実の娘に性的暴行をした罪に問われた父親に、先月、裁判所が、「娘が著しく抵抗できない状態だったとは認められない」として無罪を言い渡したことに対して、ネット上で大きな波紋が広がっています。 検察は、8日、判決を不服として控訴しました。 3月26日の判決で、名古屋地方裁判所岡崎支部の鵜飼祐充裁判長は「父親は、娘が中学2年生の頃から性行為を繰り返し、拒んだら暴力を振るうなど父親の立場を利用して性的虐待を続けた。娘は抵抗する意思を奪われ、専門学校の学費の返済を求められていた負い目から精神的にも支配されていた」と指摘しました。 一方で、「父親の意のままに従うような強い支配による従属関係にあったとは言い難く、一時、弟らに相談して性的暴行を受けないような対策もしていたことなどから、心理的に著しく抵抗できない状態だったとは認められない」と述べ、無罪を言い渡しました。 この判決に対して、ネット上で大きな波紋が
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