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ブックマーク / book.asahi.com (31)

  • 鴻巣友季子の文学潮流(第5回) 映画「バービー」は日本でうけてる? 「死」と「不安」のダブルミーニングを読み解く|好書好日

    自分ツッコミにあふれた世界 グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビー主演の映画「バービー」(マテル・フィルムズ制作)が日でも公開された。玩具メーカー・マテル社が1959年から販売してきたドールを実写化した映画で、バービーたちが暮らすバービーランドには明るいピンクの街並みが広がり、おしゃれな装いの有能な女性たちが闊歩する。しかしその表層的意匠とは裏腹に、生きること死ぬことの意味をめぐり実存主義的な問いかけをも擁した作品だ。 「世界的大ヒット」と銘打たれているが、日の興行成績はそこまでではなさそうだ。まず、原爆の父を描いた映画「オッペンハイマー」と「バービー」をかけ合わせた、きのこ雲を使ったコラージュ画像に米国公式アカウントが好意的なリプライを付けたことがイメージダウンにいくらか荷担した感は否めないのだが、コメディ映画なのにゲラゲラ笑って観ている人が少ないのではないか? 私は東京近県のシ

    鴻巣友季子の文学潮流(第5回) 映画「バービー」は日本でうけてる? 「死」と「不安」のダブルミーニングを読み解く|好書好日
  • 本の記事 : ラッキィ池田さん「残りの人生、もうSFしか読まない」 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■思い出す・忘れない、大森望・日下三蔵編『拡張幻想』 《振付師・ラッキィ池田さん》 永六輔さんのラジオ番組で街ネタを取材するコーナーを担当して、20年以上。東日大震災翌日の放送のときは、何を取材したらいいかすごく悩みました。すべてのクリエーターがそうだったと思いますが、新しいものを作ることに大きな困難があった。読書も変わりました。丸一年ほど物語に触れる気分になれなかったんです。 『拡張幻想』に出会ったのはそんな頃。大阪は淀屋橋駅の屋さんでふと手に取りました。2011年の優れたSFを集めた短編集で、収録18作にはその年を象徴するできごとが色濃く反映されています。作家たちが敏感に反応しているんですね。どの短編からも震災や原発事故への思いや「物語の力をなめてもらっては困る!」という精神が感じられました。 庄司卓さんの「5400万キロメートル彼方(かなた)のツグミ」は、小惑星探査機に搭載の

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  • コラム別に読む : 「花子とアン」の世界 鴻巣友季子さんが選ぶ本 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■文学好きの心をくすぐる わたしの知るかぎり、翻訳家や作家には、村岡花子翻訳の『赤毛のアン』が外国文学への扉を開いた、読書体験の原点と言う人が多く、今、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」は周りで大変な話題だ。 原案になった村岡の評伝『アンのゆりかご』(村岡恵理著・新潮文庫・810円)を読むに、想像力豊かだった花子はアンを自分の分身のように感じたのではないか。だからこそ戦火をものともせず、『アン』の翻訳をやり遂げたのだろう。それを表現するためだろうか、このドラマは花子(はな)の人生を『赤毛のアン』シリーズと重ね合わせて描いている。はながジュースと間違えてワインで泥酔したり、屋根から落ちたりする挿話も、『アン』から引いたものだし、さらに、菊池寛の「父帰る」やシェイクスピアの「ハムレット」などの引用や歌取りが鏤(ちりば)められ、文学好きの心をくすぐることこの上ない。 「あのシーンは映画『卒業

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  • 渡部直己「日本小説技術史」書評 異次元的な体験 作品の核心つく|好書好日

