Summary 1.名店『宇ち多゛』からはじまる、休日の立石の飲み歩き方 2.長居は無用の粋なはしご酒を達人が指南 3.プリントアウトして持ち歩きたいイラストマップも掲載 都心から京成線に乗って千葉方向に向かうと、手前の四つ木駅までは高架線だった電車が急に立石で地上まで降り、次の青砥駅に近づくと、また高架に戻って行く。かつては急行停車駅で沿線有数の乗降客数があったにも関わらず、2010年のダイヤ改正で立石は各駅停車しか停まらない駅になった。そして、駅舎自体も木造部分が目立つレトロな建造物として残った。 東京の酒都・立石詣に訪れた観光客たちは、まず駅舎に残る昭和の面影を珍しがりながら階段を降り、コロッケやハムカツを揚げる匂いの洗礼を受け『宇ち多”』の長い列に加わって行く。 しかし、本当に珍しいものはレトロな駅舎や変わらない街並ではなく、それを珍しがるほど変わり果ててしまった東京という都市その