男女の区別がないブレザー、男子も女子も好きなタイプを選べるパンツやスカート…。今、九州の公立学校では、生まれた性に関わりなく、自分らしい標準服(制服)が選べるようになりつつある。 そのきっかけとなったのが、福岡市立警固(けご)中学校で起きた制服の「改革」だった。警固中では2019年度から、こうしたジェンダーレスの制服を導入している。 それまで、福岡市では、ほぼすべての学校で男子は詰めえりの学ラン、女子はセーラー服と決められていたが、警固中での「改革」を受けて、福岡市では2020年度から、ほとんどの市立中学で新しい制服を導入するようになった。 制服が変わったのは、実に70年ぶりのことだったという。 この警固中での「改革」を牽引した一人が、当時、警固中のPTA会長だった後藤富和弁護士だ。一体、この中学校で何が起きたのか。後藤弁護士にインタビューした。(弁護士ドットコムニュース編集部・猪谷千香)
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