【ニューヨーク=野村優子】陸上の国際統括団体、ワールドアスレチックス(世界陸連)は31日、靴底の厚さが40ミリメートルを超えるシューズの禁止を柱とする新たなルールを発表した。男女マラソンの世界新など好記録が相次ぎ、規制される可能性が取り沙汰されていた米スポーツ用品大手ナイキの靴底の厚さが36ミリのシューズ「ヴェイパーフライ」シリーズの使用は認められることになる。新ルールは4月30日から適用され
陸上のサニブラウン アブデル・ハキーム選手が7日、アメリカ、テキサス州で行われた全米大学選手権の男子100メートル決勝で3位に入り、9秒97の日本新記録をマークしました。 決勝は、サニブラウン選手を含め9秒台の自己ベストを持つ選手が4人出場するハイレベルな争いとなり、サニブラウン選手はスタートではやや出遅れたものの、得意の後半、大きなストライドで走り9秒97の日本新記録をマークし3位でフィニッシュしました。 サニブラウン選手は、追い風0.8メートルの中、みずからの記録を0秒02縮めるとともに、おととし9月に桐生祥秀選手がマークした9秒98の日本記録を100分の1秒更新しました。そして、このレースの40分余り後に行われた200メートル決勝では、疲れの見えた後半も粘りの走りを見せて日本歴代2位となる20秒08の自己ベストをマークし、こちらも3位に入りました。 100メートル、200メートルとも
日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、警視庁が、傷害罪で刑事告訴されていた日大の内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチについて、宮川泰介選手に対し相手を負傷させる危険なタックルをするよう指示した事実は認められないと判断したことが12日、関係者への取材で分かった。警視庁は近く刑事告訴に基づき傷害容疑で2人を書類送検するが、東京地検立川支部は2人の立件を見送るとみられる。 宮川選手については、試合の動画解析などから傷害の実行行為を認定し、書類送検する。ただ、関西学院大の被害者側から寛大な処分を求める嘆願書が出ており、地検支部はこうした状況を考慮して最終的な処分を決定するとみられる。日大の第三者委員会と関東学生アメリカンフットボール連盟規律委は宮川選手の証言などを基に、内田氏らによる危険なタックルの指示があったとしていた。 アメフットのタックルなどスポーツ上の行為は、ルール内であれば
1月~4月1日に誕生日を迎える、いわゆる「早生まれ」の子どもに比べ、4月2日以降に誕生日を迎える「遅生まれ」の子の方が運動能力に優れている傾向が、男子は中学3年生まで続き、女子では小学5年生以上はほぼ見られなくなることがわかったと、奈良女子大の中田大貴・准教授(スポーツ科学)らの研究チームが発表した。 7月31日付の米運動科学誌(電子版)に掲載された。 幼少期は、同じ学年でも4月生まれと翌年3月生まれで体格の違いが大きく、運動能力にも差があることは、経験的に知られている。 チームは奈良県教委の協力を得て、こうした差がいつまで続くのかを調べるため、県内の小中学生計3610人が昨年行った体力測定の結果を分析。学年、男女ごとに4~9月生まれと、10月~翌年3月生まれにグループ分けし、50メートル走、立ち幅跳び、握力などの成績の平均値を比較した。 その結果、男子は中学3年生でも、4~9月生まれの方
東京五輪のせいでインターハイが中止に!? 2020年東京五輪閉会式翌日の8月10日から予定される全国高等学校総合体育大会(高校総体)が、史上初の開催中止の危機に直面していることが23日、分かった。五輪準備余波で、競技会場や選手の宿泊先、開催経費などの確保が難航。関係者からは五輪選手村開放のほか、全国120万人の高校生運動部員から“開催応援費”を徴収する案も上がっている。 「すべての高校生のため、インターハイに出場する機会が奪われてしまうことだけは何としても避けたい」 全国高体連・奈良隆専務理事(61)が苦しい胸の内を明かした。1963年から続く高校生最大のスポーツの祭典。2020年大会は東京五輪・パラリンピックの招致決定前から、北関東ブロック(群馬、茨城、栃木、埼玉の4県)での開催が決まっていた。 五輪閉会式翌日の8月10日開幕とする日程は、五輪に配慮したもの。しかし“五輪余波”は、
