「週刊少年マガジン」(講談社)連載の人気ボクシング漫画『はじめの一歩』が11日発売の最新号で大幅な減ページとなり、同時に掲載された作者・森川ジョージの謝罪文がネット上で話題を呼んでいる。前号で、主人公・幕之内一歩のライバルだったヴォルグ・ザンギエフの世界王座挑戦という展開に期待を寄せていた読者も多かっただけに、大幅減ページは肩すかしを食らった格好だ。 一方、「当然、こうなると思っていましたよ」と話すのはコミック誌編集者。というのも、今回の減ページは前号から始まった別の短期集中連載『会いに行くよ』執筆のあおりを受けてしまったからだ。毎週連載を続けるだけでも大変なのに、短期とはいえ、同じ雑誌に2本連載を抱えるのは無謀といえなくもない。 「森川ジョージは1989年に『一歩』の連載を始めて以来、執筆の大半を同作品に費やしてきました。『会いに行くよ』は22年ぶりの『一歩』以外の連載で、震災をテーマに