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ブックマーク / courrier.jp (51)

  • カリフォルニアで米を作り続けて100年 「コウダ農場」が幕を下ろす | 強制収容所に収監され、太平洋戦争も乗り越えて

    国府田敬三郎は祖国から遠く離れた地で米作りを始め、「カリフォルニア米の帝王」と称された。その敬三郎の意志を引き継ぎ、有名シェフからも愛される米を代々作り続けてきたコウダ農場だが、ついにその地を手放すという決断を下した。 8月に水の引き込みが切られると、カリフォルニア州のサウス・ドス・パロスにある水田は緑から黄金色へと変わる。コウダ農場を経営するロビン・コウダとロス・コウダの姉弟は、だんだん水分が抜けていく稲を手にとり、最適な収穫時期の頃合いを計る。 いまから97年前にカリフォルニアで家族経営の米作りを始めたのは、2人の祖父の国府田敬三郎(こうだ・けいさぶろう)だ。コウダ農場は新品種「コクホウローズ(國寶ローズ)」を開発し、1960年代に初めて売り出した。世代を問わず、多くの料理人がこの米国育ちの日的な米に感銘を受け、さまざまな料理を作ってきた。 だが今秋、コウダ家の農場から新米が出荷され

    カリフォルニアで米を作り続けて100年 「コウダ農場」が幕を下ろす | 強制収容所に収監され、太平洋戦争も乗り越えて
    kamanobe
    kamanobe 2024/09/08
  • スターリンが強制移住させた「高麗人」を呼び戻す韓国“消滅危機都市” | 画期的な少子高齢化対策は吉と出るのか

    と同様、少子高齢化に苦しむ韓国の地方都市・堤川が、朝鮮半島にルーツを持つ旧ソ連領への移住者「高麗人」を誘致しはじめた。受け入れ側と移住者の双方が、この興味深い取り組みの課題とポジティブな変化を米紙「ニューヨーク・タイムズ」に語っている。 キム・チャンギュは韓国内陸部の都市・堤川(チェチョン)の出身だ。市長として40年ぶりに戻ってきたとき、「故郷が消滅の危機にある」と感じた。 十数校もの学校が廃校になり、映画館もひとつなくなった。近隣の鉱山も次々と閉鎖され、主要産業だったセメント業も衰退した。 人口13万人の街の中心部には空き店舗が目立ち、経営者たちは労働者の確保に悩まされている。 韓国の他の多くの地方都市と同様、堤川は急速に進む少子高齢化に頭を痛めている。過疎化が進む他の都市は、新婚夫婦に補助金を支給したり、学齢期の子供がいる家庭に住居を無償で提供したりといった対策を打ち出す。 だが、

    スターリンが強制移住させた「高麗人」を呼び戻す韓国“消滅危機都市” | 画期的な少子高齢化対策は吉と出るのか
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    kamanobe 2024/09/05
  • ガブリエル・ブレア「男性の『無責任な射精』が、望まない妊娠の原因です」 | ベストセラーの著者が試みた「これまでになかったアプローチ」

    ※同書と記事は異性愛者の視点から、生殖能力のある異性愛者同士の関係性を対象として書かれていますが、力関係や責任といったテーマを取り扱っており、特定の性自認にかかわらず役立つ内容となり得ると考えております。 何が書いてあるのか 「望まない妊娠は、セックスが原因ではない。男性が無責任な射精をした場合にのみ、望まない妊娠が起きる。彼自身と、彼のパートナーが妊娠を望んでいない状況なのに、男性が精子を女性のヴァギナ(膣)に放出した場合にのみ、それが起きるのだ──」 衝撃的な序章からスタートする『射精責任』。 展開される全28の項目では、妊娠の原因である男性の生殖機能は安易にコントロール可能であるにもかかわらず、避妊と妊娠に伴う精神的・身体的負担を女性のみに背負わせ続けている実態について、赤裸々に書き出す。 さらに、それらの負担が社会内で「当たり前のこと」として軽視され、女性の痛みや生命の危機が適切

    ガブリエル・ブレア「男性の『無責任な射精』が、望まない妊娠の原因です」 | ベストセラーの著者が試みた「これまでになかったアプローチ」
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    kamanobe 2024/08/06
  • 私たちの社会は「妊娠と避妊」を男性優位で考えていることに無自覚です | 『射精責任』筆者が語る「中絶と避妊は女性の問題」という思い込み

