうたうセミナー。こうした営みは一般に「自己啓発」と呼ばれます。一定のノウハウさえ学べば、学歴や職歴に関係無く、誰でも社会的に成功できる――。魅力的な触れ込みとは裏腹に、「効果がない」などの批判が寄せられることも少なくありません。実情について専門家に尋ねてみると、「猿山の論理を体現している」という言葉が返ってきました。果たして、その真意とは?(withnews編集部・神戸郁人) 成功目指すためのわかりやすいツール 自己啓発の領域では、極端な前向き思考といった要素が重視されます。こうした考え方は、どのように生まれてきたのでしょうか? 立教大社会学部の小池靖教授(宗教社会学)は、欧米における近代社会の発展が、一つの契機になったと分析します。 「大衆社会が成
桜井章一・藤田晋著『運を支配する』より 藤田晋「運の量は無限。正しい『選択・努力』で複利のように増えていく」 新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、多くの企業がリモートワークに切り替わりました。 若手ビジネスパーソンのなかには「この期間に何かしたほうがいいのだろうか」という不安になっている人もいるでしょう。 そんな不安を払拭するべく、新R25では特集「先駆者のシゴトの極意」をお届け。 最前線で活躍する先駆者たちの著書より、どの時代でも通用する、若手ビジネスパーソンが大切にすべき仕事の心構えをご紹介します! 今回は、サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋さんと、20年間無敗の伝説を持ち「雀鬼」の異名で呼ばれる雀士・桜井章一さんとの共著『運を支配する』より、藤田社長の「シゴトの極意」をご紹介します。 経営者でありながら、実は2014年「麻雀最強位」のタイトルホルダーでもある藤田社長は、
多くの若手を見る後藤さんが語る「いい若手」とは? 「揺るがないし、無意味な反発もしない人がカッコいい」アジカン後藤が提唱“ゆとり世代最強説” 多くのR25世代のビジネスパーソンは、上司や人事から評価される対象。 「いい人材」「ダメな人材」の基準って、気になりますよね。 多くの“若手”を見ている人に、「いい若手の条件」をきいてみたい…。 そう思った編集部は、今回、音楽業界で「たくさんの若手と関わる活動」を精力的に行っている大物へのインタビューに成功してしまいました。 【後藤正文(ごとう・まさふみ)】1976年生まれ、静岡県出身。1996年、大学の軽音楽部で「ASIAN KUNG-FUGENERATION」を結成。2003年にメジャーデビュー。同年からフェスイベント「NANO-MUGEN FES.」を主催。2020年3月13日には約3年ぶりとなるソロ作品「Nothing But Love」が配
意識の高い人々がブログ等で書く「生存戦略」はだいたい、いかにして金を稼ぐかの話をしている。俺のような意識の低いフリーランスにとっての「生存戦略」は文字通り、下手をすると死んでしまうかもしれない罠だらけの生活において、なんとか死なずに生き延びようという話である。厳密にいえば俺は個人事業主でなく一人会社だが、どちらにしても一人きりなのは同じだ。マイクロ法人とか色々と呼び方はあるらしいが何でも良い。意識の低い孤独な人間がどうやって仕事を得て、どうやって心をすり減らさずに仕事と向き合うか。そんな話を書きたいと思っている。 俺は一人きりの株式会社でWebエンジニアをやっている。他の業種にも当てはまるのか、あるいは全く普遍性が無いのかは分からない。 電話電話には出なくていい。気付かなかったことにして、あとでチャットワークかSlackで「先ほどはすみません」と言えばいい。そのまま文字でコミュニケーション
「自分もインターネットも、ゆっくり変えていきましょう」 宇野常寛が「SNSで人を叩く人はバカになる」と語る理由と、抜け出すための2つの“武器” みなさんはインターネットで発信をしていますか? 誰もが自由に発信できるようになった現代。一方的にニュースを観ていたころと比べて、僕らの日常には「考える時間」がかなり増えたような気がします。 しかしその一方で…「この四半世紀、インターネットやSNSで発信する人の何割かは、確実に愚かになっている」と発言するお方が。 それが… 【宇野常寛(うの・つねひろ)】1978年生まれ。株式会社PLANETS代表取締役、批評誌<PLANETS>の編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)など多數 今月
水野 糸井さんも「やめたい」とか �思うことはあるんでしょうか? 糸井 若いとき、すぐに「やーめた」と 言っていた時期はありますよ。 そのときはやめる代わりに 「解散はおもしろおかしくやる」というのが ぼくのやりかただったんですけど。 ただ、いまやってる「ほぼ日」とかって、 やめるつもりがなくなったことなんです。 「自分ひとりの話じゃないなあ」みたいな。 おそらく歌の人も、そういうところが あるんじゃないですか? 聴いてくれたり、買ってくれたり、 サポートしてくれたりする人まで含めて 大きい自分、みたいな。 水野 すごくわかります。 だけどそれ、苦しくないですか? 糸井 たしかに苦しさもありますよ。 でも、喜びもある。 子供を育てるときと同じようなもので、 「義務だから育てなきゃ」とか以上に 子供が笑いかけてくれるとか、 ちょっと余計にことばを覚えたとか、 そういうのが楽しいわけで。 水野
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