殺してもよい命は一つもない元農林水産省の事務次官がひきこもり状態にあった息子の言動に危機感をもって殺害する事件が起きた。 殺害された息子はひきこもり状態であり、家庭内暴力、暴言があったことが報道されている。 さらに、親から過度な経済的支援を受けていたことも報道されている。 これを受けて、インターネット上には「社会に迷惑をかける前に殺害することは正しい」「父親はよく決断した」「あまり良いことではないが殺されても仕方がない命はある」という書き込みが相次いでいる。 ここでも少し立ち止まって考えてほしい。 本当に、彼は殺されなければならなかった命なのだろうか。 百歩譲って、殺された理由は本当に適正だったのだろうか。 親が殺害におよぶ前にできることはなかったのだろうか。 いまの社会情勢において、このような疑問を呈することは、きれいごとだ、と非難する人々もいることだろう。 しかし、社会福祉にかかわって
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