7月中旬にロードバイクで転倒し、頸髄(けいずい)損傷の重傷を負った自民党の谷垣禎一前幹事長。実は自転車歴50年を誇り、多忙な公務の合間を縫って自らサイクリングを楽しんできたほか、愛車を展覧会に出品するほどの筋金入りのマニアだった。自転車関連の議員連盟やサイクリング団体の会長を長年務め、業界のリーダーとしても活躍してきた。自転車の愛好者や業界関係者の間では今なお谷垣ショックの余波が続いている。 事故が国家的関心事に谷垣氏は7月16日午前、皇居の桜田門付近で転倒。病院へ搬送されて入院し、その後は公の場に一切姿を見せていない。 関係者によると、段差を乗り越える際にタイヤのグリップを失い、転倒したのではないかという。谷垣氏が愛用するヴィンテージロードバイクは、往年のレース仕様を踏襲し、特に細いスリックタイヤが装着されていたという。 自民党は当初、谷垣氏のけがの程度は軽傷と発表していたが、やがて頸髄
![【経済裏読み】谷垣ショックの余波続く…自転車愛は筋金入り、異色の「名人」復帰待つ業界](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90ab936e4b1afd70fd3cd6c0901983558d95e56c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FYUniNv6cnG0nqyKTqeGVu5nGurE%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FPNJBEMPB75LYLOAQKPV4XKSB3Y.jpg)