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  • トップダラー禍津が今年観た映画/2014年ベスト10&ワースト5+α - 1953ColdSummer

    さて今年もブログ納めの挨拶代わりに今年観た映画ベスト10とワースト5それにプラスアルファを発表させていただこうかと思います。  今年の鑑賞数は新作旧作公開未公開初見再見すべて合わせて266でした。うち9割ほどの内容をもう忘れているところが最高にROCKだと思います。主に頭が。  こんなブログでももう何年も更新していると(前ブログや前サイトを含めるともう二桁年……)自然と観る映画も渋好みになってきたというか、ちょっとした察知能力が身についたというか、端から自分に合いそうにない映画は観に行かなかったり、あと優先順位として新作ひとつ観に外出するよりも自宅で旧作みっつ観る方をチョイスしたりと、随分といびつ且つ素直でない鑑賞方法でこましてきた1年であったので、あなたの好きなあれやこれやそれがランクインしていなかったり、あなたが嫌いななにがしがランクインしていたりする懸念もあるかも知れませんが、こ

    katokitiz
    katokitiz 2014/12/31
    観てる本数すごいな……9位のヤツ観たいと思ってた。
  • 闇社会に憑かれる『The Darkest Corner of Paradise』は現代のトラヴィス・ビックルを生み出すか - 1953ColdSummer

    1953ColdSummer : 闇社会に憑かれる『The Darkest Corner of Paradise』は現代のトラヴィス・ビックルを生み出すか The Darkest Corner of Paradise  (日公開未定) 2010/アメリカ 監督/Henry Weintraub 出演/Patrick O'Driscoll/他  以前、『ホラーSHOX [呪]』さんでの紹介記事を見かけ、これは中々に面白そうではなかろうかと輸入盤を注文、あいだ、正月を挟み、ったり幸若を舞ったりしていたらやっとこさ届いたので、ひょうたん柄の紋付羽織袴で正装をし、これ正座をして観入ったのだけれども、用便を我慢して観終えたのち、小生、いつかしら味わったことのある感動をつと覚え、何かしら、この子宮の疼く感じは……。つて、下腹部を揉み々々斜め上方に視線を遣り、口を半開きにして小一時間ほど脳内を検索

    闇社会に憑かれる『The Darkest Corner of Paradise』は現代のトラヴィス・ビックルを生み出すか - 1953ColdSummer
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    katokitiz 2014/01/26
    ちょー観てえ。
  • 『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』 今年はもうこれを超える映画に出会えないかも - 1953ColdSummer

    チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット POULTRYGEIST: NIGHT OF THE CHICKEN DEAD 2013/アメリカ/R18+ 監督:ロイド・カウフマン 製作総指揮:パトリシア・スウィニー・カウフマン 脚:ガブリエル・フリードマン 出演:ジェイソン・ヤチャニン/ケイト・グレアム/ロイド・カウフマン/他   今年の暫定ベスト1映画。  わたしは、こと映画に関しては超党派たりえたいと思っているし、そのためにならどんな映画に対しても言葉を尽くしたいと常々考えている(『モスクワ・ゼロ』とか以外)。つて、格好を付けたって襤褸が矢絣に変わるわけでもねえ。思っている。考えている。所存である。ショゾーン。つうだけなら政治屋だって臀部を揺すぶりながら言っているのであるからして、ひと、にんげんとして、無聊退屈を厭う者として、言葉を尽くす、この行為を実行せねばならない。  然

    katokitiz
    katokitiz 2013/10/31
    今年日本で公開されたなかでも最重要な一本。ホントにすごかった。
  • 新年明けましてそんなことより『KILLER JOE』(邦題『キラー・スナイパー』)は早速2013年ベスト入りしたよ! - 1953ColdSummer

