“魚が手に入らない!” 日本漁業の生産量は1980年代の1/3以下に減少 豊かな海を取り戻し食文化を未来につなぐため、料理界初のアクションへ トップシェフチームChefs for the Blueが水産庁長官へ未来の海を守るための提言書を提出します 【日時】 2024年5月27日(月) 13:30〜 水産庁長官に提言書提出、懇談 農林水産省内 水産庁長官室にて 15:30〜 記者会見 日本記者クラブ内 9階大会議室にて 【背景・問題意識】 「和食」が2013年にユネスコ無形文化遺産として登録されてから、10年。四方を海に囲まれた日本において、魚介を使った様々なジャンルの料理の提供は、私たち日本人の食生活や健康を豊かにしてきました。また訪日外国人にとっても日本を訪れる大きな目的となっています。 この大切な日本の水産物を手に入れることが、飲食店にとってどんどん難しくなっています。市場に入荷
ASC認証を受けた泉澤水産のいけすを船上から見学する関係者 釜石湾で海面養殖を手掛ける泉澤水産(岩手県釜石市、泉澤宏代表取締役)の養殖場で育てられるサクラマスとギンザケが、自然・地域環境に配慮して生産された水産物であることを示す国際認証「ASC認証」を取得した。認証を受けたのは県内では初めてで、国内のサケマス養殖業者としては6件目。商用ベースのサクラマスでは世界初の事例だという。10日に認証書の授与式があり、泉澤代表取締役は「販路拡大や輸出も視野に入れて取り組みたい」と腕をまくる。 同社は1933年創業。主力の定置網漁業でサケの記録的な不漁が続き、供給不足を補う手段として、市や岩手大などとコンソーシアムを構成して2020年11月から海面養殖を試験的に開始した。魚種は日本の在来種で、釜石地方で「ママス」としてなじみのあるサクラマス。翌年には稚魚の陸上養殖も始めた。22年に事業化。合わせて、ギ
人工衛星の観測データを活用し、道内で3年前に大きな漁業被害をもたらした植物プランクトン「カレニア・セリフォルミス」による赤潮を判別する手法を、道や道立総合研究機構(道総研)などで構成する「北海道赤潮対策緊急支援事業共同研究機関」が開発した。調査船では困難な沖合の広い範囲の監視が可能で、早期発見に有効だとしている。...
「過去最低の漁獲量」「歴史的不漁」といった言葉が、サンマをはじめ、さまざまな魚種で、かつ全国で毎年のように出てくる日本の漁業。前年度より少しでも漁獲量が増えただけで、分母が小さくなったことを考慮せずに「前年比〇%増」「前年比〇倍」などと報道されます。 しかしながら、数十年という長いスパンで見れば大した増加ではなく、逆に大きく減少しています。そして数年たつと漁獲量はさらに減るという負の連鎖の繰り返しです。 これは、国際的な視点でみると、科学的根拠に基づく漁業管理・数量管理を怠ってきた結果にほかなりません。魚が減っていく本当の理由について社会的に誤解が広がっていることが「大問題」なのです。 サンマは実質「獲り放題」のまま 2024年4月15日から18日にかけて北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が大阪で開催されました。そこで、不漁が続き危機に瀕しているサンマの漁獲可能量(TAC)について、
気仙沼魚市場でカツオの水揚げが好調なことを受けて、市内の鮮魚店も忙しさを増している。同魚市場には21日の初水揚げ以降、休場日をはさんで28日まで7日連続で水揚げがあった。数量もまとまって価格が落ち着いていることで、市民や観光客も買い求めやすいようだ。鮮魚店では「ぜひ今年のカツオを味わって」とPRし、水揚げが続くことを願う。 魚市場に近い「海の市」内の鮮魚店では、28日も開店早々からカツオを買い求める市民の姿が見られた。富谷市に住む親戚に丸ごと1匹贈るという市内関根の男性は「毎年、気仙沼のカツオを楽しみに待っており、喜んでくれたらうれしい」と笑顔を見せた。 店によると、21日に今シーズン初のカツオ水揚げがあり、テレビや新聞で取り上げられたことで市民や観光客の来店者が増加し、売れ行きも上々という。 地元だけでなく、県外の飲食店からの引き合いも強まっている。市内港町の鮮魚店では、東京や大阪の居酒
