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ブックマーク / gendai.media (41)

  • エンロンより悲惨な「FTX破綻」が、ここまで注目されている「もう一つの理由」(池田 純一) @gendai_biz

    エンロンより悲惨な「FTX破綻」が、ここまで注目されている「もう一つの理由」 話題の「効果的利他主義」とは何か? 若きビリオネアが、一転… 2022年11月8日に行われたアメリカの中間選挙は、大方の予想に反し民主党の善戦で終わった。4年間の大統領の任期(term)の折り返し点(mid)で行われる中間選挙(midterm election)は、通常、大統領へのレファランダムとして扱われ、大統領の所属政党が大きく負け越すのが当然視されてきた。現職のバイデン大統領の支持率は低く足下のインフレ不安もあり、民主党は連邦議会の多数派を失うと見られていた。 だが結果は、上院では多数派を堅持し、下院では多数派こそ共和党に奪われたものの議席数の差は僅差にとどまった。結局、共和党の「レッド・ウェイブ」は起こらずじまい。民主党の政治家たちは、予想以上の善戦に安堵した。 この民主党陣営の喜びの輪の中に来なら「S

    エンロンより悲惨な「FTX破綻」が、ここまで注目されている「もう一つの理由」(池田 純一) @gendai_biz
  • 「東京の落語界」はどのように「分裂」してきたか? 愛憎が入り乱れる「複雑な歴史」(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    六代目三遊亭円楽がなくなったとき、「落語界統一」について書かれた記事を見た。 この夏、会見で円楽が語ったらしい。 協会を統一したい、と述べ、追悼記事では「その夢も叶えぬまま」と書かれていた。 東京の落語界はいくつかに分かれている。 大きなものは「落語協会」と「落語芸術協会」である。 大正末年から昭和初年(1920年代)ころに、その大元となる協会が発祥し、そこそこ歴史があり、まあ、戦争になって一度すべて一緒くたにされたのだが、戦後ふたたび、別の団体として出発した。 長らく東京の落語界はこの2団体で興行してきた。 定席の寄席(年末2日をのぞき一年中毎日営業している落語を聞く場所)も、だいたいこの2団体が交互に興行を打つ。 この2つが基の「団体」である。 あと2つ別の落語家集団があるのだが、並べて同じレベルの「団体」とは言えない。そちらに所属している落語家はある意味かなりマイナーだからだ。 「

    「東京の落語界」はどのように「分裂」してきたか? 愛憎が入り乱れる「複雑な歴史」(堀井 憲一郎) @gendai_biz
  • 「僕たちの失敗」の森田童子の父親は、なんとあの人だった(高野 慎三) @gendai_biz

    作詩家であり、作家のなかにし礼が亡くなって1年が経つ。それにあわせ、死後に自宅から発見された未発表作品『血の歌』(毎日新聞出版)が刊行された。そこに書かれていた主題が、一部で波紋を呼んでいる。なかにしの代表作『兄弟』で描かれたあの破滅的な兄。その娘こそ、一世を風靡した森田童子であったのだ。つまり、森田は、なかにしの姪にあたる。なぜ、なかにしは森田との関係をここで明かすことになったのか。森田と交流もあった元『ガロ』編集長の高野慎三が記す。 テレビドラマ『高校教師』のあの歌声 かつて森田童子という類まれなシンガーソングライターが存在した。一部で熱狂的に支持されたようだ。その後1990年代前半に、テレビドラマ『高校教師』のバックに流れる「ぼくたちの失敗」で一般的に知られるようになった。そのときの語りかけるような音律と透き通る細い歌声が聞く者の心をとらえた。そして、「暗く悲しい歌」の歌い手として認

    「僕たちの失敗」の森田童子の父親は、なんとあの人だった(高野 慎三) @gendai_biz
  • チャンネル桜、DHC…右派系ネット動画が「激戦区」になったワケ(古谷 経衡) @gendai_biz

