小児科医への道を歩む研修医の中原康輔さん=大阪市阿倍野区の大阪市立大医学部付属病院前で2021年5月13日、菱田諭士撮影 「『困っている人を助けたい』。初めてそう思ったのがあの事件だった」。2001年6月に児童8人が死亡するなどした大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の乱入殺傷事件の現場で、当時2年生だった大阪市立大医学部付属病院の研修医、中原康輔さん(28)は同級生が襲われる姿を目の当たりにした。8日で事件から20年になる。自分に何ができるかを考え続けた末に決めた医師への道。「未来ある命を救いたい」と語る中原さんは今、小児科医を目指している。【三角真理】 事件のことは、今もはっきりと覚えている――。
![「未来ある命救う」 目の前で級友刺された池田小卒業生が医師の道へ | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8cf01592b1b33b8fb74df3b58ce99e73bff2f4cf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2021%2F06%2F07%2F20210607k0000m040095000p%2F0c10.jpg%3F2)