気仙沼市唐桑町浦の畠山達也さん(70)が、竹を材料に制作しているマグロ船や帆船の見事な出来栄えが地域の話題となっている。 畠山さんは元遠洋マグロはえ縄船の漁船員で、15歳から48歳まで乗船した。当時、船内で使われていたカギや大漁旗を飾るために使った竹を、再利用できないかと考えて始めたのが、船の模型作りだった。22歳ごろに初めて完成させて以来、乗船中に時間を見つけて制作に励んだ。 新型コロナウイルスが流行し、外出がままならなかった時、何かできることはないかと、漁船員時代の模型作りを思い出した。東日本大震災で自宅が被災し、作った模型は流されてしまったが、姉宅に保管していた模型が再建した自宅に戻っていたことも背中を押し、再び取り組み始めた。 設計図は畠山さんの頭の中。知人らから提供を受けたモウソウダケなどの太さや形からイメージを膨らませ、竹を薄く削ったり、細く切ったりして細かいパーツも組み立て本
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大井町山田の人工サーフィン場「ラ・レイエス湘南」で今月、銅線ケーブルが盗まれ、被害見積額が2100万円に上ることが28日、捜査関係者への取材で分かった。金属価格高騰で全国的に転売を目的とした銅線などの盗難事件が急増しており、松田署は窃盗事件として捜査している。 署と運営会社によると、24日午前9時ごろ、施設従業員が屋外に設置した造波装置のモーターと電源をつなぐケーブルが切断され、ケーブル約2000メートル分とケーブルを巻くドラムなどが盗まれているのを発見した。施設は点検による休業中で、前日夕方までメンテナンス作業が行われていた。サーフィン場のプールには周囲にフェンスなどはなく、外部から人が立ち入れる状態だったという。 6月オープン予定も「めど立たない」
東北大発のスタートアップ(新興企業)が、南海トラフ巨大地震で被害が懸念される高知県と同県沿岸19市町向けに、津波の浸水が始まる時間や浸水域などの予報を配信するサービスを開始した。気象庁から津波予報業務の許可を民間事業者として初めて取得した。自治体の災害対応を支援する目的で、個人への配信予定はない。 企業は津波工学が専門の東北大災害科学国際研究所の越村俊一教授らが立ち上げた「RTi―cast(アールティーアイキャスト)」。 津波を伴う地震が起きると、気象庁の発表を基に東北大のスーパーコンピューターで解析。100平方メートル単位での浸水域に、浸水の開始時間や高さを示した地図を、発生後20~30分で配信する。 東日本大震災では津波被害の把握が難航し、支援活動が遅れるケースがあったとされる。詳細な津波予報を出すことで、自治体が迅速に災害対応できるようにする狙い。越村教授は「全国の自治体や沿岸部に拠
製品評価技術基盤機構(NITE)は、生分解性プラスチック(以下、生分解性プラ)を海洋で分解する微生物の提供を開始した。NITEなどが実験で分解活性を確認した種を含む、20株を事業者などに提供する(図)。これら微生物の分解活性や生理性状の調査により分解機構の研究が進み、新たな海洋生分解性プラの開発につながると期待される。 NITEは岩手大学や鹿児島大学、島根大学、広島大学と共に、2年間にわたり生分解性プラの浸漬(しんせき)実験に取り組んできた。その結果、これまでに報告例のない多くの微生物種が分解活性を持つことが分かった。このほど提供を始めた20株は、同実験で用いた生分解性プラそれぞれに対して比較的高い分解性を示した微生物を含む。 この実験では、ポリブチレンサクシネートアジペート(PBSA)、3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート重合体(PHBH)、ポリカプロラクトン(P
