UIE Japanが渋谷の新オフィスに移動した(参照)。ビジネスも順調に伸び、人も増えて来たのでこれまでの富ヶ谷のオフィスでは手狭になったのである。 UIE JapanはUIEvolutionがスクエニの子会社だった時に作った法人だが、当初はまともな売り上げもなく、親会社との「共同プロジェクト」を細々とこなすだけのなさけない組織であったが、今や日本法人単体だけできちんと採算が取れるところまで成長しており、とても頼もしい限りだ。 転機が訪れたのは2007年のスクエニでの取締役会議。赤字続きの子会社であったUIEvolution/UIE Japanをスクエニの外部取締役であった成毛氏がするどく批判。それがきっかけとなり、私のスクエニからの辞任、MBOによるスピンアウト、大量レイオフ、と一時は存続が危ぶまれるまでに追いつめられたが、逆に独立したことが社員のインセンティブとなり、V字回復が実現した
Steve Jobsの引退が正式に決まったそうだ(参照)。これからは会長として新CEOのTim Cookをサポートする役に回るとのこと。 Steve Jobsの功績はいくつもあるが、特に注目すべきは、次の三つ。 一つ目は、iPod/iPhone/iPadというすばらしい商品を作り出し、多くの人たちのライフスタイルを大きく変えたこと。Jobsの徹底的なまでのこだわりとリーダーシップがなければ、あれだけの完成度の商品は作れなかっただろう。 二つ目は、違法コピーで悩んでいた音楽業界を説得し、オンラインで音楽を売るという新しいビジネスモデルを成立させたこと。これはJobsの現実歪曲空間とまで呼ばれる交渉力のたまもの。 三つ目は、倒産寸前だった会社をライバルのMicrosoftから資金を引き出すというウルトラCで救済した後、全米一の株価総額を持つまでの株主価値を生み出した事。 このうちどの一つを達成
最近日本のスタートアップが活気づいている。学生を含め、 多くの若者が会社を立ち上げ、明日のザッカバーグの夢を見ている。 (その夢の姿は往々にして『ソーシャル・ネットワーク』そのままだ。) だがきっとその夢は一生叶うことはない。残念ながら。 グレアムの言葉にしたがって楽天家を演じている日本人起業家の皆さんは 私に向かってこう言うだろう。「どうして君はそんなこと言うんだ? 俺たちは世界を変えるんだ。大変かもしれないがそれは不可能ではない。Facebookを見ろ。」 オーケー、オーケー、確かに起業家は世界を変える力を持つ。それはすばらしいことだ。 だがそもそもあなた方は起業家なのか?ザッカバーグなのか? 自問してみよう。残念ながら違うことに気づく筈だ。あんた方はただの”タレント”だ。 日本のスタートアップ環境は極めて特殊である。 そもそもスタートアップと言って良いのかさえ分からない。 それはこう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く