tofubeatsが4年ぶり、5作目のアルバム『REFLECTION』をリリースした。また、『FANTASY CLUB』(2017年)以降、CDに封入していた制作日記は3年4ヶ月年分、約30万文字というボリュームとなったため、同日に初の著書「トーフビーツの難聴日記」として出版リリースされることとなった。 ずっと同じ言葉を言っていても、同じことをしていても、社会や状況の変化で意味がすっかり変わってしまうことがある。例えば〈集まる〉という言葉はコロナ禍の以前と以降では全然違った聞こえ方をするだろう。 また、同一の曲が時間とともに全く違う聴かれ方や響き方をすることがある。ある曲が運動のために使われたり、はたまたシティポップの楽曲として扱われたり。 筆者はtofubeats氏との10年来の知人であるが、氏が“水星”(2011年)をリリースしメジャーデビュー、そして会社を設立するというプロセスを傍目