IntelのNUCは、高性能な小型PCだ。IntelがこのNUCの製造を終了したとServeTheHomeにより報じられた。本件の真偽について、私たちはIntelに問い合わせたところ以下の回答を得られた。 弊社(Intel)は、Next Unit of Compute (NUC)事業への直接投資を停止し、エコシステムパートナーがNUCのイノベーションと成長を継続できるように方針転換することを決定しました。この決定は、弊社のほかの部門であるClient Computing Group (CCG)やNetwork and Edge Computing (NEX)事業には影響しません。また、弊社は、パートナーやお客様と協力して、現在販売されているNUC製品の継続的なサポートやコミットメントなどを履行できるよう取り組んでいます。
Intelは10月19日(米国太平洋夏時間)、Thunderbolt 4の後継となる接続インタフェース規格「次世代Thunderbolt」の概要を発表した。現時点ではプロトタイプ実装となっており、具体的な仕様や搭載製品については後日改めて発表される予定だ。 【更新:13時5分】一部表記を改めました 次世代Thunderboltの概要 次世代Thunderboltは、10月18日(同)にUSB Implementers Forum(USB-IF)が仕様書を公開した「USB4 Version 2.0」に準拠している。USB4(USB4 Version 1.0)に対するThunderbolt 4と同様に、次世代Thunderboltはオプション仕様を含めてUSB4 Version 2.0に準拠していることが特徴だ。Intelによる認証プログラムも提供することで、より高品質を担保できることもポイン
まだ製品としては発表されていないIntelのデスクトップ向けディスクリートグラフィックス「Intel Arc」シリーズが、中国GUNNIRの製品ページに登場している。米テック系ITサイト「VideoCardz」などが報じた。 「GUNNIR Intel Arc A380 Photon 6G OC」。画像は製品ページから ティザーが公開されているのは、Intel Arc A380を搭載する「GUNNIR Intel Arc A380 Photon 6G OC」という製品。デュアルファンを採用する2スロット超のカードで、補助電源には8pin×1を要求。バックプレートも備え、側面には動作ステータスを表示するインジケータを搭載している。製品については中国テック系ITサイト「Expreview」で実物が紹介されており、外観について詳しく知ることができる。 掲載されているインフォグラフィックによると、
半導体のひとつの象徴ともいえるCPU。供給不足は、少なくとも2022年の前半まで続くといわれ、2023年まで解消しないとの見方もある。コンシューマ市場でのCPUも2桁の前年割れ水準で推移し、マザーボードやメモリと並んで、品薄状態が続いている。例えばこの1月では、販売数で前年比68.3%、販売金額では81.9%と大幅に昨年実績を下回っている。全国の主要家電量販店やネットショップの売り上げを集計するBCNランキングで明らかになった。 低迷の要因は、コロナ禍によって生じた巣ごもり需要の盛り上がりと反して、同じくコロナ禍によって供給体制が崩れたり物流が停滞したりしているためだ。販売の低迷は特に昨年の5月以降で顕著。2019年1月の全CPU販売数を1とする指数では、20年6月に指数が一時2を超えるほど売り上げを伸ばしていたものの、21年5月では0.83とピークの半分以下に縮小している。 この1月の販
米Intelが10月21日 (現地時間)に発表した2021年度第3四半期(2021年7月~9月)決算は増収増益だったが、売上高がアナリストの予想平均にとどかなかった。半導体不足に起因する部品・部材不足の影響が色濃くあらわれ始め、クライアントコンピューティンググループの売り上げが減収に転じ、データセンターグループも影響を受けた。今後について、通常は60%前後の売上総利益率がこれから2〜3年は51〜53%で推移する見通しを示した。長期的な成長の礎となる研究・開発や製造施設への投資によるものだが、投資家は収益性の悪化を嫌気し、時間外取引で株価が同日終値より約9%下落した。 7〜9月期もPC需要は強く、デスクトップ向けプラットフォームの売り上げは前年同期比20%増だった。しかし、半導体不足に起因する部品・部材不足でノート向けプラットフォームが同5%減だった。供給が逼迫しているのは古いプロセスで製造
