2020年度から始まる大学入学共通テストをめぐり、東京大学の入試監理委員会が9月、基本方針をまとめた。新たに導入される英語の民間試験について、成績提出を必須としない内容だ。民間試験をめぐる同大のワーキング・グループ(WG)座長を務め、同委員会の一員として議論に加わった石井洋二郎理事・副学長に、経緯や意図を聞いた。 ◇ 東京大入試監理委員会が決めた基本方針(2018年9月) 2020年度に実施される一般入試では、①~③のいずれかの書類の提出を求める。 ① 大学入試センターによって要件を満たすと確認された民間の英語試験の成績(ただし、CEFRの対照表でA2レベル以上に相当するもの)。 ② CEFRのA2レベル以上に相当する英語力があると認められることが明記されている調査書等、高等学校による証明書類。 ③ 何らかの理由で上記①、②のいずれも提出できない者は、その事情を明記した理由書。 民間試験の
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