ロッキング・オン・グループ(株式会社ロッキング・オン・ホールディングス、株式会社ロッキング・オン、株式会社ロッキング・オン・ジャパン)代表取締役社長、渋谷陽一は病気療養のため入院することとなりました。 NHK-FM「ワールドロックナウ」につきましては、番組公式ホームページをご確認ください。 NHK-FM「ワールドロックナウ」
いわゆる3大ギタリストと言われる、クラプトン、ベック、ペイジのなかで、なんの根拠もないが一番長生きをしてくれるのはジェフ・ベックだと思っていたので、突然の訃報に受身がとれないでいる。同じ思いの人は多いのではないか。 余り類例のない表現者だった。 時代によって、表現スタイルを柔軟にかつ大胆に変化させていった。ブルース・ロック・バンドであったヤードバーズをポップを含む多様な音楽性を持ったギター・ロック・バンドに変革したのをスタートに彼は変わり続けた。ロックの歴史を書いた本ではたいていブリティッシュ・ハードロックの始祖と位置付けられている第一期ジェフ・ベック・グループ。それに続く第二期ジェフ・ベック・グループはガラリと音楽性を変え、時代を先取りしたファンク・ロックに挑戦した。個人的に一番好きな時代だ。 グループを離れ、独自のギター・インストの世界を作り上げたソロ時代。この時期の彼のスタイルが好き
また、すでにこの日のことについてインタビューにも答えている。 ここで語られていることを要約すると、ステージのセットは、彼女のカリフォルニアのリビングルームと同じ感じで作られている。 彼女は、”ジョニ・ジャム”と言って家にミュージシャンを招いては、ここ数年演奏などをしていた。 ブランディ・カーライル曰く、彼女はそこでみんなの演奏を聴いているだけじゃなくて、自ら歌い始め、演奏も始めた。 なので、カーライルは、その”ジョニ・ジャム”をニューポートに持ってきたかった。彼女が”Summertime”を部屋で歌った瞬間に、ハービー・ハンコックが泣き出した。その時彼女が歌う決心をしたのが分かったので、絶対にニューポートにも出てくれると思った。 ただ、先週の金曜日にリハーサルするまで、ジョニ・ミッチェルが本当に出演してくれるのか誰も分からなかった。ジョニ自身もわからなかった。 ●観客の前で歌うのにナーバス
昨夜、社長の渋谷から松村さんが亡くなったことを聞いた。すぐに副編に電話をして次号のロッキング・オンでどんな追悼の記事を作るかを打ち合わせて、このWebサイトで訃報を出す段取りを組んだ。ロッキング・オンの編集長になってから20年以上ずっと、ロックスターやミュージシャンが亡くなったという知らせを受けるたびにやることと全く同じことを、僕は松村さんの死の知らせを受けてから今もやっている。こうして自分のブログに悔しさを綴る文章を書いていることもそうだ。中学2年生の時からロッキング・オンを読み、松村雄策の狂って冷めた原稿を読み、白昼夢のような世界に誘い込まれ、そしてそんな文章の書き手に憧れを抱いていた僕にとっては、それは、変な言い方だけど、自然なことだとしか思えない。 僕はビートルズをろくに聴いたこともないまま、松村さんの原稿でビートルズを掴んでいた。ドアーズもそうだった。モンキーズやバッドフィンガー
松村も自分でも書いていたが、長い闘病期間が続いていたので、心の準備はしていたが、やはり悲しいし悔しい。亡くなる3時間前まで会っていて、また来るなと言って別れたのに、亡くなったと聞いて信じられなかった。1ヶ月前に孫が産まれ喜んでいた。娘さんも孫の顔を見せたいと言っていて、その望みは叶えられた。 そのお孫さんや家族に看取られての最後だった。安らかに天国へ旅立ったと思う。 友人として距離が近くて、余り追悼文みたいなものが書けない。そうしたものは、次のロッキング・オンに書く。 好きなように生きたんだから、覚悟はできているといっていた。でも後2年は生きたいとも言っていた。 ロッキング・オンの50周年号は読んだらしい。創刊メンバーで50年書き続けたのは松村と僕だけだった。 松村の部屋はビートルズのポスターがたくさん貼ってあった。「まるで学生の部屋みたいでしょう」と家族が言っていたが、本当に学生の部屋み
