小金井ゴミ戦争で村上春樹の壁と卵の話を思い出した。 そもそもの発端の二枚橋処理場近隣の住民の健康被害、というものが存在しなかったかと言えば否定はできない。敏感な人は何かしらのことで喘息になったりするし、処理場を恨めしく思えば体調を崩す人もいただろうよ。 もう一つの卵は蛇の目ミシン跡地の近所のマンション住民な。ローン背負ってマンション買って値段が下がったら困るので拒否らしい。 その中で、リスクが一定以下である、あるいは自らゴミを出したらそのリスクは引き受けるべきだ、という論調もあるし、より安全な処理場をちゃんと運営するならいいよ、という考え方もある。しかし、得てして「市民」的な運動は、ここにない答えを理想とする。その理想からすれば周辺住民は回避できるのにあえて回避しない損害を受けていると思うようになる。他の市で建てられないの?焼却以外の手段はないの?市内で他に場所はないの?しかしすでに代替案