2005/06/27 何の因果がどこでどう巡ったか知らないけれど(知ってるけど)、恩田陸『図書室の海』が文庫落ちするときに解説を書けと依頼されたのだった。小物単発原稿は基本的に断らないことにしているので、これも二つ返事で引き受けた……のはいいんだが、大きな問題が二つ。 恩田陸の本って読んだことなーい…… 普通ならそしらぬ顔で付け焼き刃で読みあさるところだが、依頼がきたときスリランカにいたので調達できないー。 しょうがないのでかくかくしかじか、というのを担当の方に説明したら、じゃあ適当に見つくろって送りますんで、というので、送られました。 で、10冊だかもうちょいだか来て、ざざーっと主に飛行機の中で読んだ。まず本題の『図書室の海』。まあまあかなあ。どれも食い足りないとか説明不足気味とか予備知識を要求しすぎているとか、文句はあるんだが。次に読んだのが『六番目の小夜子』でこれは結構おもしろかった