「S:8/スーパーエイト」という映画をご存じだろうか?もし「知っている」という読者がいるなら、その御仁は相当な映画マニアのはずだ。 「スーパーエイト」とは、「E.T.」が世界的な大ヒットとなった翌年にひっそりと公開され、わずか2週間で上映が打ち切られた幻の映画である。「E.T.」との類似点、凡庸な役者の芝居、お粗末なSFX、そして決定的な理由として、製作関係者が少女買春で逮捕されるなどという事件があり、公開スケジュールを大幅に早めて上映を終了した曰く付きの作品である。当然、日本公開がされることもなく、ソフト化もされず、伝説のカルト作として今なお一部ファンから熱狂的な支持を得ているのが「スーパーエイト」なのである。 今回その“幻のB級SF”をリメイクすることになった経緯を含め、2011年版「スーパーエイト」について、監督のJ.J.エイブラムスに話を聞いた。 --何故、あなたが今回のリメイクを
列聖の漫画家、荒木飛呂彦によるホラー映画短評集。 定説から独説に至るまでの見解と、メジャー作品からマイナー作品に至るまでの紹介が平易に解りやすく、しかし荒木節を崩さずにつらつらと綴られており、ジャンル映画愛好家、そして荒木飛呂彦の全作品ファンとしては非常に面白く読めた。 だいたいに於いて、ヒョーロン、ヒヒョー、ゲンセツなどで口に糊しておる人種というものを、パッと見、パッと聞いてみれば一見筋の通った、理屈、理論で押し切るような、何となく偉くて凄いことを言っておるように感じてしまいがちなものであるが、その実、はは、乃公が如き類人猿には何を喋っておるのかさっぱり訳が分からぬ場合があり、さてどうすれば類人猿にご立派なヒョーロン、ヒヒョー、ゲンセツをぶつことができるのか、という問題が生じてくるものだが、はは、これは簡単なことで、猿には猿の言葉で喋ってやればよく、「何をのたまうか、こちらは人間
公開前からかなり話題だった『SUPER8』を初日に観ましたよ。観た人の感想はさまざまのようですが、エル・ファニングがキラキラしすぎてたとか、少年たちのルックスが最適すぎる、とか、歯の矯正姿いいよね、とか、ゲロの吐き方最高とか、音楽いいよな、とか、列車事故のシーンすごいなとか、エンドロールが一番の見せ場じゃない、とか…っていうのは多くの人が思ったんじゃないでしょうか。それらを踏まえ、ある程度のクオリティをクリアした作品であることを認めた上で賛否もろもろ語られてるのかな、と思う。特にエンドロールについては、2時間ほどの物語はこの最後の8ミリフィルムのための壮大な伏線だったのか、と思うほどすばらしい。最後にゆずシャーベットで余韻を味わいつつお口さっぱりするんじゃなく、誕生日のスペシャルな手作りケーキが最後の最後で出てきたような感じだったな。あと、とりわけ自分が好きだったのは、少年たちのステレオタ
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