★ここ1~2週間オミクロン株の感染者数も「年明けピーク期の5分の1」に下がり、 入院者数&死者数も「通常の冬季インフルエンザ期と同数」まで下がってきたUK。 そんな英国時間の2月22日、英政府もついにコロナ全規制を撤廃することを発表! 今後はもう「映画館やギャラリーや地下鉄等におけるマスク着用義務」も、 「ライブ会場やフェスやイベント会場におけるワクチン接種証明/陰性証明の提示義務」もなくなる。 過去2年間、休業状態だった英音楽界も、 ほぼ全アーティストが新作リリースの発表や、ツアー再開の日程発表を続々。 ★スウェードも22年は動き始めます♪ (1)まずは4月23日に開催される「レコード・ストア・デイ 2022」にリリースする、 『Sci-Fi Lullabies』25周年スペシャル・アニバーサリー盤から、 ”Killing Of A Flash Boy”のライブ動画(95年@Phoeni
ジェスロ・タル、19年ぶりの新作『ザ・ゼロット・ジーン(狂信者の遺伝子)』リリース! 70年代プログレ最高の知性と讃えられたイアン・アンダーソン、バンドの新境地を語る 「“The Zealot Gene(狂信者の遺伝子)”のモデルはドナルド・トランプだとすぐに指摘されると思うけど、それ以外にイギリスだけでもあと7、8人は浮かんでくる。 同様にポピュリストで、現代の生活にとって危険な存在としてね」 UKプログレの至宝ジェスロ・タルが蘇った。主宰イアン・アンダーソンは近年も旺盛なソロ活動を続け、全米1位の大ヒット作『ジェラルドの汚れなき世界』(72年)の続編を出すなどしていたが、バンドとしては約19年ぶりの待望新作だ。 アンダーソンのフルートを軸としたソウルフルなブルース・ロックとブリティッシュ・トラッドを融合させた世界観は健在。さらに今作では多様な音のレイヤーを折り重ね、シンフォニックな厚み
アーティストが音楽出版権を売却するのは、去年の12月ボブ・ディランが彼の全作品600曲以上を3億ドル(約330億円)で売ったことに始まり、その後も、ポール・サイモン、ニール・ヤングから最近ではレッド・ホット・チリ・ペッパーズに、まだ若いと言えるザ・キラーズまでが売却するトレンドとなっている。 ただ、スプリングスティーンとディランの売却には大きな差があり、それは、ディランは、「音楽出版権」だけを売る契約であったのに対して、スプリングスティーンは、「音楽出版権」だけでなく、「原盤権」(=マスターテープ)も売ったことだ。テイラー・スウィフトが今、必死で全アルバムをレコーディングし直して取り返そうとしているマスターテープだ。 この1年間に「音楽出版権」を売った主なアーティストは以下の通り。金額などは全て推定額。 1. ボブ・ディラン 全カタログ600曲以上 3億ドル(約330億円) ユニバーサル・
ザ・ビートルズのドキュメンタリー映画『The Beatles: Get Back』、3部構成のシリーズへ変更に ピーター・ジャクソン監督によるザ・ビートルズのドキュメンタリー映画『The Beatles: Get Back』が、1本ではなく3部構成のシリーズに変更されることが明らかとなった。 『The Beatles: Get Back』は、ザ・ビートルズが1970年にリリースしたアルバム『Let It Be』の収録中に、マイケル・リンゼイ=ホッグが撮影した約55時間にわたる未公開映像をもとに製作されたドキュメンタリー映画。 「Consequence Of Sound」によると、映画の配信先であるDisney+とジャクソンが、『The Beatles: Get Back』を1本が2時間となる3部構成のシリーズとしてリリースすることを決定した。 声明でジャクソン監督は、3部構成に変更された映
そもそも僕がロックを聴き始めた理由は、歌謡曲が嫌いだったからだ。 日常の些細なドラマ、恋愛、日々の後悔やささやかな願いなどをわかりやすいメロディーで歌う歌には興味がなかった。 だからロックを聴いた。 世界の終わりや、宇宙や、巨大な欲望や、恋愛を超えた愛を、聴いたことのないビートやメロディーで歌うロックに興味があった。 でも、やはり日本は歌謡曲の国だ。 僕が子供の頃からずっとそうだし、今でもそうだ。 スタイルとしてのロックやポップがこれほど根付いても、結局日本人の耳と心に深く広く沁みわたるのは歌謡曲のメロディーだ。 時代によってどれだけ音楽スタイルの流行りが変わろうと、歌のメロディーはいつだって歌謡メロである。 今の時代も、スタイルはロックやポップやヒップホップだとしても、そこに乗って流れているのは歌謡曲のメロディーであり、そのメロディーの大衆性こそが今でもヒットの最大の要因になる。 この傾
