新型コロナ対策の持続化給付金をだまし取ったとして、島根県警に詐欺容疑で逮捕された慶応大4年鶴岡嵩大容疑者(22)が関わった給付金の不正受給額が、計1千万円以上とみられることが29日、捜査関係者への取材で分かった。 鶴岡容疑者が指南役として、給付金申請手続きをマニュアル化し、知人らにSNSで申請を促していたとみられることも判明。捜査関係者によると、それぞれ数十万円を同容疑者に「アドバイス料」として渡した疑いがあるという。慶応大によると同容疑者は野球部に所属していた。 関係者によると鶴岡容疑者は、プロ野球南海(現ソフトバンク)監督の故鶴岡一人氏の孫。