60年代・70年代に、ミヒャエル・エンデの『モモ』や『はてしない物語』といったファンタジー作品が、現実逃避の文学であると批判が起こったらしい。その真相が知りたいので、逃避文学をあつかった本や資料を調べてほしい。エンデが関わっていなくても、逃避文学について知れればよい。 『世界大百科事典 24巻』 平凡社 の「ファンタジー」の項目に 「ファンタジーは一般に<逃避の文学>と批判されてきたが、1938年に発表した評論《妖精物語について》の中でトールキンが逃避を勇気ある行為と評価して以来この認識が逆転した」とある。 →『妖精物語について』 J.R.R.トールキン/著 評論社 2003.12 p94 妖精物語は、空想、回復、逃避、慰めなどを与えてくれるが、今日一般には、これらの大部分は、だれにとっても有害なものであると考えられている、との記述あり。 p117 回復、逃避、慰めについて p124「逃避
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