東大、慶応、立教、青山学院――。各大学で今秋も「ミスコンテスト」が開催された。ミスコンはその華やかさで注目されてきたが、「外見至上主義」「女性らしさの押し付け」といった批判の的にもなってきた。廃止や開催形態の見直しの動きが進む一方で、主な舞台がインターネット上に移り、キャンパスの枠を超えて一部で人気が過熱している。大学ミスコンはどこへ向かうのか。5回連載でお伝えする。【藤沢美由紀、五味香織/統合デジタル取材センター】 東大ミスコンでセクハラ告発、炎上も 大学ミスコンは、「女子アナウンサーの登竜門」と呼ばれるなど、華やかな業界への近道として注目されてきた。一方で近年、本番審査前の活動の場が大幅に拡大した。ツイッター、ユーチューブ、インスタグラム……。ファイナリスト(最終候補者)に選ばれると、参加者はさまざまな手段を使い、自分の魅力を発信する。以前は、キャンパス内の学生にアピールするだけで良か