既報の通り、メルカリ子会社のメルペイは「メルカード」の名称でクレジットカードの提供を開始した。これまでにもメルカリのアカウント残高などを使ったプリペイド方式のバーチャルカードの提供を行っていたが、「クレジットカード」でかつ「物理カード」という形態は同社初となる。 このメルカードによるクレジットカード事業参入をはじめ、メルカリはいま「Fintech」と呼ばれる金融テクノロジーの世界でどのような将来図を描いているのか、メルカリ上級執行役員SVP of Japan Region(メルカリグループ日本事業責任者)兼メルコイン代表取締役CEOの青柳直樹氏とメルカリ執行役員CEO Fintech兼メルペイ代表取締役CEOの山本真人氏に最新事情を聞いた。 クレカ参入はメルペイ設立時から計画にあったもの メルカード発表のタイミングは、ちょうどPayPayが「PayPayカード ゴールド」の提供計画を発表し
三菱UFJ銀行とリクルートによる合弁会社であるリクルートMUFGビジネスが、新たな決済ブランド「COIN+」を立ち上げた。最も分かりやすい特徴が、「税別0.99%」という低額の決済手数料で、キャッシュレス対応に苦慮する中小・個店などには大きなメリットになり得る。COIN+のビジネスモデルや今後の展開について、同社の夏目英治社長に話を聞いた。 決済手数料に大きな課題感を持っていた COIN+の最大の特徴は、税別ながら決済手数料が0.99%という点。1%を切る料金を実現したことで、店舗側の負担が最小限に抑えられる。これを実現したのは、夏目氏が「決済手数料に大きな課題感を持っていた」からだ。 リクルートは、店舗向けキャッシュレス決済サービスのAirペイを提供しており、中小個店を含めて24万店以上の加盟店を抱えている。店舗の業種業態、規模によって異なっていた手数料を統一して安価に抑えてサービスを提
クラウドソーシング大手・クラウドワークスが7月11日、ある規約改定を行いました。それは「報酬が確定した日から、出金されないまま180日が経過した場合」、報酬が没収されるというもの。1000文字1円など非常に安価な案件が多数存在するクラウドソーシングサイトでは報酬をある一定額までためてから引き出すというスタイルも多く、クラウドワークスの場合は1000円以上からしか出金ができないということもあり、この規約変更は反発を招いています。 7月11日に追加された180日ルール クラウドワークスでワーカー(ライター)として活動する神崎さんも新規約への反対を唱える1人です。神崎さんはクラウドワークスを利用し始めて約2年。企業案件などもこなしているため、ライターとしての年収はクラウドワークスでの報酬も含めて500万円台後半と比較的安定した生活を送っています。神崎さんにお話をうかがいました。 現役クラウドワー
「言葉では言い表せない絶望感だった」――ランサムウェア被害者が語る:セキュリティ・ダークナイト ライジング(外伝)(1/5 ページ) 「サイバー攻撃者の手法」を解説する本連載。今回はその「外伝」として、ランサムウェア被害者へのインタビューをお届けする。感染に気付いてから復旧に至るまでの“ランサムウェア被害の生々しい実態”をぜひ知ってほしい。 連載目次 「ランサムウェア=暗号化」ではない――意外と古いランサムウェアの歴史 この記事を読まれている方の多くは、「ランサムウェア」という言葉を聞いたことがあるだろう。ランサムウェアはマルウェアの一種で、感染することでそのコンピュータのリソースへのアクセスを制限し、それを解除するための対価として身代金を要求するものである。「身代金要求型ウイルス」と呼んだ方が分かりやすいかもしれない。 2015年末には国内でもファイルを暗号化し、そのファイルの拡張子を「
スマートフォン向けゲームのスコアを競い、賞金を提供する「モバイルeスポーツ」を標ぼうしたアプリ「ワンダーリーグ」が6月22日から配信を開始している。 e-Sports(eスポーツ)は「エレクトリック・スポーツ」の略称で、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲームを、競技として行うときの名称として用いられている。モバイルeスポーツはスマートフォンで行うeスポーツという位置づけとなる。 ワンダーリーグが興行主という立ち位置で、競技となるゲームと賞金を集め、プレイヤーに提供。プレイヤーはゲームに挑み優秀なスコアを出したならば賞金がもらえるというゲーム大会をイメージするとわかりやすい。それをスマホ上で展開するものだ。 ワンダーリーグではゲームを24時間ごとの日替わりで提供。その日ごとにスコアを競い合い、毎日1位と100位を獲得した2人に賞金5000円が贈られるというもの。採用されるゲームについ
参加アイドル300人以上! アイドルアプリ「CHEERZ」のビジネスモデルとは?:アイドル市場の規模は863億円(1/4 ページ) 著者プロフィール:山崎潤一郎(やまさき・じゅんいちろう) 音楽制作業に従事しインディレーベルを主宰する傍ら、IT系のライターもこなす。街歩き用iPhoneアプリ「東京今昔散歩」「スカイツリー今昔散歩」のプロデューサー。また、ヴィンテージ鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」の開発者でもある。プロデュースした音楽アルバム「全6時間のノンストップ勉強・作業用BGM - 集中と全力の101曲」は、iTunes Storeのクラシックジャンルで6カ月以上ベスト5をキープ中。 親指の下を、笑顔のアイドル達が高速スクロールで駆け抜ける。ピピッと来た子がいたので、反射的にスクロールを止めた。顔をじっくりと見る。「うん、かわいい。
『メタルギア』『ウイニングイレブン』といったコンソールゲームや、『ドラゴンコレクション』をはじめとするスマホゲーム、キッズゲーム『モンスター烈伝 オレカバトル』まで幅広く展開するKONAMI。PS4やXbox Oneという新たなプラットフォームが立ち上がる2014年は、コンソールゲームなどの伸長が期待されている。 3月20日には、新世代機であるPS4やXbox One(日本では2014年9月4日発売予定)に対応した『メタルギア』シリーズの最新作『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』をリリース。世界マーケットを見据えた戦略タイトルの行方は、今年を占う試金石と言える。 同社の田中富美明社長は、市場の変化のスピードに合わせつつ、現在力を入れている路線を引き続き踏襲するという。その経営戦略と背景にある考え方を明快に語った。 ――2013年のKONAMIを振り返っての
スマートフォンで小説や漫画を発表して生計を立て、いずれはベストセラー作家に──。 そんな夢のような話を現実にしてくれる仕組みが、2013年8月に動き出した。1カ月に3万作品以上も投稿があるという、日本最大級の小説やコミックの投稿サイト「E★エブリスタ」の販売プラットフォームである。自分の作品をE★エブリスタに投稿し、自分で値決めをして、自由に販売できる。まさに「誰もがスターになれる場所(エブリスタ=Every Starのもじり)」というわけだ。 「クリエーターがプロかアマチュアか、有名か無名かはあまり問題ではなく、面白い作品なら必ず売れると思っていました。だから、何とかマネタイズできる仕組みを作りたかったんです」。 そう言って笑うのは、エブリスタでサービス企画チームのチームリーダーを務める福島瞳美氏(写真1)。彼女こそ、販売プラットフォームを構築したエブリスタのシステム責任者である。20代
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