    小説技術史 [著]渡部直己 坪内逍遥『小説神髄』から横光利一『純粋小説論』まで、半世紀にわたる文学作品を「技術」というテーマで語り抜く。つまり書は、これまで“何が語られてきたか”のみを扱ってきた近代文学史に対し、“どう語られてきたか”を徹底して読みとる。「技術以外の何が小説にあるのか?」と、冒頭から我々を挑発しながら。 まず著者は、逍遥がその前近代性を批判した曲亭馬琴の小説制作術「稗史(はいし)七則」のうちの「偸聞(たちきき)」から話を始める。歌舞伎や黄表紙、いやそれどころか逍遥自身の小説にさえ「偸聞」は横溢(おういつ)する。我々も時代劇などで観た「話は全部、そのフスマの陰で聞かせてもらった」というパターンだ。 むろんここには、同じ話を繰り返さずにすませるための「省略」という技術的要請がある。だが、著者はその先にスリリングな小説論を用意している。作品は読者によって読まれているのだから

    渡部直己「日本小説技術史」書評 異次元的な体験 作品の核心つく|好書好日
  • インタビュー : 俳人・堀本裕樹さん、熊野の熱い血が騒ぐ - 宇佐美貴子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • コラム別に読む : 新 東京いい店やれる店 [著]ホイチョイ・プロダクションズ - 速水健朗(フリーライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■旧版と比較、浮かぶ都市論 書は1994年にベストセラーとなった“女性を口説く”という下心に即したレストラン案内の現代版。旧版と新版を並べ、経済や社会の変化がどう反映されるか読み比べてみよう。 当時はバブル崩壊後とはいえ「去年1年間でも、八景島、ザウス、レインボー・ブリッジ、ランドマーク・タワー、羽田新ターミナル、といったバブルの落とし子が続々と誕生していた」(旧版)とあるように文化としてのバブルは継続中。土地や株価は暴落しても個人消費が落ち込むのは90年代後半以降のことだ。 いまどき、気取った店に女性を連れて行くことが口説くポイントなどと考えていると“バブルオヤジ”と呼ばれるのが関の山だが、新版“やれる店”では、それは織り込み済み。「その昔、デートってやつは、男がレストランのガイドを買って情報を収集し、その中からベストと思われる店を予約して女を連れて行ったものだった」という一行から始

    コラム別に読む : 新 東京いい店やれる店 [著]ホイチョイ・プロダクションズ - 速水健朗(フリーライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012092800004.html

    kanimaster
    kanimaster 2012/09/28
    映画版の桐島=キリスト説。
  • 本の記事 : 日本人初? 「コボ」「キンドル」でデビューした新人作家が1位を獲得するまで - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「koboイーブックストア」の「ジーン・マッパー」購入ページ。同書は複数ジャンルで上位ランク入りしている 著者が立ち上げた「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」専用サイト。電子書籍はここから直接購入もできる。コボ、キンドルの両ストアへのリンクもある。 7月19日にサービスを開始したネット通販大手・楽天電子書籍サービス「コボ」の書店で、これまで見たことがない著者の書籍が、複数ジャンルのランキング上位に入っているのを見つけた。作品の名前は「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」、著者は「藤井太洋」。出版社名に「Taiyo Lab」とあることから、自己出版(出版社や編集者を介在させずに電子書籍を書き、売ることをいう)ではないかと推察できた。 8月22日時点で、同作は「SF」ジャンルの16位、「ハイテク」ジャンルと「科学技術」ジャンルでは1位にランクインしている(ただしその後、著者

    本の記事 : 日本人初? 「コボ」「キンドル」でデビューした新人作家が1位を獲得するまで - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • この夏に読みたいSFの古典10 - 特集の本棚 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    早川書房が「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」をスタートさせるなど、海外SFやハードボイルドの名作を電子書籍で読める環境がようやく整ってきました。  今回はその中から「古典(クラシック)」と呼びうるSF作品10点を取り上げます。発表年代の違いはあれ、どれも次の世代へ読み継がれるべき作品という評価が定着しているものばかりです。  「電子書籍」というSF的メディアで、SFの傑作を読む。夏の盛りにこんな未来体験してみませんか?  Spaceship Artwork by John E. Lester カルト的人気の未来小説 現代SFの旗手の一人としてカルト的人気を誇るフィリップ・K・ディックの1968年の作品。最終戦争で荒廃した地球を舞台に、火星から逃亡したアンドロイドと、彼らを殺害しようとする賞金稼ぎの追跡劇を描く。印象的なタイトルは、主人公が自宅に人工の羊を飼っているという設定か

    kanimaster
    kanimaster 2012/08/16
    ×バスルーム ○バルスーム (よくある間違い)
  • http://book.asahi.com/booknews/update/2012080100001.html

