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ブックマーク / abraxasm.exblog.jp (1)

  • ハザール事典 | marginalia

    ハザールは、もと遊牧民の国家。カガンと呼ばれる君主をいただき、7世紀から10世紀、カスピ海と黒海にはさまれる地方一帯に定住したといわれている。10世紀後半にルーシ(ロシアの古名)によって滅ぼされた一国家が歴史に名を残しているには理由がある。実はこのハザール、滅亡する直前に固有の古代信仰を捨て、ユダヤ教に改宗している。ユダヤ民族でない国家がユダヤ教を奉ずるのは他に例がない。ユダヤ教改宗以前にイスラム教に改宗したという説もあり、改宗に至る経緯が謎を呼び、現代に至るも論議がつきない。 そのハザール改宗という史実をネタにして『ハザール事典』という一大偽書をでっち上げたのが、セルビア生まれの作家ミロラド・パヴィチ。実は『ハザール事典』という書物は17世紀に一度出版されている、というのがパヴィチの設定。初版一部は毒物をしみ込ませたインクで印刷されていたので、読んだ者は次々と死に見舞われるという『薔薇の

    ハザール事典 | marginalia
    karatte
    karatte 2011/04/20
    懐かしい! そして実に面白い読書体験だった。
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