ミャンマーで少数派のロヒンギャの人たちへの迫害の問題を取材していたロイター通信の記者2人が機密文書を不正に入手した罪に問われた裁判で、ミャンマーの裁判所は、無実の訴えを退けて禁錮7年の判決を言い渡しました。国際社会では、ミャンマーの民主化の後退につながるものだとして失望や懸念が広がっています。 最大都市ヤンゴンの裁判所は3日、「反政府的な活動に使われうる情報と知りながら意図的に入手した。国の安全を脅かす行為だ」として、2人に対して禁錮7年の判決を言い渡しました。 裁判で2人は「警察官に誘われて食事に行き、中身がわからないまま文書を手渡された」と無実を訴えたほか、逮捕に関わった警察官まで「わなだった」と証言し、弁護側は逮捕が仕組まれたものだったと主張していました。 判決を受けてワ・ローン記者は報道陣に対し、「恐れるものは何もない。正義、民主主義、自由を信じている」と述べ、改めて無実を訴え、2