    2000年代から2010年代の日のネット言論で大きな存在感を放ち、世論にも大きな影響を与えた「ネット右翼」。その通史を描き出す、文筆家・古谷経衡氏による野心的連載「ネット右翼十五年史」が2年の時を経て掲載再開! 今回分析するのは、右派メディアの中でも強い波及効果を持つ「動画メディア」の栄枯盛衰である。 ネット右翼の主軸は「アラフィフ」へ 2002年に勃興したネット右翼の主要な「情報源」は当時から現在まで一貫してネット動画である。安倍内閣の継承を旗印にした菅内閣に交代しても、この傾向は全く変わらない。 第二次安倍政権下、およびそれ以前の民主党政権下では、いわゆる「保守系雑誌」の隆盛が囁かれた。WAC社の『WiLL』が代表的だが、この雑誌は第二次安倍政権下の2016年春に事実上分裂し、元『WiLL』編集長の花田紀凱氏が飛鳥新社に移籍して『HANADA』を創刊する。一方、編集長が空席となった『

    チャンネル桜、DHC…右派系ネット動画が「激戦区」になったワケ(古谷 経衡) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2020/12/02
    DHCチャンネルから林原チャンネルが分派。情弱相手にサプリであぶく銭稼いだことだし、別の情弱をターゲットにしようというマーケティングなのだろうか…?
  • 「左翼/右翼」の意味をはじめて知った学生と考える「政治意識」のこと(西山 雄二) @gendai_biz

    学生たちの「政治意識」 「今日の講義で生まれてはじめて、右/左の定義を知り、自分の立場を考えました。」 勤務先の首都大学東京で、教養科目「フランス語圏の文化」を7年間担当している。例年、そのなかで「左翼/右翼」を解説する授業をするのだが、授業を終えたあとの学生のコメントでは、上記のような回答が大多数を占める。 多くの学生にとって、左派は「自分の国が嫌いで、政府に文句を言う過激派」といった認識であるようだ。だから、授業で冷静に説明を受けて、左派の否定的なイメージが揺らいで驚く若者も少なくはない。 はじめて右/左のことを考えたために、コメント内容も政治的争点ではなく、日常的な事象を素朴に参照するものがある。「部活ではリーダーが必要だと思うので、私は右派的だ」「塾の運営を批判したので私は左派だ」といった具合である。 以下では、この授業の事例を通じて、フランスと日を比較しつつ、若者の政治意識につ

    「左翼/右翼」の意味をはじめて知った学生と考える「政治意識」のこと(西山 雄二) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2020/02/13
    「多くの学生にとって、左派は「自分の国が嫌いで、政府に文句を言う過激派」といった認識であるようだ」
  • 「中流からの脱落」に怯える“おっさん”とポピュリズムの深い関係(橘 玲) @gendai_biz

    世界をポピュリズムが席巻しているが、その背景には、中流からの脱落に怯える“おっさん”の存在がありそうだ。いったいどういうことなのか…? 訳書『不道徳な経済学』を上梓した、作家の橘玲氏が解説する。 誰がトランプを支持したのか イギリスが国民投票でEUからの離脱を決め、ドナルド・トランプアメリカ大統領に当選した2016年の衝撃から3年が過ぎて、欧米先進国を中心に世界を揺るがすポピュリズムの実態が徐々に明らかになってきた。 アメリカの進化心理学者スティーブン・ピンカーは、最近翻訳の出た話題の書『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』(草思社)のなかで、権威主義的ポピュリズムの支持者は、よくいわれるような「経済競争の敗者」ではないと述べている。 アメリカ大統領選の結果についてアナリストたちが詳細に調べたところ、六分位の所得階層のうち下位二つの低所得層(世帯年収5万ドル未満)に属する有

    「中流からの脱落」に怯える“おっさん”とポピュリズムの深い関係(橘 玲) @gendai_biz
  • 元祖ゾンビ映画は「アメリカのタブー」に切り込んだ問題作だった(此花 わか) @gendai_biz

    世界初のゾンビ映画『ホワイト・ゾンビ』が公開されたのは1933年。ただし、アメリカで製作されたこの作品に登場するゾンビは我々が知るような“人を喰らう蘇った死体”ではない。現代のゾンビ像は、ジョージ・A・ロメロが監督した1968年公開の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』によって確立された。同作は当時日では公開されなかったため、1978年に公開された(日公開は1979年)同監督の『ゾンビ』が日人とゾンビの邂逅、ということになる。 作は100万ドル以下の制作費ながらも、世界全体で5,500万ドルを売り上げるという驚異的な大成功を収めた。以来、”ゾンビ映画”はいちジャンルを確立しただけでなく、ゾンビ研究家やゾンビ・コスプレーヤーまで登場するなどひとつのサブカルチャーとなっている。 世界唯一の、“日だけの『ゾンビ』”が復刻 1979年に日で公開されたジョージ・A・ロメロ監督作『ゾンビ』

