世界最大の債券の投資信託会社はロスアンゼルスの南、ニューポート・ビーチ(良いところです)に本社を構えるPIMCOです。その共同創業者で「債券の王様」の異名を取るビル・グロスは毎月顧客向けの投資レターをしたためており、これはPIMCOのファンドを購入した個人投資家にも、プロの機関投資家にもあまねく読まれています。 その最新号でビル・グロスが延々とトイレのセンサーについて語っているので「すわ、鬼のかく乱か?」と受益者を慌てさせています。以下はわたくしめによる抄訳: 「スパイの目」 今月の投資レターではトイレに備え付けられたセンサー(seeing eye)を糾弾したい。 そうだ、トイレの話だ。 最近、公共トイレにはセンサーがついている。どこにあるのかわからないけど、兎に角、ついていて、用を足した後、立ちあがると自動的に流すようになっている。肛門科のお医者さんには検分は不可避だといわれてきたが、ま