医療機関以外で働く看護師さんのお仕事の様子を紹介する「病院外の看護現場探訪」シリーズ。今回は陸上自衛隊ナースです。 単に陸上自衛隊で医療活動をするのではなく、看護学校入学と同時に陸上自衛官となる自衛隊ナース。看護師としての業務の他に、定期的に有事や国際平和協力活動、災害派遣などを想定した訓練も行うそうです。いったいどんな仕事なのでしょうか? 看護学生も射撃訓練 今回、取材させていただいたのは、入隊して20数年になるベテラン看護師・Fさん。 高校卒業後、自衛隊ナースを養成する自衛隊中央病院高等看護学院で学び、現在、東京都世田谷区の陸上自衛隊三宿駐屯地内に隣接して設置されている自衛隊中央病院に勤務しています。 16個ある自衛隊病院はすべて陸上、海上、航空自衛隊の共同機関である自衛隊中央病院と、札幌、仙台、富士、阪神、福岡、熊本、別府の7つの病院は陸上自衛隊が管理しています。Fさんが勤務する中央