SNSの連絡先やアカウントを一方的に消す「人間関係リセット症候群」になる若者が増えている。成蹊大学客員教授の高橋暁子さんは「SNSだけで交流する相手が増えすぎて、安定的な人間関係を維持できるキャパシティーを越えることが、大きなストレスになっているのではないか」という――。 「何もかもリセットしたい」という衝動 年末年始休暇が終わり、新年が始まったことで、ストレスを覚えている人は多いようだ。Twitterを「リセットしたい」で調べると、実に多くの人がストレスを抱え、リセット願望を抱いていることがわかる。 「LINEとかインスタとかすべてのSNSを消して人間関係をリセットしたい衝動に見舞われている。友だちがいなかったら、落ち込む原因の劣等感が減る気がする」 「数年に一度、ストレスが極限までいくと何もかもリセットしたい衝動に駆られる。今日久しぶりに出て、趣味のアプリやYouTubeやアマプラや趣