    「わかりやすさ」が真実を隠す ──では、「セックスへの同意」と「妊娠の同意」が異なることなど、革新的なことがいくつか指摘されています。それらは考えてみれば当たり前です。ですが、そんな当たり前のことを、今まで誰も指摘してこなかった。なぜ、私たちの社会は、今までそれらの点に注意を払ってこなかったのだと思いますか? はい。多くの人がそれらに気付いていなかったと思います。私ですら、考えたことがありませんでした。6人の子供がいて、セックスについても妊娠についても充分知っている私でさえ。 正確な答えかどうかはわかりませんが、遺伝子検査技術が誕生するまで、私たちは誰が子供の父親かを証明することができなかったからではないでしょうか。 人類の長い歴史において、母親が誰かについては明らかでした。妊娠しておなかが大きくなるし、出産しますからね。でも、父親はそうではありません。 顔が似ていようが周りが何と言おう

    私たちの社会は「妊娠と避妊」を男性優位で考えていることに無自覚です | 『射精責任』筆者が語る「中絶と避妊は女性の問題」という思い込み
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    kamanobe 2024/08/06
  • 性急すぎるインターネット導入で、「アマゾン先住民族の日常」は一変した | ネットの使いすぎ、ポルノ視聴…

    マルボ族の近代化を推進した「一家」 ジャバリ・バレー先住民区域は、地球上で最も隔絶された場所の一つだ。ポルトガルに匹敵する広さの熱帯雨林が蒼と広がり、道路はなく、迷路のように入り組んだ水路が張り巡らされている。ジャバリ・バレーに住む26部族のうち、19部族が完全な孤立状態で暮らしている。 その一つであるマルボ族も、かつては外界との接触がなく、何百年もの間、森の中を移動しながら生活していた。19世紀末に天然ゴムの違法伐採業者がやってきたことで、長年にわたる暴力と疫病に見舞われたが、同時に新たな習慣や技術がもたらされもした。 マルボ族は服を着るようになり、なかにはポルトガル語を学ぶ者も出てきた。イノシシ狩りに使う弓矢は銃に、キャッサバ畑を開墾するための鉈(なた)はチェーンソーに持ち替えられた。 この変化をとくに推進した一家があった。セバスチャン・マルボは、1960年代に森の外で暮らしはじめた

    性急すぎるインターネット導入で、「アマゾン先住民族の日常」は一変した | ネットの使いすぎ、ポルノ視聴…
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    kamanobe 2024/06/29
  • スーパーマリオの作曲家・近藤浩治が語る「私が考える理想のゲーム音楽」 | 世界に響く音楽を作る「秘訣」

    米国の生活において文化的、歴史的、美学的に重要な音楽として、米国議会図書館に登録された『スーパーマリオブラザーズ』のテーマ曲。同曲を作った任天堂の近藤浩治から、ゲーム音楽作りの秘訣について米紙「ワシントン・ポスト」が聞いた。 米国の歴史にも重要な曲 近藤浩治(62)は、米国議会図書館の「国家保存重要録音登録簿」に登録される音楽がどんなものなのか、理解していなかった。そのリストに並んでいたのは、ジョン・レノンの『イマジン』、ビリー・ホリデイ、マイルス・デイヴィス、アレサ・フランクリン、『イパネマの娘』などだった。 「並んでいるのは有名な曲、もっと有名なもの、それより著名な曲…という感じでした。調べれば調べるほど、どれも信じられないほど重要なものだったんです」。近藤は通訳を介して米紙「ワシントン・ポスト」のインタビューにそう答えた。 2023年、名古屋出身の近藤の作品は、米国での生活にとって「

    スーパーマリオの作曲家・近藤浩治が語る「私が考える理想のゲーム音楽」 | 世界に響く音楽を作る「秘訣」
  • 「AIは世界を支配できない」と断言するSF作家テッド・チャンが恐れること | AIは「応用統計」に過ぎない…