インテルのロードマップアップデートも一段落しており、次は10月末に開催されるIntel Innovation待ちである。実を言えば海外ではぼちぼちLGA 1700対応のマザーボードの話が出てきたりしてはいるのだが、まだ製品発表には遠そうだ。 それはともかくとして、ここにきてHPC関係の話がいろいろ出てきたので、今回はこれをまとめてご紹介しよう 。 AMDがHPCの性能効率を 2025年までに30倍にすると発表 9月29日、AMDは2025年までにHPCおよびAIワークロードの性能効率を30倍にすると発表した。これは2020年時点のプラットフォームなので第2世代EPYCと比較して、2025年のプラットフォームでは性能/消費電力比を30倍に引き上げるという話である。ちなみに組み合わせられるGPUは、Radeon Instinct MI100なのか、その前世代製品であるRadeon Instin
2021年のパソコンはどう進化する? 注目はやはりApple、Intel、Microsoftのプラットフォーム変革:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/3 ページ) 2021年のパソコンはどう進化していくのか。年始のコラムはそれを支えるプラットフォームの変革について話を進めていきたい。昨年末のコラムから続く内容となるので、合わせてご覧いただきたい。 昨年、第11世代Coreプロセッサを中心とする「Intel Evo」プラットフォームでモバイルコンピュータを大きく前進させたIntelだが、想定外だったのはAppleが独自に開発したMac向けSoC(System on a Chip)の「Apple M1」が予想以上の高性能だったことだろう。 あれぐらいは想定内だった? いやいや、限られたスペックの範囲内において、そして「電力あたりのパフォーマンス」という視点において、M1は確かに予想以上の性
今回はインテルのCPUロードマップアップデートだ。Rocket LakeとIce Lake-SP、最後にXe-HPGの話をしよう。CPUロードマップと言いつつ、最後にGPUの話も入っているが、まぁいいだろう。 Rocket Lakeアップデート Cypress CoveはSunny Coveの14nm版 米国時間の3月16日にRocket Lakeの詳細が公開され、ジサトライッペイ氏によるレポートも上がっているが、このレポートにいくつか補足を入れたい。 まずCypress Coveの話を。ジサトライッペイ氏によるレポートではWillow Coveの移植とあるが、実際にはSunny Coveの移植(というよりバックポート)である。 要するにTiger Lakeを14nmに持ち込んだのではなく、Ice Lakeの14nm版である。時系列的に言っても、Tiger Lakeの出荷開始は2020年9
「Core i7-10700K」(右)と「Ryzen 7 3800XT」(左)はどちらも8コア/16スレッドで価格帯も近い。原稿執筆時点の実売価格はCore i7-10700Kは4万6700円前後、Ryzen 7 3800XTは5万1500円前後である ゲーミングPCのスペックを考える時に、最も楽しく悩ましいのは「このGPUにはどんなCPUが良いのか」を考える時だ。自作PCに慣れていれば、ゲームのフレームレートを上げるにはGPU(ビデオカード)のほうがCPUよりもプライオリティーの高いパーツであることは知っている。 そこで、今回はビデオカードに最新GPU「GeForce RTX 3080」(以降、RTX 3080)を選んだ場合、CPUはインテルの第10世代CoreプロセッサーとAMDの第3世代Ryzenのどちらを選んだほうがゲームをより高フレームレートでプレイできるのかを考えてみたい。RT
アップルは6月23日、オンライン限定としては初開催となる「WWDC Special Event」にて、macOSの新バージョン「Big Sur」を発表した。UIなどのアップデートに加え、これまで長年使い続けてきたIntelのx86コアから、Armベースの「Apple Silicon」をサポートする。 Appleでは、これまでにMacのCPUを複数回刷新している。まずは、Macintosh 128Kなどで導入されたモトローラの「MC68000」系統(通称68K)プロセッサ、次に1993年に登場した「PowerPC」系統、2006年にはIntelのx86アーキテクチャに移行し現在まで使用している。今回、14年ぶりにIntelプロセッサに代わって、Apple自社開発プロセッサ「Apple Silicon」への移行を発表した。 Apple Siliconは、iPhoneやiPadなどに搭載されてい
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