イスラエル軍と、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの停戦監視に当たってきた国連の平和維持部隊は、イスラエル軍の戦車が拠点のゲートを壊して侵入したと明らかにし、国際人道法違反だと批判しています。 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は平和維持部隊に戦闘地域から退避するよう要求し、レバノン南部への地上侵攻を続ける構えです。 イスラエルとレバノンの国境地帯で停戦監視に当たってきた平和維持部隊「国連レバノン暫定軍」は13日、イスラエル軍の戦車2両が拠点の正面ゲートを壊して侵入したほか、付近の発砲による煙で隊員たちがかゆみや吐き気などを訴え、治療を受けていると発表しました。 部隊では今月10日以降、イスラエル軍の攻撃によって5人が負傷し、国際的な非難が強まっていて、国連レバノン暫定軍は相次ぐ攻撃や侵入について「重大な国際人道法違反だ」と批判し、イスラエル軍に説明を求めたとしています。 一方、こ