2009年12月に公開されて爆発的なヒットを見せ、「タイタニック」を抜いて全世界興行収入No.1となった映画「アバター」。「アバター」「タイタニック」いずれもジェームズ・キャメロン監督の作品であり、商業的にキャメロン監督を超えることはもはや不可能という域に達しています。 そんなジェームズ・キャメロン監督の作品でよく知られているのが「エイリアン2」。なんと、この作品は「アバター」とそっくりなのだそうです。SFという共通点はありますが、それほどまでに内容は似ていたでしょうか……。 詳細は以下から。 Avatar & Aliens are the same movie - The Oatmeal まず、両作品の予告編をチェックしてみましょう。これが「アバター」予告編。 YouTube - Avatar Trailer The Movie (New Extended HD Trailer) そして
「恐怖奇形人間」「直撃!地獄拳大逆転」「やさぐれ姐御伝 総括リンチ」……石井輝男監督の人気作でどれもオススメだが、名画座で鑑賞しようと思うと不愉快な気分になる事を覚悟しなければならない。なぜなら、上映館には高確率で“笑い屋”と呼ばれる連中がいるからだ。 “笑い屋”たちは、上映中ゲラゲラワッハッハと大声で笑う。それが全然大した事なくても笑う。古い流行り言葉で笑う。フィルムの傷でシーンが飛ぶと笑う。由利徹が出て来ておどける前からもう笑ってる。彼らが何をしたいのかというと「こんな映画を笑って見てしまうオレは博識で粋でカッコイイんだぜ!真面目くさって見ている奴は何も解ってないのさ!」と自己主張しているのだ。映画見に来たハズなのに知らない誰かの強い自己主張を堪能させられ非常に不愉快な思いをする。 最近では映画ファンらの“ロビイスト活動”により、名画座の笑い屋は数を減らしているように思える。ボク自身は
今回で第10回目となる東京フィルメックスは、節目を記念して著名な映画監督や俳優たちを招き、『映画の未来へ』と題されたシンポジウムを開催した。幕開けを飾るのは、北野武監督だ。今年で監督20年、いま15本目を準備中という北野監督。聞き手を務める山根貞男さんは、北野映画の良き理解者として知られ、たびたび監督にインタビューしている映画批評家である。山根さんの質問に導かれながら、北野監督はジョークを交えて会場を笑わせつつ、あくまで誠実に自作について語っていた。いまちょうど、映画作家として、新しい局面に突入したところだという。次回作を待つまでの間、彼のこれまでの道のりに耳を傾けてみよう。 (テキスト:須藤健太郎 撮影:小林宏彰) いまだに「映画監督」って呼ばれるの、めずらしいんですよ 山根:今年は2009年で、最初に北野監督が『この男、凶暴につき』を撮られたのが1989年ですから、監督が映画を撮り始め
たったいま、青山からメールをもらって山田辰夫さんの死を知った。僕にとっては「GO CRAZY」と言う東映Vシネマで一緒に仕事をして、つい最近も、日活のスタジオセンターで山田さんがアフレコの時に若い主役2人に「おいおめーらよお、ちゃんと芝居のこと考えてやれよお、口だけ合わせてんじゃねえよお」と言っていたのを思い出して、若い役者にきちんと怒れる先輩の俳優のは少なくなったなあと思っていたところだった。 山田辰夫さんと言えばなんと言っても石井監督の「狂い咲きサンダーロード」だろう。でも僕にとっては「GO CRAZY」のやさぐれた新聞記者の男だ。最初に日活撮影所で会ったときの山田さんは、「狂い咲きサンダーロード」の人がちょっとだけ大人になっただけの、とっぽい役者に思えた。芝居に対しても厳しく、若い主役の役者を本気で怒ってくれる先輩だった。当時のVシネは時間も予算も少ないのに、カーアクション、ガンアク
レスラー スペシャル・エディション [DVD] ミッキー・ロークAmazonすっかり遅くなりましたが、「レスラー」の感想をCinemaScapeに書きましたので転載。 「ランディ “ザ・ラム” ロビンソンほどの大物が貧乏なんて、けんそんだよね にいさん?」 「いや、事実だ」 (★4) なかなかいい映画でしたな。ここに描かれているもの全ては、我々プオタにとってすでに知っているものばかり、見たことのあるものばかりだ。そのため、映画館では異常にリラックスして鑑賞した。プロレスのある一面を、見事に描いた映画と思う。 同時に、小さくない引っかかりも感じた。言い方を換えればこの映画が描いたのはプロレスのある一面に過ぎず、こんな映画1本観たくらいでろくにプロレスを知らぬカタギの方々に何かを判ったような気になられちゃあたまらねえ、と思ったのだ。我ながらイヤになるほど偏狭な感覚だが、もしお暇ならプロレスを
