日本には「女心と秋の空」という表現があるが、ひと昔前のドイツには「April und Weiberwill ändern sich schnell und viel(女心と4月の天気はコロコロ変わる)」という表現があったらしい。女性を指すWeibという単語が女性蔑視気味だということで、最近は使われていないようだ。 そんなコロコロ変わる4月の天気にやられてか、私は風邪をひいた。 日本から最低限の薬は持ってきていたが、冬の乾燥で何度か風邪をひき、もうストックもない。そんなわけで、ドイツ人の友人Aにいい薬はないかと尋ねてみると、返ってきたのは薬の名ではなかった。 「このハーブティー飲んで、よく寝てね」 たしかに私は紅茶好きだが、茶にそこまでの信頼はおいていない。とりあえず同じ文面を友人Bに送ったが、返ってきたのは温かいお見舞いの言葉とハーブティーの名だった。 何かおかしい。 Googleに聞いて