すわ開戦かと不安が高まる今、北朝鮮によるテロも現実的な脅威になってきた。地下鉄サリン事件当日、市ヶ谷に入った著者が、そこで学んだ未知の危機に出会うことの現実とは。 北朝鮮テロもミサイルに並ぶ脅威 北朝鮮とアメリカの言葉の応酬が続いている。北朝鮮の外相ですら、「言葉の喧嘩が本当の喧嘩にならないことを望む」などと(本気か、あるいは少なくとも口では)言っているような状況だ。 もし偶発的な衝突を端緒に、北朝鮮との戦争が本当に始まってしまったら、当然ながら日本にも直接的な被害が及ぶ可能性が高い。そのときは衝突の最前線だけでなく、日本国内で生活している私たち一般市民の平穏な暮らしにも、さまざまな形で深刻な影を落とすだろう。 何もミサイルが飛来するということだけが問題ではない。日本国内で生物・化学兵器などを使ったテロが発生する可能性も否定できない。そんなときに、国内でのテロに立ち向かい、治安の維持・回復
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