分散性やスケーラビリティ、セキュリティといったブロックチェーンの課題を解決し、ポテンシャルを最大限に引きだすソリューションとして、レイヤー2が注目されています。本記事では、イーサリアムの大型次期アップデートを筆頭に開発が加速している、新たなレイヤー2のインフラについてレポートします。 レイヤー2とは ブロックチェーンの基本層であるレイヤー1(メインチェーン)は共通のコンセンサスメカニズム(※1)を介して、トランザクションデータの記録やネットワークの安全性を促す役割を果たします。代表的なレイヤー1ブロックチェーンとして、ビットコインやイーサリアムが挙げられます。 一方、レイヤー2(セカンドチェーン)は、レイヤー1上に構築されたネットワークプロトコル(※2)で、メインチェーンの負担を軽減し、ブロックチェーンのトリレンマ問題(※3)を解決することを目的としています。 トランザクションの処理能力や