    哲学的SF作家と称され、数々の作品が高い評価を受けているテッド・チャンは、ブラウン大学でコンピュータサイエンスを学んだあとに、SF作家に転じた経歴の持ち主だ。生成AIが世界の話題となるなか、AIを巡る彼の考え方に注目が集まっている。AIは世界を支配するのでは、との懸念を否定するチャンが、それよりも恐れることとは。 AIを別の言葉で表現すると? テッド・チャンにランチをご一緒しませんかと尋ねたところ、その返答は、彼の書く物語に似て簡潔かつ的確だった。 「AIの現状と、SFがそれにどう関与しているかについてなら、喜んでお話しします。でも、私の個人的な生活について話す気はありません。それでよろしければ、ランチをご一緒します」 私が興味があるのはチャンの私生活ではなく、彼の頭の中の世界だ。 この中国アメリカ人作家は、同世代のSF作家の間でも最も評価の高い作家のひとりで、30年余りで執筆したわずか

    「AIは世界を支配できない」と断言するSF作家テッド・チャンが恐れること | AIは「応用統計」に過ぎない…
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    kamanobe 2024/02/18
    腹が減る……
  • 中国の著名な哲学者の脳が、米国で「冷凍保存」されているワケ | 目的は「蘇生」ではなく…

    2021年、91歳で亡くなった中国人の哲学者であり美学者である李沢厚の脳が、米国「アルコー延命財団」の冷凍保存施設に保管されていることが判明した。 この事実が公表されたのを受け、中国の知識人のあいだでは「波紋が広がり、多くの学者が李の型破りな遺志に衝撃を受けている」と香港メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は報じている。 脳によって自分の理論を証明したい 1954年、李は北京大学で哲学の学位を取得した。その後は、中国社会科学院やパリ国際哲学研究所で研究者として活躍。彼の業績は1980年代の中国の学界に大きな影響を与え、同国における「美学と哲学の第一人者として広く認められるようになった」。 1989年の民主化デモの際には、11人の学者と共に、学生デモ参加者に向けた「同情的な公開書簡」を発表した。その後、李の著書は土で発禁処分となる。1992年に米国へ移住した彼はコロラド大学で教

    中国の著名な哲学者の脳が、米国で「冷凍保存」されているワケ | 目的は「蘇生」ではなく…
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    kamanobe 2024/02/14
    "文化が脳に影響を与えるかどうか、そして数百年後、私の脳のなかに中国文化の名残を見つけることが可能かどうかを通して、私の『積澱』理論を証明したいのです"
  • プロの超常現象探偵が語る「オカルトはこうやって解き明かす」 | ゴーストハンターからの華麗なる転身

    若い頃は幽霊や超常現象に興味津々で、積極的にそれらを探しに出かけたという筆者。だが、ある出来事を機に、そうした現象に疑念を抱くようになる。いまやフルタイムの「超常現象探偵」となった彼の仕事内容とは──。 ゴーストハントに夢中 いつ幽霊の存在を疑いはじめたのかと聞かれれば、27歳のときだと答える。ペンシルバニア州ゲティスバーグで、私が幽霊と間違えられたのだ。 それまで何年かゴーストハントを楽しんできて、自分は何度も超自然的な存在に遭遇したことがあると信じていた。80年代に育った私は、不思議な現象を追いかける『未解決ミステリー』などのドキュメンタリー番組を見て、超常現象に興味を持つようになった。 20代の頃には、「あっち側」の世界を体験できるのではないかとか、死後も生は続くといった考えに夢中になっていた。 インターネットで怪談について検索していたとき、フィラデルフィアのゴーストハントグループを

    プロの超常現象探偵が語る「オカルトはこうやって解き明かす」 | ゴーストハンターからの華麗なる転身
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    kamanobe 2024/02/10
  • いまネットフリックスが「日本の漫画の実写化」に力を入れる理由 | 『幽☆遊☆白書』に『ワンピース』…

