読者の心を揺さぶる作品『聲の形』『不滅のあなたへ』の作者、大今良時先生に、漫画の演出の3つの柱となる「構図」「コマ割り」「小道具」についてそれぞれの(秘)テクニックを伺います。週刊少年マガジンの人気企画「漫画家への花道」からの特別掲載! 「構図」の肝は「情報量」!! ――大今先生が「絵 の構図」で気をつけていることはありますか? 基本的なことですが、読者に特に見てもらいたいカッコいいシーン・可愛いシーンは、キャラクターをカメラ目線にすることが多いです。 読者の目に留まりやすくするためです。 ――第1話に登場する将也の部屋のシーンですが、ここでは足元からのあおるような構図ですが、どんな意図ですか? ここで意識したのは、「何が画面に映るのか」という点です。 将也の部屋には、ペットボトルや漫画などの小物類、そしてベッドやテーブルなどの家具類がギュウギュウに詰め込まれています。 もしこの部屋を上か
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