中国独自のGPUを開発している「Moore Threads(摩尓線程)」による大規模コンピューティング向けのアクセラレーター「MTT S4000」。CUDAのエコシステムをそのまま活用できるとしている 中国産半導体のみでのPCの代替はこれまでも話題になったが なかなか難しい現実があったが、大分状況は変わった!? 米国によるファーウェイへの制裁以降、中国では西側諸国に対抗するためIT機器を自前で揃えようとする動きが加速している。 本連載ではこれまでも、「中国独自の命令セットのCPUとパーツを用いた「完全中国製PC」でWindowsアプリが動いたと話題に」「中国産CPUやGPUが続々発表、中国政府も力を入れる脱米国は現実化するか?」といった記事を書いてきたが、後者の記事からは2年が経過した。この2年の間に大規模データモデルと生成AIが大きなトレンドとなったのは中国でも同じ。自前のソフトとハード
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