    1953ColdSummer : 新年明けましてそんなことより『KILLER JOE』(邦題『キラー・スナイパー』)は早速2013年ベスト入りしたよ! KILLER JOE (邦題『キラー・スナイパー』 2013年1月11日レンタル開始予定) 2012/アメリカ NC-17 監督:ウィリアム・フリードキン 出演:マシュー・マコノヒー/エミール・ハーシュ/ジュノ・テンプル 他 原作戯曲:トレイシー・レッツ  年が明け2013年となった。何時からかすっかり迎春の概念から逸脱し自由闊達になっておる乃公などは、また歳を減るのは嫌だなぁ、くわっぱ。と病を患った河童の如き無表情で新年を迎え、社会から落魄し意固地になった哲学者の如き信念であの十文字だけは絶対言うまいと誓い餡ころをうまうま頬張るなどしておったのだが、たは、そこで来なら去年届くはずであった輸入盤が年明けに届いたのが運の尽き、餡ころ

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    katokitiz 2013/01/18
    「BUG」と似てるなぁと思ったら原作者一緒だったのか。それはそうと、これセル版ないんですね。それにビックリした。メニュー画面もなんか安っぽい作りだったしなぁ……でも映画は最高!!
  • それはスタイリッシュというにはあまりにデタラメ過ぎた 『ブラッディ・スクール』 - 1953ColdSummer

    ブラッディ・スクール  DETENTION 2011/アメリカ  監督:ジョセフ・カーン 出演:ジョシュ・ハッチャーソン 他  原題『DETENTION』として、すでに不健康な方面から驚愕・賛美の言の葉をもぎ取っていた怪作をやっとこさ観たのじゃよ。  とりあえず、凄いから、兎に角、観ろ、と、スタッカートを効かせた皆の衆の感想の字面を眺むるだけで、これはもう督戦された心持ち、蚕された気持ちになるもので、はは、死ぬ、ときゃ、前のめり、よ、と、スタッカートを効かせつつ、密林という名のオンラインショップから円盤を取り寄せた次第。  監督は『トルク』のジョセフ・カーン。  んで、監督だけを紹介するのも不親切に思わるるので、ジャンルも上奏したいのであるが、然しくして、わたしは時折自分のことを阿斗様の輪廻した姿なのではないのかと思うことがあり、それつまり、無能、を体現しておるということで、例えばこの映

  • 『悪の教典』 先生は、教鞭の代わりに散弾銃を生徒に向けました - 1953ColdSummer

    悪の教典 2012/日 R15+ 監督:三池崇史 出演:伊藤英明 他 原作:貴志祐介 『悪の教典』  人間の根が呉学究であるところのわたしなどは、時折、友人と、「サザエさんに出てくる泥棒って、何であんな一目で泥棒って分かるような格好しくさっとんやろな、はは」というような、極めて形而上学的なる哲学めいた問答を交わすことがある。  また、ショッピングモールの厠で小用を足し、お手々を洗い、顔を上げて鏡を見ると、はな、そこには七三分けの帝釈さんが居て、こちらが唇の片端を釣り上げると相手も釣り上げる。鼻の穴に指を入れると相手もそうする。そして嘗めとんのか、この餓鬼ゃあ、と鏡を糾問する姿勢に入ったとき、わたしは、ハッ、となって、続けて、エッ、となり、エウレーカ! と絶叫したくなったのだが、デパートのトイレで1人で「エウレーカ!」とか叫んでおると官憲に連行され尿検査を受けるなどしてたいへん面倒くさいの

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    katokitiz 2012/11/15
    確かにお話はアレなんだけども、ホントにクライマックスの丑三つの村感はたまらないものがあるね!
  • 『ホラー映画ベストテン』企画に参加してみた。 - 1953ColdSummer