  • asahi.com(朝日新聞社):カバに会う 坪内稔典さん - 著者に会いたい - BOOK

    カバに会う 坪内稔典さん[掲載]2009年2月1日[文・写真]大上朝美坪内稔典さん(64)■茫洋たる巨体との対話 小さいころ、カバヤキャラメルのおまけ「カバヤ文庫」で世界の名作に触れ、宣伝のカバ車を夢中で追いかけた。以来、俳人坪内稔典(つぼうち・としのり)さんは「カバ界」の人である。「桜散るあなたも河馬(かば)になりなさい」ほか、カバ句も多い。4年前、還暦記念に全国のカバ行脚を始め、動物園など29施設をめでたく踏破しになった。 「約60頭に会いました。日の全カバのはず。隠れて飼っている人がいれば別ですが」。あんな大きな動物を隠れて……そんな人がいればそれも面白いが、ともあれカバというもの、姿は愛敬たっぷりなのに甚だ無愛想で、水の中にいてあまり動かない。多くの客はカバの前をさっさと去るが、坪内さんは、最低1時間はいることを自らに課した。 「カバは脳が小さくて頭は悪いといわれますが、実はよ

    kanimaster
    kanimaster 2012/01/14
    カバが大好きな俳人ネンテン先生。
  • 【レビュー・書評】:裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか [漫画]松橋犬輔 [原案]北尾トロ - コミックガイド - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか [漫画]松橋犬輔 [原案]北尾トロ[評者]山脇麻生(ライター)[掲載]2011年7月3日著者:松橋犬輔・北尾トロ  出版社:徳間書店 価格:¥ 650 ■被告が身内、圧倒的な緊張感 映画化やドラマ化もされた『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の作画を担当した松橋犬輔氏の実弟が逮捕された。作は、裁判傍聴漫画家から一転、被告人の家族になった漫画家の苦悩と、その裁判の一部始終を描いた作品である。 弟の逮捕後、女手ひとつで息子3人を育ててきた母親はショックで寝込み、仕事場にはイタズラ電話がかかってくるようになった。悪夢のような1カ月が過ぎ、弟との面会が叶(かな)うが、人はことの重大さを理解していないのか妙に楽観的。兄には、そんな弟が宇宙人のように見える。 被害者の親の怒り、被告人の身内であることのうしろめたさ、証言台に立つ母の弱々しさ、そんな母を詰問する裁判

  • asahi.com(朝日新聞社):水嶋ヒロさんの小説、発行43万部 「1Q84」超える - 出版ニュース - BOOK

    水嶋ヒロさんの小説、発行43万部 「1Q84」超える2010年12月14日 俳優の水嶋ヒロさん(26)が名の斎藤智裕(ともひろ)名義で書いた小説「KAGEROU」が15日、発売される。ポプラ社小説大賞を受賞して話題になり、書店の予約注文が殺到。発売前に増刷になり、部数はすでに4刷43万部となった。発売時としては、村上春樹さんの「1Q84」BOOK1の25万部を上回る異例の数字だ。 水嶋さんは慶大在学中にモデルを始め、2006年にテレビドラマ「仮面ライダーカブト」に主演。その後もドラマや映画に相次いで出演し、人気を集めた。 歌手の絢香さんとの結婚や、所属していた芸能事務所の退社が話題になった。その後、小説が公募の賞を受賞。賞金2千万円の辞退などで関心が高まった。出版元のポプラ社によると、今作は通常の委託販売制ではなく、売り上げは書店の取り分を増やす一方で売れ残りは書店に負担が生じる責任販売

