北朝鮮で「堆肥戦闘」――つまりは肥料づくりのための人糞集めで「パニック」が生じていることについては、本欄でも紹介した。国の経済・農業政策によってできたツケを国民が払わされている形だが、ただでさえ地獄の苦しみを味わっている人々に、追い打ちをかけるようにさらなる災いが降りかかっている。 (参考記事:北朝鮮国民の腸を「寄生虫だらけ」にする人糞集めでパニック発生) 北朝鮮のデイリーNK内部情報筋は、堆肥戦闘のために3月まで忙しすぎる日々が続くと嘆く。 「家にいる暇がないほどだ。人糞を集めて、生きていくために市場で商売して、『新年の辞』の学習までしなければならない。休みたくても休めない」(情報筋) 1週間のうち3日は人糞集めに当て、学習会、講演会、政治集会に2回参加し、その合間を縫って市場に出かけて商売をするという日々だ。人糞集めの1人あたりのノルマは年々増え、1.2トンから1.5トンにも達する。
![過酷な「人糞集め」に苦しむ北朝鮮国民を襲うもうひとつの災い(高英起) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/610d77faa26ccc527df240f1963246e0238bb025/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fkohyoungki%2F00080639%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)