    天下泰平、五穀豊穣、国家安康、君臣豊楽、金福来来、てなものを希求し、祈り、願うのは信教の自由により保証されておるのだが、はは、宗教は阿片などとも申しましてな、祈って、願い、自分の身を1ミリも削らずして、自然の摂理をねじ曲げて、資主義に毒された自分の欲望を、自分の都合の良いように叶えたい、とか気で、合掌しちゃったりなんかして念ずるのは、これはもう阿片中毒者の奇行に等しくして、放置しておけば禁断症状、無差別などの事件に発生したりもし、往来をひょこひょこ歩いていたら、神様からの毒電波に当てられた人から出刃包丁でずぶり。なんて横死は避けたい。避けたいんだな僕は。なので魔除け(神除け?)のために人体が損壊する徳の高い映画を観ては熟慮勘考、ありもしない天罰から逃れるすべに頭を巡らせておるよ。  ほで、このたび、男の魂に火をつけろ!のワッシュさんが今回は『ホラー映画ベスト10』という企画を立案されて

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    katokitiz 2012/11/15
    意外な10本。
  • 『アーティスト』 フィルムを焼いた果てにモノクロやサイレントを超えた愛を - 1953ColdSummer

    アーティスト THE ARTIST 2012/フランス G 監督:ミシェル・アザナヴィシウス  桜は散る、椿は落ちる、牡丹は崩れる、梅は溢れる菊は舞う、なんて、ものにも色々と言い様があって、ええと、それらを一様に、日語は華美であるなぁ、フラワービューティフルであるなぁ、と賛辞するのも構わぬが、それは一種の視野狭窄状態に陥っているとも言えるのではあるまいか。と、言うのも、だね、少しく考えてみれば分かるのであるが、桜は散る椿は落ちる牡丹は崩れる梅は溢れる菊は舞う、なんてのは、これ全て散華の様子を表現しておるのであり、人間に喩えを適用するならば、これ即ち凋落の意である。凋落を賛辞するなんて僕には出来ないな。そりゃあ生活苦から縊れる人も居れば花見の席で酔い喰らい上司のヅラを暴露するなどして日陰者の謗りを受ける人だって居るでしょう。確かにケースは種々あれど、行き着く先は凋落であり、どう言葉を弄しよ

  • 今世紀最凶のグロテスクを装って帰ってきた!! 『The Human Centipede II :Full Sequence (ムカデ人間2) 』 - 1953ColdSummer

    1953ColdSummer : 今世紀最凶のグロテスクを装って帰ってきた!! 『The Human Centipede II :Full Sequence (ムカデ人間2) 』 The Human Centipede II :Full Sequence (ムカデ人間2)  The Human Centipede II :Full Sequence 日公開未定  2011/イギリス/アメリカ 監督:トム・シックス  世の中には、やって良い事、と、やって悪い事、という区別があって、だいたいの人は自己の良識に照らし合わせ判断、悪い事はせず、良い事をしようと心がけており、その善性がまた社会を形作る土壌となっておるのだが、人口もこれだけ増加すれば、ほんのちょっぴり、やって良い事と悪い事の区別がつかない人間が出てくるのも致し方ない。  ……ということで、今回は、やって良い事と悪い事の区別がつかなく

  • 『ヒミズ』 闇の中を這いずっているすべての若者へ - 1953ColdSummer

    ヒミズ 2012/日 PG12 監督:園子温 原作:古谷実 『ヒミズ』  新訳Zガンダムのラスト(『星の鼓動は愛』)を観たときには、ああ、これでやっとわたしはZガンダムの呪縛から解放されたのだ、僥倖、万感の思いが胸に飛来せしと1人でほたえていたものだが、2012年新春初の映画である『ヒミズ』を観て、またわたしは、劇場で1人ほたえる羽目になり、嗚咽、痙攣、精神崩壊などを併発し、「あぱぱぱぱ」となっているところを病院に搬送されたのだが、この『ヒミズ』の感激、情動などをブログを通じて世界に広めたいがため、病院から脱走してきた。半ズボンで、薄笑いを浮かべながら。  原作『ヒミズ』には並々ならぬ思い入れがあって、それは例えば、若いが故に胸中に溜る澱の如きものであるとか、他人から見れば意味不明であろう価値観と概念のせめぎ合いであるとか、地球を逆回転させて時間を戻したときにはどうしようかと思ったことで