  • asahi.com(朝日新聞社):秘密ペンネーム、8人で筆名共有…変わりゆく「作家像」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    秘密ペンネーム、8人で筆名共有…変わりゆく「作家像」2010年10月31日 多くの読者を持つ小説家が、自らの筆名を秘して作品を発表し始めている。別の筆名を使ったり、複数で書いたり……。方法は様々だが、それぞれ「作家」像から物語を切り離そうとしている。誰もが物語を発表できるネット時代、作家のあり方が変わりつつあるのか。 「小説誌に秘密のペンネームで短編を書いています」 作家の夢枕獏さんが話すと、聴衆からどよめきが起きた。この夏、都内で開かれた日SF大会での一こまだ。 夢枕さんは「陰陽師(おんみょうじ)」「餓狼伝(がろうでん)」などのシリーズを持つ人気作家。とはいえシリーズの作品は部数もほぼ同じで、評価もだいたい分かってしまう。新人として書いた時にどう評価されるのか……。「夢枕獏のイメージにとらわれず読んでほしい」と考え、新しい筆名は公表していない。 ベテラン作家が別の筆名で話題になった例は

    kanimaster
    kanimaster 2010/11/01
    「文学は一個人が描くという流れ」は言文一致運動よりも新体詩のほうが先行していたんじゃないかな?
  • asahi.com(朝日新聞社):TSUTAYA、中古本に参入 5年で200店計画 - 出版ニュース - BOOK

    TSUTAYA、中古に参入 5年で200店計画2010年9月25日 CDやDVD、の販売・レンタル店「TSUTAYA」を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は24日、中古の買い取り・販売に新たに乗り出した。中古市場での競争激化が予想され、新刊書市場への影響を指摘する声もある。 横浜市の「TSUTAYA横浜みなとみらい店」内に開店した「ecobooks」(エコブックス)1号店の中古の品ぞろえは約10万冊。新刊書、レンタルを含めた約22万冊から、お客は好きな商品を選べる。1カ月間の売り上げ目標は800万円。今年度中に首都圏や大阪府内などに10店舗を開店し、5年以内に全国で200店舗に広げる計画だ。 現在、中古市場の規模はネット販売を除いて推定800億円強。ブックオフが6割のシェアを占めているが、TSUTAYAの参入で競争が激しくなりそうだ。全国にブックオフが914

    kanimaster
    kanimaster 2010/09/25
    ブックオフでTポイントカードが使えなくなるのは、このためだったか。
  • asahi.com(朝日新聞社):脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」2010年4月20日脳科学をめぐる 数年来の「脳ブーム」に対し、「脳科学はそう簡単じゃない」と訴える研究者が相次いでいる。「すぐ役立つ」ばかりを期待する世間に、「応用を安易に語りたがらない科学」が理解を求めている。 大阪大学の藤田一郎教授は、視覚と脳の関係を探る基礎研究者。昨年出した『脳ブームの迷信』(飛鳥新社)で、脳にまつわる様々な風説の横行を嘆き、一例として「脳トレ」を検証した。 2005年の発売から、09年9月末までに世界で正続2作が3218万売れたこのゲームソフトは、正式名称が「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」。「音読や簡単な計算で脳の血流が増す」という川島教授の理論に基づいて任天堂が開発した。 ■期待抱かせている 藤田教授は、脳トレが専門用語を交えた説明と「脳が活性化した」など

    kanimaster
    kanimaster 2010/04/21
    両者の見解を併記している良記事。わかりやすい。
  • 【レビュー・書評】マイナス・ゼロ [著]広瀬正 - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    マイナス・ゼロ [著]広瀬正[掲載]2010年4月11日[評者]瀧井朝世(ライター)■謎多き著者の傑作が再び 1945年、空襲のただ中の東京、世田谷区の梅ケ丘。俊夫少年は瀕死(ひんし)の隣人から「18年後にここに来てほしい」という不思議な依頼を受ける。時を経て63年、約束を果たした彼はそこでタイムマシンを見つけ、そして一人の女性と出会う――。 60年代後半に雑誌連載され、70年に単行が刊行された国内SF小説の名作。集英社文庫の旧版は82年に刊行、98年の増刷が最終で累計部数は12万6千部。この改訂新版は2008年に刊行され、はやくも5万部を突破した。 担当編集者の瀧川修さんは高校生の頃にこの小説に夢中になった。編集者となり復刻を望んでいたところ、08年の屋大賞で「この文庫を復刊せよ!」のリクエストナンバー1となったことが追い風となり、書を含む全6巻の広瀬正小説全集の復刊を果たした。こ

