レバノン南部サイダ(シドン)にあるカナン時代の遺跡(2008年8月5日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/MAHMOUD ZAYAT 【2月26日 AFP】イスラエル北部ヨルダン渓谷(Jordan Valley)でハイキング中の7歳の少年が、古代パレスチナのカナン(Canaan)で3400年前に作られたとみられる小型の裸体女性像を発見した。イスラエル考古学庁(IAA)が25日、発表した。 IAAによると、ベト・シェアン(Beit Shean)の南にあるテル・レホブ(Tel Rehov)遺跡を訪れていたオリ・グリーンハット(Ori Greenhut)君は、手に収まるくらいの小さな石の表面に「土に覆われた人物」が刻まれているのを発見したという。 泥を拭き取ると、それは裸の女性をかたどった粘土製の小さな彫像だった。像の女性は髪の毛を編んでおり、腕を両脇に下げ、腰に手を当てて直立している