    元祖ゾンビ映画は「アメリカのタブー」に切り込んだ問題作だった(此花 わか) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2019/12/08
    主役のギョロ目のSWAT隊員とヒロインが来日! 元気そうでうれしい。
  • 韓国・文在寅は何がしたかったのか…「GSOMIA騒動」が与える影響(佐藤 丙午) @gendai_biz

    韓国は何がしたかったのか? 韓国が8月22日に延長中止を申し入れ、11月23日午前0時で失効する予定だった日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は、韓国政府の決断により、失効することを免れた。 韓国の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長は記者会見で、GSOMIAを終了はいつでもできるという前提で、破棄の効力を停止すると述べている。 さらにキム次長は、韓国政府の決断に対して日政府も理解を示したと述べ、輸出管理政策の対話が正常的に進行される間、日を提訴した世界貿易機関(WTO)の手続きを停止する、と説明している。 韓国は、日による特定三品目の輸出管理厳格化と、韓国の「ホワイト国」指定の格下げに反発し、GSOMIAの破棄(正確には協定更新の停止による失効)を含む一連の対日報復措置を発動し、日に対する「怒り」を表した。 もちろん、日韓国に対して一連の措置を発動するには理由があり

    韓国・文在寅は何がしたかったのか…「GSOMIA騒動」が与える影響(佐藤 丙午) @gendai_biz
  • 現役医師20人に聞いた「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    心の中で「自分なら絶対に飲みたくない」と思っていても、患者には言えない。副作用がひどい、飲んでも意味がない—じつは、そんなクスリを処方している医者は多い。 風邪薬で死にそうになった しんクリニック(東京・蒲田)の院長、辛浩基医師は「あるクスリ」を飲んで命を落としそうになった経験がある。 「私が研修医の頃でした。毎日深夜まで働いて身体がひどく疲れているときに、風邪をひいてしまったんです。熱があって鼻水もすごく出ていたので、症状が治まればいいと風邪薬を飲みました。 仕事を終え、車を運転して自宅に帰っている途中、ものすごい眠気が襲ってきた。危うく事故を起こしそうになったんです。自分だけでなく、他人の命まで奪ってしまうところでした。あのクスリはもう飲みたくないですね」 そのクスリとは、非ピリン系感冒剤顆粒。商品名で言えば、「PL配合顆粒」などの風邪薬だ。風邪をひいて病院に行けば、かなりの確率でこの

    現役医師20人に聞いた「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  • 地獄か…「ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート」制作秘話(上出 遼平) @gendai_biz

    ヤバい人たちのヤバい飯を通して、ヤバい世界のリアルを見るヤバい番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京系)。5月にはNetfilixで配信が開始され、世界中に届き始めている。今夜、『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』に改題し進化を遂げた同番組が、2時間スペシャルとして放映される。上出遼平プロデューサーがケニアで見たものとは――。 夜、床に着いてしばらくすると咳が出る。 体を起こして水を飲み、気管を濡らして横になる。 しばらくはごまかせたイガイガも、ものの数分で猛烈な痛みに変わり、僕は再び目を覚ます。それを幾度となく繰り返すうち、クタクタになって浅い眠りに落ちる。 朝、目覚ましが鳴るよりずっと前、咳と同時に目が覚める。 たかが咳で僕の睡眠時間はわかりやすく削られてゆき、健康状態も漸次劣化していく。 これがもう、2週間続いている。 風邪じゃない。 熱も鼻水もないし、

    地獄か…「ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート」制作秘話(上出 遼平) @gendai_biz
  • 納税額の低い人を「税金泥棒」と見なす社会は、どう克服されてきたか(石川 敬史) @gendai_biz

