7月23日に亡くなったボカロPの椎名もた(ぽわぽわP)さん。わずか20年の短い人生でした。 僕もそれなりにニコニコの世界に漬かっているので、『ストロボラスト』などの名曲を聴いたことはあったのですが、作者としては認識していませんでした。 今回の事態を受けて、改めて楽曲やインタビューに触れたのですが、青春の葛藤を一杯に投影した言葉や旋律に圧倒されました。10代半ばから活動していたので、彼と一緒に成長していったファンも多いことでしょう。 大人と子どものはざまで悩んでいた椎名さん。同じく二十歳で亡くなった高野悦子さんの『二十歳の原点』や、立花隆ゼミの『二十歳のころ』を読みながら、僕も自分の現在や未来について考えていたことを思い出します。 どこかのインタビューで「5年後、どうなっていたいですか」と訊かれ、5年後生きている姿がまったく見えなかったから「死んでるかもしれないですね〜」と答えた4年後に、「