韓国の製菓大手オリオンの主力商品「チョコパイ」の売り上げが好調だ。今年1〜3月期の世界売上高は1120億ウォン(約125億円)となり、四半期ベースで初めて1000億ウォンを突破した。現地紙コリア・タイムズが報じた。 1974年に発売された同商品は、韓国では国民的洋菓子として人気が高い。国外でもヒット商品となっており、1〜3月期の売り上げは地元の韓国が240億ウォン、中国550億ウォン、ベトナム230億ウォン、ロシア100億ウォンなどとなっている。 同社のチョコパイはこれらの国々のほかにインドや台湾でも人気で、北朝鮮でも国境の開城工業団地や中国経由で流入した商品が闇市場で売られているほどだという。昨年は、あまりの人気ぶりを警戒した北朝鮮政府が公式に取引を禁じたことでも話題となった。 専門家は、韓国の菓子市場では年間1000億ウォンの売り上げを記録すれば大成功とされると指摘し「チョコパイ