    納税額の低い人を「税金泥棒」と見なす社会は、どう克服されてきたか 私たちはこの達成をすぐに忘れてしまう そもそも国民の権利は、納税の「対価」なのか 近年、納税額の少ない人間を「税金泥棒」と呼ぶ言説が登場し話題になっている。この興味深い言説が登場した経緯を簡単に振り返ってみよう。 金融庁のワーキンググループによる報告書——「平均的な高齢夫婦の場合、毎月およそ5万円の赤字が続き、退職後の30年間でおよそ2000万円の不足が生じる」、「若いうちから積立、分散、長期の投資などを奨励」——を受けて6月4日に麻生太郎財務相が記者に対して、「100まで生きる前提で退職金って計算したことあるか?」と説教を始めた映像に国民の多くが面らった。 報告書に示される、威圧的な文字列に恐慌を覚えたこともさることながら、なぜこの財務大臣は、「100年安心」という建前を反故にする内容をこうまで偉そうに語ることができるの

    納税額の低い人を「税金泥棒」と見なす社会は、どう克服されてきたか(石川 敬史) @gendai_biz
  • 20年以上もヤクザを追ってきたライターが見た「裏社会のリアル」(鈴木 智彦) @gendai_biz

    売れる題材はこの3つ ヤクザを読むようになったのは、ヤクザ専門誌の仕事を始めてからです。以来、このジャンルの様々なを読んできましたが、『血と抗争』はこれまでのすべてののなかで1位です。 このは溝口敦さんが25歳で書いたデビュー作。山口組への徹底した取材とともに、ヤクザに斟酌しない言葉選びに痺れます。 その書きっぷりから、僕が入ったヤクザ専門誌では、「こういう書き方をしたら、クレームがきますよ、やってはダメですよ」と新人に教えるためのテキストとして使われていた。そのくらいヤクザ取材の地雷、つまりタブーが詰まっている。面白くないわけがないんです。 '98年に文庫が刊行され、今なお版を重ねていることも、いかに凄いかを物語っています。 ヤクザには売れる実録が3つあります。 第1に、今挙げた「山口組」。第2に映画でも有名な『仁義なき戦い』で描かれた「広島抗争」。3つ目が、戦後の混乱期に、

    20年以上もヤクザを追ってきたライターが見た「裏社会のリアル」(鈴木 智彦) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2019/02/24
    鈴木智彦氏が選ぶベスト10冊。「『血と抗争』はこれまでのすべての本のなかで1位です。この本は溝口敦さんが25歳で書いたデビュー作」
  • 新疆ウイグル「絶望旅行」を終えて帰国した大学生の本音(安田 峰俊) @gendai_biz

    現地の事情を知ること自体難しい 中国の西北部に位置する新疆ウイグル自治区において、現地のウイグル族(ほか、主にテュルク系の少数民族)に対する深刻な人権弾圧が起きていることはさまざまなメディアで報じられている通りだ。 現地では漢民族の移住が進み、都市部のインフラが目覚ましく整備されるいっぽう、少数民族の伝統的な生活習慣や宗教信仰への抑圧が進む。2014年ごろまでは月1回程度のペースで数十人以上の犠牲者を出す騒乱が発生していた。現在、新疆の少数民族は海外との通信が厳しく制限され、「再教育」を名目に収容施設に入れられている人々も100万人以上にのぼると伝わる。 ※2014年春に筆者(安田)が訪れたときのカシュガル市の旧市街。現在は建物の多くが取り壊されて住民も移住させられ、観光用に整備された建物だけが建っているという。 2014年ごろまでは日の新聞の現地取材もある程度まで可能だったが、取材のハ

    新疆ウイグル「絶望旅行」を終えて帰国した大学生の本音(安田 峰俊) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2019/01/12
    「決して渡航を積極的にオススメはできないが、一般的な日本人旅行者であれば非常に安全な旅ができる「持続可能性のある地獄」、それが新疆だ」 未来に「人道への罪」として糾弾されること確実の中国共産党
  • なぜNHK「まんぷく」は、安藤百福の“台湾ルーツ”を隠したのか(野嶋 剛) @gendai_biz

