フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアルおまけ 映画の優れたナイフ格闘シーン紹介 - 火薬と鋼から随分経って材料も増えたので、再び映画のアクションシーンに登場する優れたナイフ格闘について紹介、解説する。 例によって映画のネタバレ、流血シーンを含むので注意。できれば動画だけでなく映画本編も見てほしい。 あまり知られていない映画からそこそこ有名な映画まで、公開年順に書いていく。 『Antikiller』(2002年 ロシア) この映画はロシアの警察特殊部隊を中心とした映画で、後にシリーズ化している。 日本未公開。日本で発売されたDVD『アンティ・キラー』はこの映画の続編『Antikiller 2』なので注意。紛らわしすぎる。 相手の脚を切る攻撃、帽子を使った牽制など、変則的な技術も使って攻撃を当てている点が見所。 真正面から戦うだけがナイフ格闘ではないという良い例。 なお、ロシアもの
米軍では、近接戦闘武器としての斧がよく使われている。ここでも2009年に戦場にかける斧 - 火薬と鋼というエントリで簡単に紹介した。その後、こうした斧はCall of Duty: Black Opsといったゲームにも登場するようになっている。 日本ではほとんど知られていないこの件について、もう少し詳しくかいてみよう。 タクティカル・トマホーク、タクティカル・アックス 2009年のエントリで書いたように、2000年代になってから米軍では斧―それもトマホークと呼ばれる小型で細身の斧が使われるようになった。トマホークはアメリカの伝統的な斧で、ベトナム戦争でも使われた。近年になって新しい素材やデザインのトマホークがアフガニスタンやイラクで使われている。近年の軍用斧は、小型のものはタクティカル・トマホーク、大型のものはタクティカル・アックスと呼ばれているが、あまり厳密な線引きはない。 こういった実戦
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