Improvised Music from Japan / Information in Japanese / Aki Onda / writings これは、イクエさんにニューヨークでの27年間を語ってもらって、それをまとめたものです。彼女、いまのニューヨークで一番輝いているミュージシャンだと思うんです(もちろん、この都市は色々なタイプの音楽が混在しているので、あくまでわたしが関わりのあるコミュニティーにおいての話ですが)。だれよりもいきいきとした音楽を生み出しているというだけでなく、作曲にせよ、即興にせよ、音楽のストラクチャーの組み方がノート・ベースからサウンド・ベースに極端に移行してしまったいま、ジョン・ゾーンらの世代のダウンタウンのミュージシャンのなかで、唯一サウンド・ベースの音楽になんの苦もなく適応できた稀な存在で、ゆえにジェネレーションのギャップを埋めるすごく重要なポジションに