    日清品創業者の安藤百福(1910-2007)と、その・仁子をモデルにしたNHK連続テレビ小説「まんぷく」が好調だ。視聴率は放送開始1ヶ月以上を経ても、20%超をキープする。インスタントラーメンという国民への視聴者の関心の高さを感じさせるが、物語には、一切触れられていないことがある。 それは安藤百福が台湾出身者であるという来歴である。なぜ台湾というルーツが消されたのか。安藤とはいかなる人物だったのか。『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』著者の野嶋剛氏が台湾の故郷への現地取材を行うと意外な事実が次々と明らかになった。 国籍と即席麺 放送が始まったのが今年10月。私もほとんど欠かさず見ており、戦前戦後の厳しい社会環境でたくましく支え合う2人の夫婦愛に時には心を揺さぶられ、時にはハラハラしながら引き込まれている。現在までの視聴率もなかなか好調なようである。 このドラマでは、安藤は日人として描

    なぜNHK「まんぷく」は、安藤百福の“台湾ルーツ”を隠したのか(野嶋 剛) @gendai_biz
  • 警察庁長官狙撃事件「真の容疑者」中村泰からの獄中メッセージ(原 雄一) @gendai_biz

    平成7(1995)年3月30日に発生した、國松孝次警察庁長官狙撃事件。オウム真理教による犯行の可能性が高いとされながら、未解決のこの事件には、警視庁捜査第一課元刑事・原雄一氏の執念の捜査で浮かび上がった「真犯人」中村泰受刑者がいた。 原氏は今年3月、事件の真実を綴った『宿命 警視庁捜査第一課刑事の23年』を刊行。書を読んだ中村受刑者の「協力者」から原氏宛てに手紙が届き、事件は新たな展開を見せている(詳細は原氏の特別寄稿「警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した『協力者』からの手紙」を参照)。また、今夜9月8日(土)21時からのNHKスペシャル「未解決事件シリーズ」では、原氏と中村受刑者の長い闘いが実録ドラマとして放映される。 このたび公開するのは、獄中の中村泰受刑者自身がつづった『宿命』の「書評」である。中村受刑者は「現代ビジネス」での発表を前提にこの一文をまとめ、著者である原氏に託した(表

    警察庁長官狙撃事件「真の容疑者」中村泰からの獄中メッセージ(原 雄一) @gendai_biz
  • あなたが買っている「体にいい水」はニセ科学かもしれない(伊与原 新)

    人はなぜ、「科学らしいもの」に心ひかれてしまうのか……? 東京大学大学院で地球惑星科学を専攻、大学勤務を経て小説デビューし、「ニセ科学」の持つあやしい魅力と向き合うサスペンス『コンタミ 科学汚染』を上梓した作家・伊与原新氏。同氏が生み出した、ニセ科学に魅せられた科学者・Dr.ピガサスが今回、語るのは、世界中で巨大なビジネスを生み出してきた、健康効果のあるという「水」の科学史。そこからは、科学とフェイクのゆらぎが見えてくる──。 (これまでの記事はこちらから) 「水」、その神聖なるもの このたびの西日豪雨には、もはや言葉もない。まだ被害が拡大する前のニュースでは、避難した住民が「はやく止んでくれるよう、天に祈るしかない」と滝のような雨を見つめていたが、残念ながら祈りは通じなかった。 一方で、関東甲信地方では、統計開始後初めて7月を待たずに梅雨が明けている。そこで農業を営む人々は、猛暑と水不

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  • 地下鉄サリン事件当日の自衛隊で垣間見た「北朝鮮テロ」への心構え(伊藤 明弘) @gendai_biz

    すわ開戦かと不安が高まる今、北朝鮮によるテロも現実的な脅威になってきた。地下鉄サリン事件当日、市ヶ谷に入った著者が、そこで学んだ未知の危機に出会うことの現実とは。 北朝鮮テロもミサイルに並ぶ脅威 北朝鮮アメリカの言葉の応酬が続いている。北朝鮮の外相ですら、「言葉の喧嘩が当の喧嘩にならないことを望む」などと(気か、あるいは少なくとも口では)言っているような状況だ。 もし偶発的な衝突を端緒に、北朝鮮との戦争当に始まってしまったら、当然ながら日にも直接的な被害が及ぶ可能性が高い。そのときは衝突の最前線だけでなく、日国内で生活している私たち一般市民の平穏な暮らしにも、さまざまな形で深刻な影を落とすだろう。 何もミサイルが飛来するということだけが問題ではない。日国内で生物・化学兵器などを使ったテロが発生する可能性も否定できない。そんなときに、国内でのテロに立ち向かい、治安の維持・回復