Panorama pic by Akemi Nakamura Global Citizen Panorama pic by Akemi Nakamura pic by Akemi Nakamura pic by Akemi Nakamura pic by Akemi Nakamura 2019年も最後の月になり、今年が終わるばかりか2010年代も間もなく終わろうとしている。 そこで、ピッチフォーク、ビルボード誌、TIME誌など、現時点(12月3日)で18のメディアがこの10年間のベスト・アルバム・リストを発表しており、ウェブサイト『Album of The Year』がそれらのリストを集計した、総合リストを発表している。 1〜20位は以下の通り。 1. Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』 2. Kanye West『My Beautiful Dark T
最新作が全英1位を獲得したジェフ・リンズELO、三世代にわたり聴く者を魅了するクラシック・ロックの真骨頂に迫る! 日本でも11月1日に発売を迎えたジェフ・リンズELOの『フロム・アウト・オブ・ノーウェア』が、70年代のELOの名盤群に匹敵するほどの素晴らしさで、古くからのファンの間で静かなるヒットになりつつある――という記事を書こうと思っていたのだが、事態が急変した。なんとこのアルバム、全英アルバム・チャートにおいて初登場で首位を獲得してしまったのだ。 ちなみにELOの歴史を振り返ってみても、全英No.1を記録しているのは『ディスカバリー』(1979年)と『タイム』(1981年)、そして2005年にリリースされたベスト・アルバム『ベリー・ベスト・オブ・ELO』のみ。つまり通算4度目、オリジナル作としては38年ぶり、3度目の首位獲得ということになる。 この快挙に、ジェフ・リン自身もご満悦のよ
エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカーへ捧げたインスト曲を公開。タイトルは“For Peter Edward...........ec” エリック・クラプトンが、現地時間10月6日に80歳で逝去したクリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーへ捧げる楽曲を公開した。 クラプトンは、自身のFacebookにて“For Peter Edward...........ec”とジンジャー・ベイカーの本名(Peter Edward “Ginger” Baker)をタイトルに冠したアコースティック・ギターによるインスト曲をアップしている。 なお、この楽曲の発表を受けて、ジンジャー・ベイカーの公式Facebookは「とても美しい...ありがとう、エリック」とコメントしている。 クラプトンは、ジンジャー・ベイカーが亡くなった際にはしばらくの沈黙の後、「ジンジャー……」と一言コメントを添えた写真をFaceb
フリーのベースのアンディ・フレイザーが他界した。アンディはがんとエイズとの闘病を続けていたが、直接の死因は明らかになっていない。アンディはロンドン出身だが、カリフォルニアにある自宅で3月16日に息を引き取ったという。享年62だった。 アンディはエリック・クラプトンやミック・テイラーらも在籍したジョン・メイオール率いるザ・ブルースブレイカーズで活躍した後、まだ15歳だった1968年にポール・ロジャースらとともにフリーを結成した。 フリーでは1970年の大ヒット曲"オール・ライト・ナウ"を共作するなど活躍したが、72年に脱退してギタリストのクリス・スペディングとザ・シャークスを結成した。その後はアンディ・フレイザー・バンドも結成したが、やがてアメリカに渡り、ロバート・パーマー、ジョー・コッカー、ロッド・スチュワートらに楽曲を提供していた。 アメリカのブルース・ロック・ギタリストのジョー・ボナマ
NO NUKES 2019の2日目は、1日目と同じく13時の開演で、この日はトークセッションからのスタート。坂本龍一、いとうせいこう、Gotchに加え、田中優(未来バンク)を迎えて、エネルギーの自給自足生活など、個人で実践できる具体的な方法や、未来の暮らし方についての有意義なディスカッションが進む。生活に密着したトーク内容ということもあり、誰もが興味深く話に耳を傾けていた。 Yogee New Waves 2日目のラインナップには初登場のバンドが3組。さらに坂本龍一+大友良英という、このフェスならではの珍しいユニットの実現など、新鮮なタイムテーブルが組まれた。そんな中、トップバッターで登場したのが初登場となるYogee New Waves。サウンドチェックの段階から、鳴らされる音がとても気持ちよく、本番への期待も高まる。“Good Night Station”でライブはスタート。この日のス