    2023年、ネットフリックスは漫画『ONE PIECE』と『幽☆遊☆白書』を実写化し、世界的な大ヒットとなった。同社はなぜこのタイミングで、これらの伝説的な作品を実写化するに至ったのだろうか。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が日米の関係者を取材し、その理由やヒットの要因、製作秘話などを聞いた。 80ヵ国でトップ10入り 人気漫画『幽☆遊☆白書』の実写化に一定の視聴者がつくであろうことは、ネットフリックスの経営陣には企画が決定した時点ですでに明らかだった。 なにせこの物語は、1990年に連載がスタートして以来(さらにアニメ版がカートゥーン・ネットワークで海外放映されて以来)、世界中でファンを獲得してきたのだから。 というわけで、2023年12月4日の配信開始後、実写版『幽☆遊☆白書』が多くの視聴者を得てヒット作となったことも、特に驚きではなかった。この日語作品は、12月18日から24日までの

    いまネットフリックスが「日本の漫画の実写化」に力を入れる理由 | 『幽☆遊☆白書』に『ワンピース』…
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    kamanobe 2024/01/21
    "「キャラクターのDNA、そしてその行動様式は、本当に本当に重要なんです」と坂本は言う。「それを変えてはいけないんです。それがあらゆるプロジェクトにとっての鍵なんです」" 蔵馬のビジュアルはもう少しどうにか…
  • 英紙記者がスタジオジブリに乗り込んだ「本当にこれが最後の映画ですか?」 | 宮﨑アニメの時代は終わったのかもしれない…

    これまで何度も「引退宣言」をしてきた宮﨑駿。映画『君たちはどう生きるか』は、当に最後の宮﨑作品になるのだろうか? そこで英「ガーディアン」紙の記者がスタジオジブリを訪問。プロデューサーの鈴木敏夫や今回の作品でアニメーターを務めた田雄、そして息子の宮崎吾朗に気になるジブリのこれからを聞いた。 2016年7月、宮﨑駿が鈴木敏夫に近寄り、もう一映画を作りたいと言った。このとき、鈴木は気乗りしなかった。「『絶対ダメ。良くない思いつきです』と僕は言ったんです」。鈴木はこう振り返る。それには彼なりの理由があった。 「立派な監督が、もう一すごい映画が作れるんじゃないかと思いたち、失敗するのをいっぱい見てきましたから。彼が同じ轍を踏むのは見たくなかったんです」 そのうえ、宮﨑はすでに最後の映画を作ったことになっていた。その3年前、高く評価された『風立ちぬ』の公開に続いて、東京での満員の記者会を開い

    英紙記者がスタジオジブリに乗り込んだ「本当にこれが最後の映画ですか?」 | 宮﨑アニメの時代は終わったのかもしれない…
  • 英メディア「草間彌生が批判されるのは、世界が変わったからにすぎない」 | 「現代の価値観」の枠にはめる意味は?

    2023年10月、アーティストの草間彌生は、過去に人種差別発言をしたことを謝罪した。 価値観を時代にあわせてアップデートする過程で、かつての過ちを認めることは大切だろう。だが、それによって「キャンセル」されることは必ずしも正しいのだろうか──英メディア「アンハード」が論じる。 美術界の大御所が排斥の危機に 「人は生命の美と同じように恐怖も描くべきだと、私はずっと前に心に決めた」 芸術家はいかに怪物を創り出すか──あるいは、いかに怪物になるか。これを主題にしたH.P.ラヴクラフトの短編小説『ピックマンのモデル』の主人公はそう語る。 ピックマンの描いた絵は悪夢そのもので、語り手を務める友人かつ芸術家仲間は、ひと目見るのも堪えられないほどだ。語り手は身震いしてこう語る。

    英メディア「草間彌生が批判されるのは、世界が変わったからにすぎない」 | 「現代の価値観」の枠にはめる意味は?
  • ブレイディみかこ「自分を愛することは絶えざる闘いだ」 | 怒りをごまかさない人が増えれば日本は変わる

    コロナ禍で医療や福祉、小売業に従事するエッセンシャルワーカーの存在が脚光を浴びた一方、他者をケアし、社会インフラを支えるために働く彼らの賃金は低く、待遇も改善されないままだ。 新著『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』で、ケアする仕事に就く人々が抱える貧困や差別の問題を取り上げたブレイディみかこさんは、状況は依然として厳しいままだが、日英両国で変化の兆しが見えはじめていると話す。 報われない「聖なる仕事」 ──『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』(KADOKAWA)では看護師や保育士など、いわゆるケア労働に従事する人たちが職場でのハラスメントや貧困に苦しむ姿が描かれています。 英国ではコロナ禍で、医療従事者などのエッセンシャルワーカーがすごく感謝されたんです。ところが彼らの賃金はその後もまったく上がらず、物価高が始まると生活苦に陥りました。看護師さんがお金がないので事を抜いて働くとか、彼らが貧