    地下鉄サリン事件当日の自衛隊で垣間見た「北朝鮮テロ」への心構え(伊藤 明弘) @gendai_biz
  • 世界の音楽市場の足を引っ張っているのは、日本の音楽業界だった(柴 那典) @gendai_biz

    4月3日、世界最大の音楽ストリーミング配信サービス「Spotify(スポティファイ)」がニューヨーク証券取引所に上場した。ストリーミングによって、世界の音楽市場はどれだけ回復したのか? アーティストはビッグデータをどう活用しているのか? 『ヒットの崩壊』著者で音楽ジャーナリストの柴那典さんが考察する。 急成長を遂げる世界の音楽市場 今、世界全体の音楽市場が大きな成長を見せている。そして、日だけがそこから取り残されている。 国際レコード産業連盟(IFPI)の発表によると、2017年のグローバルな音楽市場は前年に比べて8.1%増加し、約173億ドルとなった1。 2015年の3.2%増2、2016年の5.9%増3に続き、3年連続で市場が拡大。さらなる大幅増となり、過去10年で最高額を記録した。 この数字は、1999年以降落ち込みを続けてきた音楽市場が2014年を底に明らかな回復期に入ったことを

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  • 「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方(週刊現代) @gendai_biz

    国会議員も政治記者も「今、どうしてるんだろうね」と口を揃えるのがこの元建設大臣。今回の総選挙でも楽々当選した中村喜四郎が、「無所属」で孤塁を守り続けるのは、彼なりの信念があるようだ。 議員会館で見たことがない 「国会で発言しなければ、議員としての責任を果たせないかといったら、そうではない。群れると感性が鈍る」 誌にこう語るのは、元建設大臣の中村喜四郎代議士(68歳)だ。 ゼネコン汚職で逮捕され、自民党離党から23年が経った。連続当選を重ね、今も無所属で衆議院議員を続ける中村は、大のメディア嫌いで知られ、実像を知る者は少ない。 「廊下で見かけたことすら何年もないよ。会期中以外は永田町に出てくることはない」(議員会館で同フロアの代議士) 全国紙のベテラン政治部記者も続ける。 「謎の存在です。20年間、会議での発言はゼロ、質問主意書もゼロ、委員会では一度発言しただけ。何も発信をしていない以上

    「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方(週刊現代) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2017/11/20
    「謎の存在です。20年間、本会議での発言はゼロ、質問主意書もゼロ、委員会では一度発言しただけ。何も発信をしていない以上、政治家としては無価値のように思えます」
  • 今なら放送不可能!? たけしの「オールナイトニッポン」を語ろう(週刊現代) @gendai_biz

    '80年代、木曜深夜はたけしの独壇場、数々のタブーに切り込む狂気が多くの信者を生んだ。お笑い界の頂点に君臨した男を最も生々しく伝えた番組を語り尽くす。 『ビートたけしのオールナイトニッポン』 ビートたけしがパーソナリティを務めたニッポン放送の人気番組。1981年1月1日から1990年12月27日まで毎週木曜日深夜1:00~3:00に放送。若者の人気を得て記録的な聴取率となった 毒舌の中に愛があった 水道橋 初めてたけしさんの「オールナイトニッポン」を聴いたときの衝撃はとにかくスゴかった。その日の日記に、「必聴を肝に銘じて聴いた。タモリ以上の俗悪、近田春夫を上回る毒舌、狂気の沙汰だ」と書いています。 松村 博士は、録音した放送を書き起こす「写経」をやっていたほどのたけし信者ですもんね。以前、博士の家に行ったら、たけしさんのオールナイトを録音したテープがズラッと揃っていて、びっくりしました。

    今なら放送不可能!? たけしの「オールナイトニッポン」を語ろう(週刊現代) @gendai_biz
    kaoruw
    kaoruw 2017/09/15
    「ナインティナインの岡村君が木曜日にオールナイトをやると聞いたときも岡村君の家まで行って「とにかく辞退してくれ」って説得したんですよ」 思い入れが昂じてとはいえひでえ話だなあ