デヴィッド・ボウイ、マーク・ボランやルー・リード、イギー・ポップetcの声色を真似て歌う音源(85年)が浮上! ★大回顧展『David Bowie is...』のスマートフォン・アプリが日本でも発売されたばかりのデヴィッド・ボウイですが、 今度はボウイが85年に映画『Absolute Beginners』のサントラ盤をレコーディングしていた際のアウト・テイク音源がネットに浮上!!! ★ヴォーカル録りの前の発声練習を兼ねたスタジオ内のセッションで、 ボウイが マーク・ボラン(いや、それともボブ・ディラン?、、、2人ともビブラートを効かせた歌い方だからなぁ)や、 ブルース・スプリングスティーン(巧いっ!笑)、 ルー・リード(ルー・リードとは元々声質が似てるんですね)や、 トム・ウェイツ(ぶはは、、、ドスの効いたダミ声までやりますか)、 イギー・ポップ(さすがお友達の物真似は絶妙、笑)や、 ニー
セックス・ピストルズのマネージャー、マルコム・マクラレンとデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドの息子でファッション起業家として有名なジョセフ・コーレは、イギリス政府がパンク・ロック40周年記念行事を企画していることへの異議表明として、手元にあるパンク・ロック関連の記念品やグッズなど8億円分相当の物品をすべて焼却すると明らかにしている。 イギリスでは今年がパンク・ロック勃発から40周年を迎えるのを記念し、国が率先して「パンク・ロンドン」という年間キャンペーンを催していて、さまざまなライヴ企画、映画上映会、講演や展覧会などが行われている。「パンク・ロンドン」にはイギリス映画協会、イギリス・ファッション評議会、英ユニバーサル・ミュージック、ロンドン博物館、国立図書館などが参加しており、イギリス宝くじ協会はこのキャンペーンに9万9千ポンド(約1590万円)出資していて、さらにロンドン市長も支持
ボブ・ディランが今年のノーベル文学賞に輝くことになった。発表は10月13日にノーベル文学賞の選考を執り行うスウェーデン王立学士院の会員で美学研究で知られるソーダトン大学教授のサラ・ダニアスによって行われ、「アメリカの輝かしい歌曲の伝統の中で、新しい詩的表現を生み出してきた」ことが評価されたと説明した。 今年の文学賞の候補にはケニアの作家のグギ・ワ・ジオンゴ、アメリカの作家のドン・デリーロ、村上春樹などが挙げられていたと推測されているが、イギリスの賭け屋のラドブルックスではボブのオッズは締切時に50倍から16倍へと人気が跳ね上がっていたとザ・ガーディアン紙は伝えている。 一説によると審査がもめ、それで例年よりも遅い発表になったというが、ダニアス教授は今回の決定で学士院が批判されるようなことにならないことを願っていると断り、ただ今回の決定についてはボブの楽曲タイトルをもじりながら「時代は変わる
エルヴィス・プレスリーのツアーやレコーディングに最初期から60年代まで参加し、その鮮烈なギター・サウンドでエルヴィスとロックンロールを世界中に広めたといってもいい、ギタリストのスコッティ・ムーアが他界した。 スコッティはここのところ体調を崩していたというが、6月28日にナッシュヴィルの自宅で息を引き取った。享年84だった。 スコッティはテネシー州フンズヴォルト近郊の農場で育ち、8歳からギターを弾いていたが、海軍勤務を経て除隊後の52年にメンフィスへ移り、カントリー・ウェスタンのバンドに参加してここでベーシストのビル・ブラックと出会った。 1954年にスコッティとビルはサン・レコードのオーナーのサム・フィリップスにエルヴィスと引き合わせられ、レコーディングを試みることになったが、リハーサルの休憩中のエルヴィスの鼻歌からビルとスコッティは“That’s All Right”のアレンジを考案し、
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