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    kamanobe 2023/11/09
  • ブレイディみかこ「労働者階級とは女性のことだ」 | 「地べた仕事」を描いた新作『私労働小説』を語る

    ブレイディみかこさんの最新作は、水商売や工場の夜間作業員、看護師といった「地べた仕事」に就く女性たちに焦点を当てた自伝的小説『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』だ。 書によって「仕事の場で生きづらさを感じている日の若い女性たちの声を伝えたかった」というブレイディさんに、日英の女性を悩ませるハラスメントや、エッセンシャルワーカーの賃金格差の問題などについて聞いた。 ブレイディみかこさんは、階級や貧困、多様性などをテーマに優れたノンフィクションや小説を次々と世に送り出してきた。 労働者階級や貧しい人たちの知られざる側面に光を当てる視点は、自分のなかに内在する無自覚の偏見や差別意識に気づかせてくれるとともに、世界の複雑さに向き合う難しさや面白さも教えてくれる。 最新作『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』は6つの短編からなり、上流家庭のベビーシッター、水商売、クリーニング工場の夜間作業員、看護師と

    ブレイディみかこ「労働者階級とは女性のことだ」 | 「地べた仕事」を描いた新作『私労働小説』を語る
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    kamanobe 2023/11/09
  • ユヴァル・ノア・ハラリ 「イスラエル批判を続ける左派には失望する」 | 加害者は同時に被害者にもなりうる

    ハマスに沈黙する左派たちに ベストセラー『サピエンス全史』著者で、イスラエル在住の歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが、ハマスによる民間人への攻撃に対して「欧米の左派があまりに無関心だ」と懸念を示している。 かねてからイスラエルの学者や平和活動家は、ハマスを非難しない欧米の左派識者たちを批判してきた。ハラリは、左派の無関心さに遺憾の意を示す書簡に署名し、彼らの輪に加わった形となる。署名者リストには、イスラエルの著名小説家など90人ほどが名を連ねる。 英紙「ガーディアン」は、ロンドン訪問中に取材に応じたハラリのコメントを掲載している。

    ユヴァル・ノア・ハラリ 「イスラエル批判を続ける左派には失望する」 | 加害者は同時に被害者にもなりうる
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    kamanobe 2023/10/26
  • スウェーデン人作家が綴った「自閉症を隠しながら生きる女性たち」の辛さ | 大人になって「自閉症」と診断され、やっと楽になった

    「私が子供だったころ、女性の自閉症者は存在しないとみなされていました」 スウェーデン人作家・ジャーナリストのクララ・トゥーンバルは、成人してから自分が自閉症であることを知った。彼女は、女性の自閉症の診断数はあまりに少なく、多くの人たちが生きにくさを抱えながら生きていると綴る。 なぜ、自閉症の診断には大きなジェンダー・ギャップがあるのだろうか? あまりにも偏ったチェックシート 「7ページを見てください」と精神科医が言った。 私は膝に載せたパンフレットをめくった。7ページのいちばん下には、こう書いてあった。 「自閉症。ただし知的障害や言語障害を伴わない」 その記述によると、私はかつてアスペルガー症候群と呼ばれていた疾患*の7つの診断基準すべてを満たしていた。77ポイントを満たせば自閉症と診断されるところ、私のスコアは実に154ポイントにものぼった。 こんなにもきっぱり診断されるなんて「私もなか

    スウェーデン人作家が綴った「自閉症を隠しながら生きる女性たち」の辛さ | 大人になって「自閉症」と診断され、やっと楽になった
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    kamanobe 2023/10/05
  • 黒人の少女だけ「ガン無視」されたメダル授与式 「胸が張り裂ける」動画 | アイルランドの体操競技会で