日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品中心にネタバレ徹底分析 映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表! 中学2年のころ。当時、札幌に住んでいた僕は、チャリンコで、すすきのの繁華街に向かいとある小さな、有名なミニシアター専門館に向かった。二つのスクリーンがあり、比較的大きな方ではミニシアター系映画を上映し、小さい方はいわゆる名画座だった。ただし、カルトな映画のリバイバルが多かった様に記憶している。配管むき出しな客席だったそこで「未来世紀ブラジル」のリバイバルも観たが、雰囲気あいすぎ。今は無くなった映画館なんだけど、すすきの よりやや中島公園よりにあった、結構有名だったちっこい映画館。なんつったっけ?) 映画を見始めて、数カ月の映画初心者だった僕に、「ブレード・ランナー」の印象はあまりに強烈だった。上映が終って映画館を出ると、夜のすすきの繁華街が広がっていた。それはついさっきス
1990年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演、ポール・バーホーベン監督のSFアクション映画『トータル・リコール』がリメイクされることがわかった。『バンテージ・ポイント』や『プリズン・ブレイク』で知られるプロデューサー、ニール・モリッツが現在製作交渉の最終段階に入っているという。Hollywood Reporter紙が報じている。 オリジナルの『トータル・リコール』はフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』の映画化で、全世界で2億6,000万ドル以上の興行収入を稼ぎ出した大ヒット作品。 モリッツはディックを「先見の明がある」と評し、この作品を現代における最高の技術と視覚効果で『トータル・リコール』を新しく生まれ変わらせることを望んでいるという。 しかし、ファンの反応はほとんどがブーイング。「やめてくれ…本当にやめてくれ…」と静かに絶望する人、「ふざけるな! リメイクな
「映画芸術」#426 ベストテン&ワーストテン発表号が出ていた。立ち読みだけのつもりだったけど、あまりに酷いんで思わず買ってしまった。これは本当に酷い。衷心より申しげるが、一刻も早くこの雑誌は廃刊されるべきだ。これ以上、荒井晴彦は恥をさらすべきではない。「映画芸術」という素晴らしい雑誌の末路がこんなものになってしまったというのは、本当に残念なことである。 荒井晴彦が嫉妬と僻み根性だけでできあがった人間なのはみなさんご存じだろうが、今年ほどそれがあからさまだったことはないのではないか。荒井晴彦はただ自分の嫉妬心を満足させるために映芸ベスト10を利用している。 では、今年のベスト10を見ていこう。映芸ベスト10がベスト点からワースト点を引く特異な採点方法を採用しているのはご存じだろう。今年のベスト5はこうなっている。 1 「ノン子36歳(家事手伝い)」 84 2 「実録・連合赤軍」 83 (1
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』について個人的感想 非常に今更だが、BDとDVDの発売も近いということで、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』についての個人的な感想を書いてみたいと思う。 『2.0』での目玉の一つは「新作3DCGカット」ということだが、完全にCGに差し替えられたカットは予想よりも少なく、その点ではやや拍子抜けした。さらに、完全CGに差し替えられている素子のカットは(箇所は少ないが)賛否両論あると思う。正直なところ、私は各シーンで素子をCGにした意図がよく理解できなかった。どうしても、セルで描かれた素子のシーンとの違和感がぬぐい去れなかったのだ。特に冒頭シーンは、町並みをCGにして密度を上げたかったのだろうが、セル画の素子を残したままでもやりようがあったのではないかと思えた。一方で『イノセンス』とあわせるため、サイボ
