前回に引き続き、神戸の洋食のことを書く。 外国航路のコックたちが「陸に上がって」始めた洋食の系譜と、もうひとつ[オリエンタルホテル]の洋食について。 神戸の居留地にあったオリエンタルホテルのレストラン(現・ORIENTAL HOTELと同名だが、レストランに関しては直接的なつながりはない)は、日本の西洋料理の嚆矢だろう。 1868年(※慶應3年)に神戸港が外国に開かれた戸口として開港し、それで外国人居留地が出来た。わたしが長い間やっていた「Meets Regional」誌でも、ミナト神戸から次々と西洋の文物が取り入れられたこと、そしてそのひとつとして洋食があることを何回も記事で扱った。 ちなみに再来年、2017年の1月1日が神戸開港150周年で、元町駅南には神戸市による大きな掲示板が立てられている。公募によって決定されたロゴマークと一緒に「コーヒーも映画もはじめは港からやってきた」というコ
![145年前に始まった神戸、正統派洋食の歴史を受け継ぐ老舗 - dressing(ドレッシング)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f728d11825e11c60fe190c23f60868875baa1eb2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frimage.gnst.jp%2Fwww.gnavi.co.jp%2Fdressing%2Fimage%2Farticle%2F42%2F10942%2Fcarousel_922ccfeead0c8686041439aa89359991.jpg)