【ブダペスト共同】国際水連は22日、ブダペストで総会を開き、シンクロナイズドスイミングの種目名を「アーティスティック(芸術的な)スイミング」に変更することを決めた。「シンクロ」と親しまれてきた名前が消える。変更時期は未定だが、2020年東京五輪では新たな名称で実施される見通し。 関係者によると、ソロや混合種目では「シンクロナイズド(同調した)」の表現がそぐわないとの指摘を国際オリンピック委員会(IOC)から受けたという。日本水連の青木剛会長は「早ければ来年度から、国内の各種大会も変更することになるだろう」と述べた。
韮崎高校(山梨県韮崎市若宮3丁目)の3年生、山本哲央選手(17)は同校のたった1人の自転車部員だ。平日は昇仙峡近くの登りのきつい道路を1人で駆け上がってトレーニング。そんな環境で今春、第40回全国高校選抜自転車競技大会のロードレース(77・7キロ)で初優勝を成し遂げた。 【写真】一人で山道を走って力をつた山本哲央選手=笛吹市の境川自転車競技場 自転車を始めたきっかけは高校入学。甲斐市竜地の自宅から韮崎高校までは片道10キロちょっと。9万円のロード用の自転車を親に買ってもらい、通学を始めた。自転車で山道を走るうちに楽しくなり、週末に笛吹市の境川自転車競技場で行われている高校生の合同練習に参加。そこから本格的に取り組むようになった。 「通学定期を計算したら13万円だったので、自転車の方が安かった。韮崎高校に入っていなかったら、たぶん自転車はやっていなかったと思う」と話す。 日々の自転車通
国民体育大会を主催する日本体育協会が、名称を「日本スポーツ協会」に変更する方針を固めた。名称変更されれば69年ぶりとなり、1911年に「大日本体育協会」として創設して以来続く「体育」の文字が消えることになる。20日に都内で開いた理事会で「変更の議案を6月の理事会で審議予定」と報告した。 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、「体育」より広い意味を持ち、自発的に楽しむ「スポーツ」へと、文言を置き換える流れの一環という。 同協会は、日本が五輪に初参加した1912年ストックホルム大会に向けて、その前年に「大日本体育協会」として設立され、競技団体の統括組織として存在してきた。戦後の1948年に現在の名称になった。 「体育」の文言をやめ、「スポーツ」への変更は、創立100周年の2011年などこれまでも何度か検討されてきたが、08年に行った加盟団体への調査で、「賛成57%、反対38%」の結果になる
歌手の華原朋美(42)が昨年10月に開催された馬術の全国大会『ジャパンオープン』で優勝し、今年3月23日から静岡で開催される国際大会『国際馬術大会 in掛川』の出場権を獲得したことが14日、明らかになった。同日放送のTBS系『炎の体育会TV』(毎週土曜 後6:55)内で発表された。 愛馬「キャリー」と息ピッタリの華原 高校時代、国体で4位に入賞するほどの馬術の腕を誇る華原は、23年のブランクを経て昨年、同番組の企画で競技を再開。5月に出場した大会では12位に終わり涙をのんでいた。 大会では3位以内に入れば国際大会出場が決まる。今回は全日本優勝者など強敵22選手がひしめき合うなか、飛び変えた障害物の“高さ”で点数を競う種目「トップスコア」で、成功率30%の障害物も2回成功させるなどまさかのノーミス。最高の形で競技を締めくくり、1位の栄冠と世界への切符を手にした。 騎乗する愛馬「キャリー
アテネオリンピックの陸上ハンマー投げ金メダリスト、41歳の室伏広治選手が24日、名古屋市で開幕した陸上の日本選手権で、リオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得することができず、「体力の限界を感じた」と述べ、事実上の現役引退を表明しました。
【モスクワ時事】フェンシングの世界選手権は16日、モスクワで行われ、2008年北京五輪銀メダリストの太田雄貴(森永製菓)が男子フルーレ個人で初の金メダルを獲得した。 日本選手が五輪を含めて世界大会で優勝したのは初めて。太田は10年世界選手権の3位以来、5年ぶりで表彰台に上がった。 太田は準々決勝で、12年ロンドン五輪金メダルの雷声(中国)に勝ってメダル獲得を決め、準決勝でゲレク・マインハート(米国)を15―9で、決勝ではアレクサンダー・マシアラス(同)を15―10で破った。 太田は団体で銀メダルを獲得したロンドン五輪後に休養し、一昨年に復帰し、仁川アジア大会の団体で、日本に40年ぶりの金メダルをもたらした。