佐渡市の真野湾で、養殖されているカキの不漁が続いています。原因は、クロダイなどの魚による食害で、市の支援も受けて漁師が対策を進めています。 5月25日、佐渡市沢根地区の漁港に届いた約2万枚のホタテの束。5mmほどに育ったカキの稚貝が付着しています。ホタテ1枚あたり30個前後。広島県の江田島湾で育てられたものです。沢根地区では10軒ほどの漁師が真野湾でイカダ100台を使ってカキを養殖しています。 以前はひと冬でむき身で約3tを水揚げしていました。しかし、ここ5年ほどは激減していて、この冬は600kgほどでした。 その原因がクロダイなどの魚による食害でした。水揚げの減少から資金繰りが難しくなり、佐渡市が2年間の援助を決めました。今回の稚貝の費用は約55万円で、半額を市が補助しています。 ■佐渡市農林水産振興課 小熊智也主事 「真野湾の沢根のカキは、地域に根付いた重要な産業になっていますので種ガ
【うるま】うるま市の平安座島サンゴ礁保全再生活動地域協議会は19日、平安座島沖合で、養殖したサンゴの観察会とモズク狩り体験のモニターツアーを一般ダイバー向けに開いた。参加したダイバー9人は、養殖したサンゴの成長を確認した他、つかみ取りしたモズクをみそ汁にして食べて、漁業と観光を組み合わせた体験ツアーを楽しんだ。 オニヒトデの食害、大規模な白化現象で減り続けるサンゴの再生に取り組む県事業の一環で、同協議会は昨年10月からサンゴの養殖を開始。島の現状を多くの人に知ってほしいという思いから、ダイバーにも参加を呼びかけて活動している。 今年1月のサンゴの定着率は96%で、今回はやや白化したり波に流されたりした影響で90~85%と微減した。モズク狩り体験もして、ダイバーは海から出た後に新鮮なモズクをみそ汁にして味わった。モズクはキロ単価200円で販売した。 一般ダイバーとして参加した岩間昭男さん(5
有明海で生息数が減っている二枚貝や養殖ノリが育ちやすい環境に漁場を改善しようと28日午前、鹿島市で地元の漁師らが海底耕うんを行いました。 【長島百花】 「午前7時半すぎの浜漁港です。海底耕うんに向かおうと漁業者が出港の準備をしています」 鹿島市の浜漁港には28日朝早く、地元の漁業者約15人が集まり、漁港から5キロメートルほど離れた沖合へ次々に出港しました。 海底耕うんは生息数が激減している二枚貝や、近年色落ちの被害などが確認されている養殖ノリが育ちやすい環境になるよう漁場を改善しようと、海底の土をかき混ぜる作業です。 県有明海漁協の鹿島支所が国や県などから、委託を受け去年から取り組んでいます。 28日午前は5隻の船で、ロープでつないだ大きなローラーを3人がかりで海へ投入。 ローラーを船で引っ張り、約4時間かけて海底を耕していました。 【漁業者】 「何年か西部地区がノリの色落ちで水揚げもあが
高知市の仁淀川河口でのシラスウナギ密漁事件を捜査していた高知海上保安部は27日、漁業法違反(特定水産動植物の採捕・無許可漁業)容疑で男3人を高知地検に追送検した。 香南市夜須町西山の会社員、男性A(40)▽高知市西秦泉寺の会社員、男性B(42)▽同市布師田の会社員、男性C(21)―の3容疑者=いずれも逮捕済み。 追送検容疑は、8日午後8時ごろ、…
シャチ、人間と仲良しじゃなかった? 15頭の軍団でヨットを襲う2024.05.24 23:005,974 Maxwell Zeff - Gizmodo US [原文] ( 中川真知子 ) サメを攻撃することで知られるシャチですが、どうやらヨットも攻撃しているみたいです。 70年代に、大切なパートナーを殺されたオスのシャチが、人間に復讐するためにボートを襲いまくる『オルカ』というパニック映画がありましたが、今、モロッコ領海のジブラルタル海峡では同じようなことが発生しているらしいのです。 シャチの群れがヨットを襲うロイターによると、今月12日午前9時頃、ヨットに乗っていた2人組がシャチの攻撃を受けたそうです。ヨットは全長49フィート(約15メートル)ありましたが、船体と舵に大きな衝撃を受け、浸水。その後、海に沈んでしまったそうです。 2人は近くにいたタンカーによって救助されました。 15頭のシ
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