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    katokitiz 2012/01/20
    あとで読む
  • 『恋の罪』 城を目指すには、快楽の地獄を抜けなくては - 1953ColdSummer

    恋の罪 2011/日 R18+ 監督:園子温  ええと愚民洗脳機、つまりテレヴィジョンなんてものはまったく観ないし、三文ゴシップ誌なんてものも昔よりはあまり読まなくなって久しいのだが、それでもどこをどのように経由したのか、視覚に、或いは聴覚に飛び込んでくる言葉、というものがあって、それが、「恋愛体質」だったり、「恋愛中毒」だったりして、頭蓋を取り外し脳味噌を掻き毟りたくなるような気分にたびたび襲われる。  奇しくも日は、伴天連の総大将の誕生日を祝って七面鳥を縊り殺す奇祭の日、まあ人口に膾炙した言い方で言えば、クリスマス・デイ、なのであるが、インターネットにはこの日に怨嗟を撒き散らすという習性があって、独り身の人たちがオロローンと魑魅魍魎めいて活発化しており、ええと伴天連の総大将の誕生日を言祝ぐのとてめえがモテないのに何の関係があるのかは知らないが、とにかく恋愛の話に姦しくなっており、そ

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    katokitiz 2012/01/16
    素晴らしい。
  • 悪人は殺していいの? いいに決まってるよ! 俺がそう決めた! 『スーパー!』 - 1953ColdSummer

    スーパー! SUPER 2011/アメリカ R15+ 監督:ジェームズ・ガン  映画館で映画を鑑賞するに際しては、財布をスられたとかでない限り必ずパンフレット、サブカルオシャレ野郎風に言うとプレスを買うようにしておるのだが、シネコン、特にサービス・デイのときなぞは、売り場にちょっとした行列が出来ておったりして、これが中々に居心地が悪い。  イライライラ。列が全然前に進まないなぁ、イライライラ。と、この六文字のオノマトペだけで、わたしがどんな気持ちで列に並んでいるか察していただけようというものだが、その、列が、全然、前に、進まぬ、理由として、やはり最も大きいのは、レジでのやり取りが遅い、トロい、鈍臭い、これに尽きると思われる。  レジの前まで来てからどの映画のパンフレットを買うか考え出す者、不器用な手付きでこれまた不器用に小銭をひとつひとつ取り出し始める者、後ろの行列を考慮することをせず、売

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    katokitiz 2012/01/15
    パキっとした現実に抽象的な「何か」それがコマとコマの間。
  • トップダラー禍津が今年観た映画/2011年ベスト&ワースト+アルファ! - 1953ColdSummer

    はぁい! はぁい! はぁい!(口を半分開けてよだれを垂らしながら挙手)  今日は褌をキリリと締め込んで頑張ったのである。水周りの大清掃、買い出し、社会奉仕のどぶ攫え、ええと、これらを、下人に命じて自分は褌をキリリと締め込んでおっただけで、特にやることも無いので、そもそも何でこんなに周囲がバタバタしておるのかと思考を巡らせてみたところ、これはもう年の瀬が目前に迫ってきておるからであって、年の瀬、年の瀬、『Round ZERO 〜BLADE BRAVE』は相川七瀬、たはっ、おほほっ、と現実を逃避しマスターベーティングスマイル、うすら笑いを顔面に貼り付けたまま、とりあえず挙手してみた次第である。はぁい!    さてこうして挙手した以上、年末ならではの何か有意義なことをしなくてはなるまいね! と、発奮し、鏡を手刀で叩き割るなどしておったのだが、これがどうも虚しく、手も痛いし、泣けてきたのでプレイ