    一列に並んだ若い女子体操選手たち一人ずつの首にメダルをかけていく審判。だが黒人の少女の前だけ素通りして、彼女にメダルを与えなかった──これは2022年3月にアイルランドで開催された競技会での表彰式の動画だが、数日前からツイッターで拡散され、国際的な批判を浴びている。 Welcome to Ireland where people get away with racism! This little black girl broke my heart. Don’t skip this post without leaving a million heart for her. Make her famous… pic.twitter.com/YYMIP1IALZ — Mohamad Safa (@mhdksafa) September 22, 2023 カメラマンやコーチなど、その場にいた大人の

    黒人の少女だけ「ガン無視」されたメダル授与式 「胸が張り裂ける」動画 | アイルランドの体操競技会で
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    kamanobe 2023/09/26
  • 仏紙が唸る「数学を世間に広める能力で、時枝正にかなう者はいない」 | 直感の逆を突き、驚かせ、人の未知への欲求を刺激する

    スタンフォード大学の教授で数学者の時枝正(ときえだ・ただし)は、「おもちゃ」を使って数学や物理の定理を解き明かす。スープ皿や木のレール、大きなコインを手に、「ショー」とも呼べそうな講義をいかにも楽しげに始めるその姿に、聴衆は一瞬にして心を惹きつけられるという。 数学者には二つのタイプがいるという──。一つは、チョークを握り黒板に向かう、理論派タイプ。もう一つは、フェルトペンとホワイトボードを使う、どちらかというと応用数学系の人である。 その伝でいうと、時枝正は第三のタイプの数学者である。しかもこの第三のタイプは、世界広しといえども彼一人だけの可能性がある。 時枝は仕事道具をどれも煎の空箱から取り出すのだが、箱は「すべて同じブランドのもの」なのだそうだ。たとえばその中身は、見かけはそっくりなのに、転がるものと転がらないものがある二つの不思議な構造物。ひもや輪ゴム、クリップの扱い方は、まるで

    仏紙が唸る「数学を世間に広める能力で、時枝正にかなう者はいない」 | 直感の逆を突き、驚かせ、人の未知への欲求を刺激する
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    kamanobe 2023/06/13
  • 筆記体をまったく読めないZ世代の若者たち いま歴史家が危惧することとは? | 筆記体を習ったことがない世代が大学生に

    若い学生の3分の2が筆記体を「読めない」 アメリカ歴史家でハーバード大学の元学長であるドリュー・ギルピン・ファウスト(75)が、筆記体を読めなくなった現代の大学生たちについて、米誌「アトランティック」に寄稿している。 「筆記体を読めない人はいますか?」 彼女が学生たちにそう聞くと、14人中9人、実に3分の2が「読めない」ことがわかった。書けない学生の数はさらに多かった。

    筆記体をまったく読めないZ世代の若者たち いま歴史家が危惧することとは? | 筆記体を習ったことがない世代が大学生に
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    kamanobe 2022/10/06
    祖父母からもらった草書体の文字が全然読めなかったかんじかな。その後の人生でほぼ必要なかった読解力ではあるけど損失のひとつではあると思う。
  • キリスト教福音派「10人中4人の牧師が辞職を考えている」教会で何が起こっているのか? | ある牧師の赤裸々告白が話題に

    聖書の記述を重視し、伝統を重んじる保守派グループだと言われるキリスト教の福音派。アメリカ最大の宗教団体のひとつで、同国の人口の4分の1の規模を誇る。 長きにわたり、政治や外交、大統領選を左右するほどの大きな影響力を持ってきたが、近年、「危機に瀕している」ことが度々報じられている。 パンデミック後の最大の問題は、「教会に人が以前ほど戻ってこないこと」で、「会衆が減少するなか、再開に苦労している」と、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は述べている。 全体的にみてもクリスチャンを自認する人の数は年々減っており、その傾向が翻る兆しはいまのところない。だが、同紙によれば、もうひとつ大きな問題があるという。 それは、辞職する、もしくは辞職を考えている牧師が後を絶たないことだと書く。 2022年の3月に行われた調査では、アメリカのプロテスタントの牧師の42%が「フルタイムの牧師の仕事を辞めることを真剣に検討

    キリスト教福音派「10人中4人の牧師が辞職を考えている」教会で何が起こっているのか? | ある牧師の赤裸々告白が話題に
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    kamanobe 2022/09/29