モスクワ近郊で3月22日に起きたテロ事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)系列のニュースサイト「アーマク通信」が23日に公開した写真。実行犯とされる4人が写っている=通信アプリ「テレグラム」より ロシアのモスクワ近郊で22日に起きたテロ事件で、プーチン露政権がウクライナ関与説を打ち出した一方、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)は犯行場面とみられる動画などを矢継ぎ早に公開した。ウクライナ侵攻を続けるロシアがテロを「政治利用」する恐れも指摘される中、IS犯行説の信ぴょう性が高まっている。 「アラー・アクバル(神は偉大なり)」。IS系列のニュースサイト「アーマク通信」が23日公開した動画で戦闘員はこう勝ち誇った。動画はテロ実行犯の一人が撮影したとみられ、銃を乱射したり、倒れた男性の首をナイフで切りつけたりする様子が至近距離から撮影されている。戦闘員の顔にはぼかしが入り、音声も加工