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    katokitiz 2012/01/01
    アンチクライストはいれようかどうしようか迷ったんだよなぁ…
  • 『探偵はBARにいる』 ススキノ探偵物語とファム・ファタール - 1953ColdSummer

    探偵はBARにいる 2011/日 PG12 監督:橋一 原作:東直己『バーにかかってきた電話』 「色は指南の外」なんて言葉があるように、他人の色恋沙汰にワガの首を突っ込んで得をすることなぞ殆ど無く、逆に損をすること、不愉快なこと、あほらしいこと、などにまみれた挙句、貴重な時間と労力を無駄に浪費してしまったという塊根に空虚な人となってしまい、遺書をしたためを揃えて崖からダイブ、南無々々。と、まあそんな人間が居たら遠くから見てみたいものであるが、兎角、他人の好いた好かんに口を出すのは、あまりよろしくない結果をもたらし勝ちなものである。  だが、わたしなりに考えてみると、他人の色恋沙汰なんてものは俯瞰すればするほど面白く、当事者とならん限りはこれ、いにしえより続いてきた最高の「人間コンテンツ」なのではなかろうかと思う。  以前、学生時代に、同期の桜であったゴリ君という人があって、その仇名の

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    katokitiz 2011/10/03
    >ファム・ファタールとしての小雪が最後の最後に観客の涙をカツアゲせしむるというエンターテイメントの王道。
  • クジラをブッ殺して何が悪い! 人間をブッ殺して何が悪い!『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』 - 1953ColdSummer

    1953ColdSummer : クジラをブッ殺して何が悪い! 人間をブッ殺して何が悪い!『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』 レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー  REYKJAVIK WHALE WATCHING MASSACRE 2011/アイスランド R15+ 監督:ユリウス・ケンプ  海洋版『悪魔のいけにえ』との誉れも高い、アイスランドで初めてのスプラッタ映画。  なのだが、捕鯨問題という、何というか、くそややこしい、くそめんどうな、くそポリティカルな背景が大前提としてあるがため、普段からノンポリを貫徹、選挙に行けば投票用紙に「みんな大好き!」と書いて投票することで有名な弊ブログでは、少しく扱い辛い映画ではある。  ということで、捕鯨に関してはなるべく触れずして稿を進めようと思う。  ところで、アイスランドといえば日と比肩する捕鯨大国であるのだね。

  • 『ツリー・オブ・ライフ』 生命樹と家族とイマジネーションの地獄。 - 1953ColdSummer

    ツリー・オブ・ライフ THE TREE OF LIFE 2011/アメリカ G 監督:テレンス・マリック 製作・主演:ブラッド・ピット他  日頃から、映画を観たりを読んだりゲームをしたりといった、浪費という名の時間の使い方をしておったらどうも胃の臓腑の辺りの調子がおかしくなってきたように思える。圧縮されたような感じというか、見えざる手に生掴みにされたような感じというか、苦しさを伴う違和感が胃の辺りを中心に全身に広がってくる。  とは言っても、それはジプシーに呪われたとか、別れた女が藁人形に五寸釘を打ち込んでいるとか、そうした怪力乱神の仕業ではなく、よくよく考えてみれば非常に簡単なからくりで、映画を観る、を読む、ゲームをする、こうした娯楽の最中にあるとき、自分は常に背、背を丸め、そんな姿勢にあるものだから、胃が圧迫されて、そりゃ苦しくもなりますよ、ははは。なので、このようにするのはどう

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    katokitiz 2011/08/15
    本作を語るによく引き合いに出されているが、『2001年宇宙の旅』のノリで家庭内のあれこれを見せられても……>なーんだ、いつものテレンスマリックじゃんか。
  • 人間でいられなくなる過程と愉悦『BUG/バグ』 (2008 / アメリカ 監督 ウィリアム・フリードキン) - 1953ColdSummer

