米通商代表部(USTR)は3月31日、2026年版の貿易障壁報告書を公表し、米国の自動車産業が日本市場に参入できていない現状に改めて不満を示した。さまざまな非関税障壁があり、関税交渉を経ても「米国製自動車や同部品の販売は依然、低迷している」と指摘。コメや魚介類も輸入を拡大するよう求めた。 日米両国は昨年の関税交渉で、米国で安全認証された米国車を日本が追加試験なしで受け入れることに合意した。だが、報告書はいまだに「日本は完全な市場参入を提供していない」と主張。「約束について、日本の取り組みを注視する」と強調した。 水産物に関しては、対日輸出で米国は不利な立場にあると批判。ニシンやサーモンなどに最大10%の関税が課され、障壁になっているとした。 コメは、日本の輸入と流通システムは規制が厳しく不透明で「米国の業者が日本の消費者にアクセスする能力が制限されている」との説を展開した。(共同)