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「JCVD」を一言で説明するのは難しい。筋立ては「狼たちの午後」で、主題はミヒャエル・ハネケ、手法は「パルプ・フィクション」、スターが自分自身を演じて映画制作の内幕を描くのは「イルマ・ヴェップ」とも共通しているが、このヴァン・ダムは落ち目の自分自身を痛いくらいにいじっているのが、作品を非常にユニークにしている。 思いっきり映画おたくな分析をしてしまったが、何しろ驚いたのだ。ヴァン・ダムの映画で笑って泣けるなんて、思いもよらなかったから。今年は新作映画をあまり見ていないので、ものすごく個人的な意見だが、「アイアンマン」と並ぶナンバー1作品。 実生活同様に落ち目で、娘の養育権を法廷で妻と争うヴァン・ダムは、弁護士への費用を払うために立ち寄った郵便局で、強盗人質事件に巻き込まれる。強盗の首領は「狼たちの午後」のパチーノの相棒と同じ髪型である。ヴァン・ダムは人質
007最新作。ダニエル・クレイグが初めてボンドを演じた前作「カジノ・ロワイヤル」より全然つまらない。無駄をそぎ落とした新ボンドの新鮮さは薄れ、代りに「ボーン」シリーズの下手な真似が目立つ。 「ボーン」同様に速いカットとアクションの連続だが、アクションも物語もスリルがない。腰を据えてサスペンスを盛り上げていく方が「007」向きだと思う。アパート内での1対1のアクションは「ボーン」2作目そのまま。ボンドが笑わず感情を殆ど示さないのもボーンと共通している(コネリー=ボンドの大人のユーモアが懐かしい)。かといって、前作より冷血なアクション・ヒーローに徹しきれていもいず、中途半端な印象もある。 話の流れも演出も不器用で、前半のアクション場面は、祭りと並行してスリルを盛り上げる意図は分かるが逆効果でもたもたしている。物語の流れも、作品中で明確に意味が説明されない不可解な題名同様に不明瞭だ。オープニング
2008/9/2112:52 巨大毒蟲の館 外部の男たちを招き入れてお風呂パーティを開いていた女子大寮。堅物の理系学生キャミーは参加せず、飼育している遺伝子改造昆虫の研究を続けていた。ところが、普段から彼女の昆虫たちを気持ち悪がっていた寮の女王・ジョシーが乱入、虫たちを全て殺虫剤で駆除してしまう。悲嘆にくれるキャミーだったが、それが惨劇の序章だったことは、誰も気づいていなかった。 「国際ホラー・SF映画祭」なんていう、本当に実在するのかと思ってググったら、今年もアリゾナで開催されるらしい(http://www.horrorscifi.com/index.html)イベントで、"ベスト・モンスター・ムービー賞"を受賞したことが唯一の勲章、どこに出しても恥ずかしくないビデオ・スルー映画。クリエイティブ・アグザが考えた日本向けキャッチが男前。曰く 「巨大昆虫VS女子大生 貴方の期待は裏切らない」
原題:まぼろしの邪馬台国 公開:2008年日本 時間:118分 分野:観光映画 原案:小説/宮崎康平「まぼろしの邪馬台国 第1部 新装版 (1) (講談社文庫 み 14-2)」 監督:堤幸彦 出演:吉永小百合,竹中直人,窪塚洋介 風間トオル,平田満,柳原可奈子 黒谷友香,麻生祐未,綾小路きみまろ 不破万作,大仁田厚,宮崎香蓮 岡本信人,大槻義彦,草野仁 石橋蓮司,ベンガル,江守徹 大杉漣,余貴美子,由紀さおり 脚本:大石静 音楽:大島ミチル 評価:(退屈に快感を覚えるマゾヒスト専用) 「まぼろしの邪馬台国」あらすじ:戦争激化により外地から福岡県柳川に引き上げた和子(宮崎香蓮).しかし父(平田満)は火事で亡くなり,母(麻生祐未)が女手一つで彼女を育ててきた.昭和31年博多.NHK福岡の古賀(大杉漣)がディレクターを務めるラジオ番組の司会を務める長浜和子(吉
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く