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    katokitiz 2011/07/24
    オーバーアクトだからこそ滑稽にも見えるし、笑えるんだけど、それと同時に怖さと切なさが押し寄せてくるあたり、フリードキンの底意地の悪さを感じる。特にヘリコプターがバリバリバリーからのモーテルの外は究極。
  • 『ゾンビ映画大マガジン』には玉も石も糞も味噌もたくさん載っているよ! - 1953ColdSummer

    別冊映画秘宝 ゾンビ映画大マガジン  編集:伊東美和 出版:洋泉社  『ゾンビ映画大事典』の続編的な内容であり、映画秘宝ムックで一番分厚く、なのにお値段は『ゾンビ映画大事典』の約半分! どうだ、まいったか、この腐れゾンビ野郎! といった具合に、非常にリーズナブルなゾンビ映画ガイド。 『ブレインデッド』や『ショーン・オブ・ザ・デッド』といった新旧の名作から、2002〜2010の年代別に、300作に渡る日リリース作品及び、ええと、名前も聞いたことのないようなクズ面白さが不自由そうな外国の小品までをもを網羅。冒頭に於けるゾンビ座談会から、各種のコラムなど至れり尽くせりの内容。書を一読すれば、酒の席、スピーチの壇上、寿司屋の枡席などに於いて、ゾンビ映画に関する知ったかぶり、じゃなかった、一家言っぷりを発揮することができるであろうと思われる。実際わたしなどは、書を読了した夜から何だか身体が痒

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    katokitiz 2011/07/20
    貶しも含めてとても楽しい本でした。ゾンビ映画好きにとってはバイブルになるかと。ただし、紹介されてるのは2002年以降のゾンビ映画だけど。
  • 『キラー・インサイド・ミー』論理の剣は不条理の殺人に対抗し得るか? - 1953ColdSummer

    キラー・インサイド・ミー THE KILLER INSIDE ME 2011/アメリカ・スウェーデン・イギリス・カナダ R15+ 監督:マイケル・ウィンターボトム 原作:ジム・トンプソン『おれの中の殺し屋』  先ほどから、洗面所の鏡に自分の頭を何度も何度も打ち付けつつ、ロジカル・シンキングというものについて考えている。  と、いうのも、作『キラー・インサイド・ミー』の原作である、『おれの中の殺し屋』の感想で書いた通り、ええと、息をするように殺人をする人というのは創作物上に於いて確かに存在して、しかも狂人の論理からもかけ離れた、要因のよく分からない殺人行為に手を染める輩、という、他人が容喙することこれ困難な造型が『キラー・インサイド・ミー』の主人公ルー・フォードには施されており、それを語る/表すにはまず、論理的思考というものがそもそもどういう手合いのものなのかを定義せねばならんと思ったから

    katokitiz
    katokitiz 2011/07/18
    とても好きな映画。明らかに映像化すると不利になる後半もうまく調理されているし、何よりもこのご時世にこれだけの映画が撮れたことには素直に賛辞を送りたい。
  • ドンキーコングに賭けた青春……青春?『The King of Kong』 - 1953ColdSummer

    The King of Kong  The King of Kong:A Fistful of Quarters 2007/アメリカ <未> 監督:セス・ゴードン  自分のゲーム史を振り返ってみると、まあマリオにドラクエにストⅡといったビッグタイトルから、果てはたけしの挑戦状なんて怪作にまで直撃されており、その時代々々、世相々々が映す児童向けカルチャーに体よく絡め取られておったわけなんですな。ンで、1を聞けば10も20も知りたがるのが餓鬼の好奇心のすごいところで、ドルアーガの塔や源平討魔伝、ギャラガといった、自分が物心つくかつかぬかといった時分のゲームに関してまで耳年増をし、実際にコンシューマ機にてプレイする機会あらば、「ゲームは1日1時間」……? おい高橋ふざけるんじゃねえっ、ゲームは1日1時間以上に決まっているだろうと、どっかと腰を据え、我を忘れてゲームにのめり込んでいたものである。そ