[東京 26日] - 30年間に及ぶ平成時代の為替市場で最も鮮明に記憶している出来事は、日本銀行の為替介入もまったく歯が立たなかった1995年の「超円高」だった、とJPモルガン・チェース銀行市場調査部長の佐々木融氏は振り返る。 デフレの続く平成時代はドル安/円高が基本的な流れだったが、2013年に「アベノミクス」が本格始動して以来、相場は円安に振れている。いったんは円高方向への揺り戻しはあるだろうが、新たに迎える時代では、変動を繰り返しながらも長期的に円は下落していくのではないか、と同氏は予想する。
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