26年という時を経て、「幻の決勝」が実現した。 1989年1月7日。昭和天皇逝去のため、同日午後1時から予定されていた第68回全国高校ラグビー決勝「大阪工大(大阪第3、現常翔学園)―茗渓(めいけい)学園(茨城)」が中止になり、両校優勝となった。当時のメンバーらが26日、大阪・東大阪市花園ラグビー場に集まり、交流戦という形で体をぶつけ合った。 優勝候補筆頭だった大工大はパワフルな突進、勝ち上がるごとに強さを増してきた茗渓は展開ラグビー。対照的なチームカラーで注目を集めた決勝だった。 この日、大工大には当時2年生のCTBで、のちに日本代表で大活躍した元木由記雄さん(43)、茗渓には準々決勝の天理(奈良)戦で伝説の「3人飛ばしパス」でトライにつなげたSO赤羽俊孝さん(44)ら、当時のレギュラーがほとんど参加した。とはいえ彼らも40代、あちこちで負傷者が出るドタバタ劇の中、序盤から試合を優位に進め
SNAIL RAMPの竹村哲(Vo, B)が10月11日に東京・後楽園ホールで開催された日本キックボクシング連盟主催「NKBウェルター級タイトルマッチ」に出場。NKBウェルター級王者のYoshitomiを下し、第12代NKBウェルター級チャンピオンの座を獲得した。 【この記事の関連画像をもっと見る】 30歳になる頃にキックボクシングのジムに入会し、全くの未経験者ながらトレーニングを続けて2002年にプロデビューした竹村。SNAIL RAMPのオフィシャルブログで彼は新王者獲得を報告するとともに「普通だったら引退する年齢、31歳での遅すぎるプロデビュー。デビューした2002年12月はバンドSNAIL RAMPも直前まで精力的に活動していた時期だった事もあり、『バンドマン風情が何でキックやってんだよ。イラつくわー』というキックボクサー界の風当たりをヒシヒシと感じながら、スネイルを好きでいてくれ
男子フリースタイルの選手団が成田空港着の航空機で帰国し、74キロ級で銀メダルを獲得した高谷惣亮(25=ALSOK)が大会中に熱湯を頭にかけられる暴挙に遭っていたことを明かした。 【写真】高谷弟は“モノノフ” ももクロTシャツ姿で金メダルを手に笑顔の高谷大地 暴挙は3回戦でムラド・ガイドアロフ(ベラルーシ)を4―0で退けた後に起きた。準決勝に備えウオーミングアップ場で休んでいたところ、背後から近づいてきたガイドアロフから頭に熱湯をかけられた。高谷惣もカッとなったが、関係者が仲裁に入った。 「いきなりポットの熱湯をかけられて。ドクターに“はげるよ”と言われ、冷やしてました。髪の毛に助けられましたね。切るタイミングを逃して長かったので」。レスリング界屈指のイケメンは笑って振り返ったが、一つ間違えれば棄権となる可能性もあった、前代未聞の出来事だった。 ガイドアロフはもともとラフファイトで悪名
27日のリーガエスパニョーラ第35節、バルセロナは敵地エル・マドリガルでのビリャレアル戦で3-2の逆転勝利を収めた。DFダニエウ・アウベスは試合後、人種差別のバナナを食べた理由を説明している。スペイン『ムンド・デポルティボ』がコメントを伝えた。 この試合の75分、CKを蹴ろうとしたD・アウベスはファンによって投げられたバナナを拾い、皮をむいて身を口にほおばった。ブラジル代表DFは試合後、その行動について次のように話した。 「(人種差別行為には)あのような行動を取ってやらなければならない。このようなことはもう、僕たちに変えられはしないんだ。11年前からスペインにいるが、ずっと同じであり続けている。馬鹿な奴らは笑ってやらないといけない」 ティト・ビラノバ氏についても言及している。 「幸せな最後ではなかったけど、彼は最後まで戦い続けなければならないことを示した。もし勝てなかったとしても、最後まで
全国屈指の進学校、埼玉県立浦和高校が16日、全国高校ラグビー埼玉県大会決勝で県立深谷高校を14―7で破り、54年ぶり2度目の全国大会出場を決めた。 深谷とはこの5年、決勝で4回当たり、ことごとく負けてきた。悲願の勝利でツイッターは投稿の嵐となり、「埼玉新聞は号外を出さないのか」などと大騒ぎ。ラグビーファンは「歴史が動いた」と沸き立っている。 「公立の学業の名門校では近年、秋田や福岡が全国大会に出ている」(高校ラグビーに詳しいスポーツライター)。いずれも偏差値70以上とされる。古くは1987年、橋下徹(現・大阪市長)を擁する大阪の府立進学校・北野が、46年ぶり出場で3回戦まで進出し旋風を巻き起こした。さらにブランクが長かった浦和は、一部調査だと今年の東大合格者数が高校別で10位、公立ではトップ。 小林剛監督(39)によれば、3年生は「みんな国立大志望」。大阪・花園ラグビー場で行われる全
小椋久美子さん離婚へ…既に別居、1年8カ月で“ペア解消”
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