    kanimaster
    kanimaster 2010/04/17
    これは名作ですね。
  • asahi.com(朝日新聞社):国会図書館あと7年で満杯 出版点数増え納本続々 - 出版ニュース - BOOK

    国会図書館あと7年で満杯 出版点数増え納続々2010年4月8日 国内の出版物をすべて集めて保存している国立国会図書館が、所蔵スペースの確保に苦心している。の出版数は20年で倍増し、の大型化も進んでいて、あと7年で満杯になりそうだ。電子データ化を進めつつも、「文化財」としての紙の状態での資料保存に力を入れるため、書棚の高さを数センチ単位で変え、利用頻度の少ないは箱詰めすることを検討している。 「空きスペースはどんどん減っていく。納が多くて追いつかない」。国立国会図書館館(東京都千代田区)で資料保管を担当する大塚奈奈絵課長は嘆く。 45メートル四方の書庫が17フロアある館は、厚さ3センチのが約450万冊収蔵できる。だが、各フロアの書棚には学術書や官公庁の統計資料、文芸書から民間企業の社史まで並び、すでに9割が埋まっている。 国立国会図書館法では、国内で発行された出版物は、発行者

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    kanimaster 2010/04/08
    新刊本は全部電子データで納本させればいいんじゃないかな?
  • 【レビュー・書評】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [著]岩崎夏海 - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [著]岩崎夏海[掲載]2010年2月21日[評者]速水健朗(フリーライター)■みなみは甲子園に行けるか 書は青春小説の形式をとったドラッカーの入門書である。 高校野球の女子マネージャー“みなみ”は、ピーター・ドラッカーの『マネジメント――基と原則』を購入する。野球のマネージャーについて書かれたと勘違いしたのだ。ドラッカーは実業界に信奉者の多い「企業経営の神様」であり、『マネジメント』はバイブル的な一冊。野球に関するではない。だがみなみはこのに書かれた企業経営の指南を野球部の運営にあてはめて実践し、弱小野球部を甲子園へと導いていく。 ドラッカーは経営にとって「顧客の創造」と「イノベーション」が必要と説くが、みなみも野球部にとっての「顧客」「イノベーション」とは何かについて考える。 高校の野球部も複数の構成員で編

  • 【レビュー・書評】書評委員お薦め「今年の3点」 鴻巣友季子 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    書評委員お薦め「今年の3点」 鴻巣友季子[掲載]2009年12月27日[評者]鴻巣友季子(翻訳家)(1)機械という名の詩神 [著]ヒュー・ケナー著 [訳]松朗 (2)やんごとなき読者 [著]アラン・ベネット [訳]市川恵里 (3)背中の記憶 [著]長島有里枝 (1)はテクノロジーこそがモダニズム文学を形成したとする1980年代のテクノ文学論(1987年刊)待望の邦訳書。ジョイス、エリオット、パウンド、ベケットらモダニズムの巨人たちはいかにテクノロジーに魅せられて書いたのか。前世紀を振り返りながら未来を見通す一冊。 (2)王室風刺は英文学のオハコだが、女王様が突如読書に目覚め、公務も上の空で文学にのめりこむうち、他者への共感を知り、人間として生まれ変わる、というコミカルな騒動記。作自体が痛快な文学批評にもなっている。 (3)は家族4代の記憶を綴(つづ)ったエッセー集。「ガーリーフォト」で

    kanimaster
    kanimaster 2009/12/31
    気になる。