これは非常にシンプルな本である。発表に関する技術の本だ。「理系のための」とあるが、講演会などで発表する機会は誰でもあるし、そこまでいかなくてもプレゼンは日常茶飯事だろう。その技術は誰でも使えるものだ。準備、話の構造、視覚素材、話し方の技術を解説し、各章末ではポイントがまとめられている。 発表はコミュニケーションである。1人芝居ではない。聴衆のニーズを絶えず自問し、時間配分を考え、ストーリーを構成して話さなければならない。かける時間は重要性を反映させるべきだ。 発表内容は、正確で完全で、そして明瞭に表現されなければならない。リハーサルを怠らず、リラックスし、適切な服装で臨むこと。勢いやノリは重要だが、それはただ単に論理を積み上げてゆくだけでは生まれない。適切に脇道を固めていくことは重要だが、やりすぎると焦点がぼけてしまう。最小限にとどめ、本筋を絶えず明確に再確認すべきだ。 図は効果的だが使い
メディア・リテラシーとは、メディアの機能を理解するとともに、あらゆる形態のメディア・メッセージを調べ、批判的に分析評価し、創造的に自己表現し、それによって市民社会に参加し、異文化を超えて対話し、行動する能力である。また、用語としてのメディア・リテラシーはメディア・リテラシーの実践や運動を含む。 概要[編集] 世界的に広く使われている有力な定義としては、NAMLE(全米メディア・リテラシー教育学会)やカナダのAML(メディア・リテラシー協会)の影響を受けて設立されたアメリカのCML[注 1]、欧州連合(EU)、ユネスコによる定義があげられる。 NAMLEの定義は以下の通りである。「メディア・リテラシーとは、あらゆるコミュニケーション形態を用いてアクセス、分析、評価、創造し、行動する能力である。もっとも単純な用語としては、メディア・リテラシーは伝統的なリテラシーを土台とし、新しい読み書きの形態
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