戦後和解の問題をあつかった本書がきわめてユニークなのは、関係者のことばや象徴的な行動を歴史の文脈の中に置きなおして、なぜ日本人は謝り続けなければならないかを鋭く分析していることである。主題は捕虜問題であるが、オーラルヒストリーを研究する著者は、十五年にわたり英国を中心に元捕虜らのことばに耳を傾け、かれらの過酷な戦争体験とトラウマを記録してきた。本書の提出する情報量は豊かであり、取り上げた問題点も多岐にわたっている。またメディア分析に優れているのも本書の特徴といえよう。一九九八年一月、天皇訪英を控えて訪英した橋本龍太郎首相がブレア首相に対し捕虜問題について「お詫び」を述べ、そのことばが英大衆紙「サン」に掲載された。ゴシップ記事が売りのタブロイド紙で、元捕虜が手にするのも限られた通俗紙である。なぜこのような新聞に首相が「寄稿」したのか。当時、日本の大使やメディアは、謝罪寄稿により英国の世論は好
中尾知代著『日本人はなぜ謝りつづけるのか―日英〈戦後和解〉の失敗に学ぶ』(NHK出版、2008年) ひとことでいうと、かなり読みにくい本だ。文章が、ではなく、内容が。難しいことが書いてあるからではなく、なかなか受け入れにくい内容だから。ある意味、非常に感情を逆撫でされる本だといえる。つい感情的に反発したくなる。たぶん、同様に感じる人は多いだろう。だが、というか、だからこそ、この本は読まれるべきだ。そうだそうだと膝を打つ人だけではなく、なんだこれはと腹を立てる人にも。 実際、私もうんうん苦しみながら読んだ。内容てんこ盛りで消化しにくいのもさることながら、納得のいかない部分が多々あってつっこみを入れたくなる。読み終わって「あーすっきり」という本ではない。でも読み終わってつらつら考えているうちに「ああそういうことか」という感じになってくる。そういう本だ。以下、感想文。 著者は、第二次大戦時の捕虜
食べられないものまで食べてしまう! そんな「究極の珍味」がここ石川県にはあるのです。珍味中の珍味、石川県でのみ作ることを許可され、2〜3年漬け込み、毒が消えたら販売します。 お酒の好きな方には最高の珍味です。 その珍しさと、美味しさでTVでもおなじみ、度々グルメ番組や旅番組で紹介されています。 【製法の秘密】 ふぐの内臓が猛毒であることは、古くから知られていたようですが、何故、いつから食べるようになったのか、それはわかりません。 なぜか石川県だけで、いつの頃からかふぐの卵巣を糠漬にする調理法が発明され、現在まで伝わっているのです。 塩漬けにした後、ぬか漬けにすると毒が消えて、とてもおいしい「ふぐの子」になるのです。ある微生物が猛毒テトロドドキシンを分解するらしいのですが、詳しく解明されていないため、製法は変えることができません。 本漬けは約2年間、樽のふちに置いたわらに、いわしのエキスで作
『一週間フレンズ。』4話見た。そして確信した。知識が無いのは罪であると。 バカは走るハメになる / 『一週間フレンズ。』4話より 「文章のないところに現象はない」 クリフォード・ストールはこう言っていたが、『一週間フレンズ。』のヒロイン藤宮香織の場合はこう言えるだろう。 「文章のないところに友情はない」 そんな状況にある彼女に対してこの物語の主人公、長谷の提案はあまりにも杜撰すぎる。だから俺が代わりに考えた。 前提 この目つき / 『一週間フレンズ。』4話より 天使のような笑顔と養豚場の豚を見るような目を併せ持って人気を博す、今期アニメのヒロイン藤宮香織。そんな彼女は記憶に関して以下の様な問題を抱えている。 「1週間で友達との記憶を失くしてしまう」という健忘症のため、あまり人付き合いをしたがらない。 友人との記憶は週末にリセットされ、月曜の登校時にはそれがまっさらな状態になっている。なお親
映画『アクト・オブ・キリング』より © Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012 60年代にインドネシアで行われた100万人規模の大虐殺。その実行者たちにカメラを向け、虐殺の模様を映画化するために彼らに殺人を演じさせたドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』が4月12日(土)よりロードショー。公開にあたり、3月25日にシネマート六本木で行われた特別試写会で、元インドネシア・スカルノ大統領夫人のデヴィ夫人、そしてジョシュア・オッペンハイマー監督が登壇した。 デヴィ夫人は1962年、当時のインドネシア大統領スカルノと結婚し、第三夫人となった。1965年9月30日に、後に「9.30 事件」と呼ばれる軍事クーデターが勃発。夫スカルノは失脚し大統領職を追われ、デヴィ夫人自身も命からがら亡命した。今作は、その
コンプライアンスに関して世間の目が厳しくなり、企業側もワーク・ライフ・バランスに配慮していることをPRするようになった。「残業野放し状態」から「極力残業しないように」と意識づけをはじめた会社も目立ってきたようだ。実に良いことである。 私とて単にブラック企業を一方的に批判して終わり、というわけではなく、「地道に働く人が報われる」労働環境を実現したいという思いで様々な提言やアドバイスをおこなっている。先般も、中小零細企業の経営者が集まるとある会合で、皆さまから以下のようなグチをお聴きしたばかりだ。 「守れない」のではない。「守る気がないだけ」 「ウチの社員はやる気があるんだよ。残業を強制してるわけじゃないのに、社員たちは自主的に遅くまで仕事してるんだ!」 「実際、社員からは何の不満も出てないんだから、今のままでも別に問題ないんじゃないの!?」 「労基法なんて全部が全部守ってられないよ!バカ正直
Y Tambe @y_tambe @Butayama3 主なポイントは2つ。1つめは「濃度」。砂糖水をうんと濃く作ったシロップもドロドロだよね。ハチミツの場合、糖度が80%くらいなので、砂糖8+水2の、濃いシロップと同じような感じ。2つめは「砂糖」。これが塩水だとどれだけ濃く作ってもあんな粘っこくはならない(続 2014-05-02 22:17:52 Y Tambe @y_tambe @Butayama3 砂糖は、とても水に溶けやすいのだけど、これは砂糖の「分子のかたち」にポイントがある。砂糖の分子の形は、ウィキペディアの図を参照 http://t.co/6ePqVqc6zZ 右にある分子構造式に「OH」というのがいっぱい付いてるのがわかると思うけど(続 2014-05-02 22:20:48
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